稼いだ金全部使うウーマン

賃金を燃やした炎で不確かな足元を照らす日々

寺と美食と微笑みの国 タイバンコク旅記録(前編)

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4泊5日で丸4年ぶりとなる海外旅行をしてきました。久々の海外に不安もあったのですが、本当に楽しい日々で大満足!このブログでまた海外記録を残せる日が帰ってきたんだなー!と嬉しい気持ちになりつつ、前後編でまとめます。

行き先はタイのバンコク

海外渡航のハードルがだいぶ低くなってきてからも何だか海外旅行には腰の重い日々でした。パスポート期限が切れているので新規取得しなくちゃいけないのが面倒だったのと、コロナ禍を経て海外旅行の経験値がゼロに戻ったので必要以上にハードルが高く感じるようになってしまっていたのかも。私はすごく臆病な気質で、慣れてない場所に行くのが苦手なのだ。

しかし、周囲の友達ズもかなり海外旅行に行き始めた今年の春頃から、少しずつ海外旅行欲が戻ってきたのを感じてもいました。

そんな時、来年の年明けにエジプト旅行を控える母から「海外旅行のリハビリをしたいから近場のアジアに行こうよ!」とお誘いをもらい母となら気楽だし、この機会に私もリハビリをしよ!となり今回の旅行決行となった次第です。長い前置きだね。

行き先は、母のリクエストによりタイ。チェンマイにも惹かれたんですが、2人ともタイ初訪問だったので手堅くバンコクに3泊となりました。母娘旅ではいつものことながら、基本的に全ては私がセッティング担当。チケット手配からお店の予約、旅程固めまでこちらがリード。しかしその代わりホテル代や現地での食費を出していただけるのだ、感謝すぎる。

母からは「お寺を見て、美味しいものをたくさん食べたい」というふわっとしたリクエストを拝受していた為、それを受けて各種雑誌やSNSなどを見てプランニング。旅程立てるのってマジで時間泥棒で、気づいたら平気で1時間とかたっててウケました。旅って、1人で行く時、友達と行く時、母と行く時、夫と行く時と全てプランの仕方が違うのが面白いなと思う。

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↑気になる所を端からピン立てし、最終的にようわからんことになったGoogleマップ

初日

出国

例年仕事がひと段落しているはずの11月後半にセットしたのに、まさかのイレギュラー続きで仕事がスーパー繁忙期となり出発までは息も絶え絶えに仕事をしまくることとなりました。最後らへんはもはや意識を朦朧とさせながら働いていた…。

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羽田空港から日曜0時10分発のJAL便で出発。

久々の国際線出発ターミナルにワクワク!どこもめっちゃ混んでいたのと、そこらじゅうに大谷投手のコスデコ広告があったのが印象深い。免税で買い替え時を狙っていたクレドのレオスールデクラを買って、そのほかは特に見ずラウンジでのんびり。

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↑夜の滑走路、アガるね〜

ラウンジ、22時ごろまでは混んでましたがそれ以降はかなり人も少なくなってました。

搭乗ゲート前で母とは一旦お別れ。彼女はビジネス、私は当然のエコノミーでございます。稼ぎの違いがここに出る。

バンコクへのフライトは大体7時間程。トイレに立つ以外はひたすら寝るに努める。私は機内では寝る派です。閉所が苦手なので意識をなくしておくに限る。今回は朝の機内食も事前にパス申請をしてひたすらに寝た。

入国

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定刻通り、朝5時40分頃バンコクスワンナプーム国際空港に到着しました。めちゃ広い!!イミグレがめちゃくちゃ混むと聞いていたのでビビっていたですが、早朝だったからか全然スムーズで20分もかからなかった気がします。

ターンテーブルで母と合流し、荷物をピックしてからは空港地下一階で両替した後grabでホテルへ一直線。日曜朝だったので渋滞もなく、30分ほどでホテル着でした。早朝便ってあまり使ってなかったんですが、明るいうちに着くのっていいな~と思った。知らない土地に夜着くと過剰に不安感を感じたりするけど、明るいとそれだけでなんか安心感がある。

 

宿泊はザ・ペニンシュラバンコク

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今回のお宿はペニンシュラです。バンコクは各種ラグジュアリーホテルが軒を連ねていますが、立地と口コミ、価格のバランスが1番いいねということでこちらに。そしてそれは結果、大成功であった!!!今回の旅でペニンシュラのこと大好きになりました。(母は今後海外ではペニンシュラ系列に決めるわとも言っていた)

豪華さはもちろんのこと、接客がすごく良くて、みんな親切だし臨機応変。丁寧だけど仰々しくもない距離感で、困った時はいつでも助けてくれる心強さでした。特別リスクのあることをしなくても、なんと無く常に気を張るのが海外旅。いつでもセーフティだと安心できる拠点があるのってとてもありがたいよな〜

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ペニンシュラ印のトゥクトゥクが可愛い。


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↑館内にいるエレファントパレードのオブジェ。ちゃんとペニンシュラの制服着てる〜!右のは目がパキっててやや怖いのもまた一興。

まさかのアップグレード

ホテルには朝7時過ぎごろに到着したんですが、予約した部屋はまだ準備中。朝食を食べつつ待ってようかと話していると、スイートならすぐにご用意できるので見ませんかとルームツアーに誘われました。


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リビングからも、ベッドルームからも(そしてトイレからも)チャオプラヤー川が見渡せます。光が燦々と入って明るいよ〜

もともと予約していた部屋もリバービューでしたが、この部屋を母が気に入りまさかのスイート泊に。(もちろん追加料金ですが、通常に予約するよりかなりお得な値段だったのでヨシとのこと。あたくし棚ぼたすぎ)

この部屋、我が家の倍くらいのサイズ感だったので思わぬラグジュアリー体験にhappy&happy。ありがとうお母さま~♡


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スイート泊は朝食が一回無料になるのと、ウェルカムドリンクはもちろんスイーツやフルーツも日替わりで毎日届けられるのが嬉しい。

スイーツやフルーツは夕飯食べすぎた翌日の朝ごはんなどに流用しました。助かる。

モーニングブッフェで盛り盛り果物朝ごはん

シャワーを浴びて、まずは腹ごなしにホテルのブッフェへ。写真撮り忘れてますが、川沿いで明るい気持ちのいいテラスだった。

ブッフェは種類も豊富で味も安定。今回の旅は朝ごはんがいまいち決めきれていなかったので、困ったらここにすればいいやと思えて安心したな。


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この日は飲茶や中華麺をメインに食べた後、ひたすらフルーツを食べまくりました。


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マンゴー、スイカ、メロンにパパイヤ。どれも完璧な熟し方をしている…美味い…。南国は果物が美味しいのが嬉しいよなぁ〜

ワット・ポーで涅槃仏を見る

お腹いっぱい食べた後は部屋で簡単に身支度を整えて、10時すぎに観光へ出発。

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ペニンシュラボート。緑に白いラインが映えてシックで可愛い!

ペニンシュラ宿泊者用のボートでサトーン船着場まで送ってもらい、そこからは観光船で目当てのワット・ポー最寄りのRajinee駅へ。ここら辺まだすごい緊張していて街や船の写真を全然撮っていないな。

船を降りてからは徒歩10分ほどでワット・ポーへ到着。ワット・ポーはラーマ1世が建て、ラーマ3世の代に大改修が行われた王宮寺院。タイ古式マッサージの総本山(?)であり、全長46メートルの巨大な涅槃仏が有名なタイ屈指の観光名所の一つです。

どーんと横たわる仏像は各種媒体で見たことがあったので、どれどれ〜くらいの気持ちで見に行ったら

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でっ

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でか。

想像の倍デカくて思わず沸いちまいました。絵画などではデカい作品が好きなんですが、仏像がでかいのもいいね!!!

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しかし横にデカいって新鮮だな。

デカすぎて全景を映すのは諦めました。


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足の裏。仏教世界108の図が描かれています。螺鈿の細工の美しいことよ…
この旅で他にもいくつか仏閣を見ましたが、私はここが1番心に残りました。初めに行ったからもあるかもだけど、仏陀をより近しく感じられる親しみやすさみたいなのがあった気がして。


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涅槃仏以外にも、三十三間堂的なたくさんの仏像が並んだエリアなどもありました。数を見ていくうちに仏像たちのこの手をこちらに向けてるポーズ(なんて言うんだ?)がだんだんハイタッチ待ちみたいに感じてきて「接触ファンサか?」みたいな気持ちになっちゃった。(もちろんお触りNGです)

ワット・プラ・ケオで豪華装飾に圧倒

ワット・ポーを見た後、徒歩で王宮へ。

徒歩15分もかからない距離なんですが、王宮周辺はとにかく人も車も多い上とんでもない暑さでとても通しでは歩けないよ~となり休憩をはさむことに。

いくつかチェックしていたカフェもあったんですが「どこでもいいから少しでも早くエアコンがある店で冷たいものを飲ませてくれ…」となり、ちょうど入れそうだったThe Gateというカフェで小休憩。

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アイスコーヒーとタイティ。体に冷たさが染み渡る〜。味は普通で、値段設定はやや高めかな?って感じ。でもエアコン効いてるし綺麗なトイレもあって助かった…!

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クーラーチャージで少し回復した後、10分ほど歩いて王宮へ

敷地はかなり広大で、整備されていて綺麗。入館料にクレジット使えたのここだけだった気がします。とにかく人が多い。

まずは有名なワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)へ。ラーマ一世の時代に護国寺として建てられ、国内で最も格式の高い寺院であるワット・プラ・ケオ。


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豪華絢爛すぎて笑った

贅ッッッて感じがする…!どこもかしこも装飾だらけで圧倒されてしまった。


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黄金×スパンコール×太陽=無限パワー

建物全体が光り輝くようでものすごいパワーを放っていました。豪華絢爛なんだけど、決して嫌らしくないというか、成金趣味ではないところがすごい。ここまで光らせると普通はもう少し嫌らしくなりそうなもんなのに不思議だ。


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本殿(?)はもちろん、そこかしこの装飾を見るのも楽しい。動物モチーフはドリーミーな雰囲気の残るものが多くて見つけると嬉しくなっちゃう。


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動物モチーフの他にも、供えられているお花が素敵。日本の仏花とは違う華やかさがあるなぁ〜!タイではこういう寺院はもちろんのこと、街角のどんな小さなお堂にもちゃんと綺麗な生花が供えてあって「信仰が市井に溢れた国だなぁ」と感じ入ってしまいました。

この後も王宮の外観を見たり、衛兵交代を見たりしたんですが暑すぎて写真を撮る元気はなかった。そういう日もある。

日差しもピークを迎え、体力気力ともにチャージ切れを起こした我々はサクッと王宮を離脱。grabでサイアムエリアへ移動し腹ごなし&ショッピングをすることに。

ソンブーンシーフードで蟹カレー

サイアムエリアには、サイアムセンター・スクエア・ディスカバリーと巨大ショッピングセンターが三つも隣接しており買い物に便利。grabで20分ほど走ってまずはサイアムスクエアに到着。

夕ご飯にはまだ早い時間でしたが、お腹ぺこぺこだったので早めの夜ご飯にソンブーンシーフードへ。16時になるかならないか位だったので店内ガラガラでした。

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名物のプーパッポンカリー(カニと卵のカレー風味の炒め物)をオーダー。殻付きの方が映えますが、食べやすさ重視で殻なしチョイス。

プーパッポンカリー好きだけど日本ではなかなか食べるタイミングがないので嬉しい。こっくりした卵とカニのコクがたまらん。白米も別オーダーしたので米に乗せてガンガン喰らう!!かなりまろっとした味わいなので、青唐辛子ソースで味変させても良し。


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他にも空芯菜炒めと鶏肉とカシューナッツ炒めをオーダー。カシューナッツ炒めが物凄いボケ味で「海外の飯だ…!」と思った。

無心で食べまくった結果、2人して満腹のサインを見逃しふとした瞬間「ゲップすることすら苦しい」状態に。カシューナッツ炒めは頼まなくてよかったな…この海外の飯の量コントロールミス、久々で嬉しみすらあった(苦しかったが)

ICON CRAFTでタイ雑貨を見繕う

満腹の腹を抱えつつ、サイアムディスカバリーに移動。タイ産の良質アイテムが揃うICON CRAFTでタイ雑貨をザッピング。タイデザイナーズブランドのアイテムが多く取り揃えられていて、見ていて楽しかったな~。刺繍のアイロンワッペンがめちゃくちゃ可愛くてグッと来たんですが、使う所ないしと理性を働かせて断念。

結局、ひとりっPがピックアップしてて気になっていたプラバッグを購入。柄やサイズも豊富で悩みまくった結果カオニャオマムアン柄をチョイス。グリーン×イエローの配色がかわいい〜!マチもあるので、ピクニック行くときとかにサブバックにしよう。

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SEPHORAで海外コスメをザッピング

サイアムセンターにデカめのSEPHORAがあったので、そちらもさらっとザッピング。

今回はなんだかカラーアイテム欲が燃えず、日本未上陸で気になっていたOLAPLEXのボーディングオイルとSEPHORAオリジナルのシートマスクを何枚か確保してFin

来るまではrare beautyやFENTY beautyとか買いたいな~と思っていたんですがなんだかテンションが上がり切らず。個人的にカラーアイテムは元気がないと選べないことが多い。今回は多分眠かったんだと思います。ただ、SEPHORAのショップ店員さんの強めメイク見るのが好きなので、そこは楽しかった。みんなイケてて可愛い。

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↑SEPHORA購入品。シートマスクはビタミン縛りにしてみました。使うの楽しみ~

ホテルに戻って即爆睡

18時頃には完璧にパワー切れとなったので、買い物は切り上げてホテルへ帰還。このあと少し歩いたエリアにあるイカした器屋さんなどにも行くつもりでしたが、海外旅行ではあんまり無茶したくない派なのでサクっと予定変更。疲れてると注意散漫になるのが怖いので…。

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ホテルに戻ると、部屋からキラキラ輝くバンコクの夜景が見えてハッピー。この日はたくさんディナークルーズが出ていたようで、色んな色の灯をともした船が行ったり来たりしていて飽きずに眺められる楽しさでした。

ゆっくりお風呂に入って、いったん休憩~ぐらいの気持ちでベッドに横たわったが最後、気づいたら朝。気絶睡眠すぎ。思えば土曜朝から一度も横になってなかったわけなので疲れてたんだな~と実感。旅は体力。

 

2日目

たっぷり寝たら体力完全回復!天気も引き続き爆快晴です。

この日は前日のプーパッポンカリー爆食が後を引きあんまりお腹がすいていなかったので、昨日届けてくれていたサービスのクロワッサンやマカロンなどをつまんで腹ごなし。


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例のごとくペニンシュラボートで対岸のリバーシティまで運んでもらい、今日はチャイナタウン周辺を散策です。


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結構ローカルなエリアを突っ切るので、活気はありつつ平日午前ののんびりした雰囲気が情緒あって歩いていて楽しかった(相変わらずものすごく暑いが)ふとしたところにあるウォールアートを見つけるのも楽しい。

ワット・トライミットで黄金に照らされる

徒歩15分くらいでワット・トライミット(黄金仏寺院)に到着。

結構傾斜が急な階段の上に本堂があり、中には黄金の仏陀が鎮座しているとのこと。ここも有名スポットなのでスタンプラリーぐらいの気持ちで訪問したんですが、昨日と同様ここも実物はすごかった。

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お、


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お、

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黄金だーーッ(紅だーッ)

この黄金仏は、50年代に廃寺の取り壊しの際に発見されたもので、もともとは漆喰で覆われていたそう。それが取り壊し工事の際に落下して漆喰が割れ、中からこの黄金仏が現れたという仰天エピソードがあるらしい。ドラマティックすぎる。第一発見者ビビっただろうな~~~!!


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黄金仏に負けじと周囲の装飾も華やか。臙脂と金の組み合わせってロイヤルで素敵だ。キラキラだけどいやらしくないのは昨日のワット・プラ・ケオ同様。

黄金仏の前には座ってお祈りできるカーペットが引いてあり、熱心にお祈りしてる方もたくさんいました。私たちは少し離れた場所から合掌。基本はタイの皆様の祈りを聞いていただき、わたくしどもの祈りは余力があればでいいんで…

昨日のワット・ポーやワット・プラ・ケオもそうだったけど、ド観光地でありつつも、市井の人々の信仰の拠り所でもある共生感がすごく素敵だなぁと思いました。私は特定の宗教を持っていませんが、なんだか厳かな気持ちにさせてくれる力があるね。


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本堂の横には金色の小さな鐘が連なっていて、手で撫でていくとリンリン音が鳴って素敵。マニ車的なものなのかな?

以前モンゴルでマニ車について「文字が読めなかったり喋らない人も真言を唱えられるようにあるんだよ」と教えてもらってから、平等だな~ってマニ車が好きなのでこれもそういう類のものだといいな~(こんなこと言っといて全然違ったらウケちゃう)

ここはかなり高い位置にあるので、風が吹くと気持ちよかった(変わらず暑いけど)。仏閣寺院が高い場所にあるの好きです、町を見守ってくれている感じがする。

爆イケカフェCitizen Tea Canteen

黄金を堪能した後は、お決まりの休憩タイム。

ワット・トライミットから徒歩10分ほどにあるタイティカフェCitizen Tea Canteenへ。

ここ是非行きたいと思っていたので嬉しい~!

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すこし入り組んだところにありますが、外観からして「イケ」力が強くてすぐわかる。

ELLEか何かの記事で見て気になっていたんですが、想像にたがわぬ魅力的な店内!

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↑どこ撮っても可愛い!!

オレンジと黄色を基調にした店内は、ポップだけどケバさはない洗練された空間。

しっかり空調も効いていて、テイクアウトもイートインも可能(トイレも貸してくれます。神。)平日の昼前だったからか、着いた頃はお客さんは私たちだけ。素敵な店内を堪能すべくイートインでタイティを2種オーダー。茶葉の種類も豊富で、茶葉の見本が置いてあるので香りをかぎ比べて選べました。私たちは今回No1とNo4を選択(確か)

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カップかわい~~~~!お茶もかなりのハイクオリティです。

甘さはありつつもクドくないし、甘さの後に茶葉の香りがしっかり鼻に抜ける感じが嬉しい。値段は150TBなので少し高めですが、トータルの満足度を考えればアリよりのアリ!!ホテルの近所にあったらもう一度行きたかった!!茶葉も買えます。


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ドリンクを運んでくるときに使われているこのお盆(?)が可愛くて…。サイズ違いもあって販売していたんですが、使いどころなさすぎる…と断念。

他にも激可愛いカゴバックもあって、これは母と私二人して「勿論それぞれ一つずつ買います(ビックスマイル)」となったものの、無念現金ONLYのため手持ちが足りず断念。ひとつ3000TBと聞いて絶対クレジットOKだ!と思っただけに悔しいよ~~~!!!日本でもなかなか見ないレベルで洒落てたんだよ~欲しかった…。私たちの少し後に入ってきたフランス人らしきレディ二人も大興奮で茶葉各種を買おうとして、クレジットが使えず断念していました。仲間。

クレジットOKにした方が絶対店の売上は伸びるのに…!と悔しい気持ちもありつつ、でもお店は手数料とかいろいろあるもんな…文句は言うまい…ッ

ウェアハウス30周辺を散策

イケカフェで元気チャージした後は、またまた徒歩でウェアハウス30を覗きに。

使われていなかった倉庫をリノベしてお洒落に生まれ変わったコミニティアートセンター。台湾にも上海にもこういう倉庫リノベイケエリアってあるよな~


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アンティークショップなどをさらっと冷やかしたのち、トイレを借りて退散(そこかしこでトイレ借りすぎでは?と思うかもしれないが、暑すぎて水分をめちゃくちゃとるのでトイレが近くなるのだ。あと旅では奇麗なトイレは一期一会。行けるときに行くのが吉なのだ)

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猫ちゃん寝ててきゃわでした。暑いよね~~


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ポルトガル大使館の壁にあるウォールアート、イケてた。掘り出したような緩急がテクスチャになっててクールです。ポルトガル人アーティストのアレクサンドル・ファルトの作品だそう。大使館の壁にグラフィティアートがあるってなんかいいな~。

リバーシティのカフェViva Aviv The Riverでホテルの船が来るまでのんびり待機。


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↑リゾート感のある店内。麦わら帽子の飾りが可愛い。

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↑マンゴーのスムージーを頂きました。冷たくて甘い飲み物を無限に欲してしまう。

30分ほどたっても船が来ないので「もしや…リバーシティへは定期的に巡回してないのか!?」と気づき、すぐそばのSi Phrara Ferry Pierからローカル船で対岸まで。運賃5TBという驚異のコスト。ローカル船はイマイチルートがつかめなくてあまり活用しなかったんだけど、うまく使えばめちゃくちゃお得に移動できるだろうな~。

ICON SIAMの水上マーケット

対岸に渡ったのち、5分ほど歩いてICON SIAMへ。

ICON SIAMは2018年に開業したタイ最大規模の複合施設で、とにかくデカいしなんでもある。1階には何百もの屋台が連なる水上マーケットがあって、屋台ご飯を気楽に楽しむのに最適。冷房完備だしトイレの心配もないし、お腹弱い民の観光客には安心。


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建物内なのに水路が走っているような作りになっていて、雰囲気あります。漂白された旅情って感じで苦手な人もいるかもしれないが、私は大歓迎です。

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目についたお店で、パッタイと串焼きを購入。美味しかった~~!パッタイ大好き。

色々魅力的なフードがたくさんあったものの、この後18時から予約している夜ご飯がかなりしっかりしたコースなので軽く済ませます。我慢できる大人。

その後はICONSIAM内のICON CRAFTを見てお土産のあたりをつけるなどした後、翌日の朝ごはん用に菓子パンをいくつか買ってホテルへ帰還。

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↑買って来たパンは元々フルーツの入っていたケースにセット。かわいい♡

 

タイの叡智「R-HAAN」を食う

部屋で一時間ほどのんびりしてから、本日のメインスポットの一つ、レストラン「R-HAAN」に出発。予約は18時からで普通だったら車で25分くらいの距離なんですが、ホテルのコンシェルジュさんが「渋滞がひどいので、一時間前には出た方がいいよ」とアドバイスしてくれたのもあり、かなり余裕をもって17時には部屋を出発。しかしGrabがなかなか見つからず15分くらいロス。その後もばっちり渋滞にはまって一時間以上かかりやや遅刻しての到着となった。バンコク、渋滞がヤバいと聞いてはいたけど想像以上だったな~~。(車中で「めっちゃ道混んでて遅れます。ごめん」みたいな内容のメールを送ったら即レスで「よくある☺気にせずゆっくりきて、またあとでね」みたいな優しい返事が来て好き…♡ってなりました。)

さて、今回の旅のメイン食事となる「R-HAAN」

APEC首脳会議などでもメインシェフを務めたタイの著名シェフがやっているレストランで、宮廷料理と地方料理のエッセンスを取り入れた正統派タイ料理をいただけるそう。雑誌CREAで見て母から「ここ行きたい!」とリクエストを受けていたのだ。日本からメールで予約できるので安心。(その予約メールの先方の名乗りが「私共タイの叡智、R-HAAN」なのがなんか誇り高くてウケるので私たちは道中常に「タイの叡智」と呼んでいました。)

結構前に予約していたからかわかりませんが、個室に通してもらえたのでのんびーりタイの叡智を堪能できました。日本から行きますと伝えていたので、ちゃんと日本語メニューも用意されていた。心配り〜!

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タイを模したマークの上に、その地方独自の食材を使った美しい前菜が盛られたアミューズボックスから始まる全18品のシグネチャーコース。


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「王様の恵みの雨」「6月の雨」「大雨」「豪雨」など、前菜の名前も詩的で素敵。どれもすごく端正で、しっかりスパイスが効いてるのにギトギトしてない上品な味付けでした。

メインは5種から3種を選び、ライスと一緒に食べるサムラブ(定食)方式。

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蟹の身の甲羅揚げや南部風カレー、猪のカルダモン炒め。ご飯と一緒に食べるスタイルが気楽で楽しい。


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その場でサイフォンで仕上げるパフォーマンスのあるトムヤムクンは母も私もオーダー。初めは淡白な味に感じるものの、その後ガッッとうまみと辛味が襲ってくる奥行きのある味。なにこれ美味〜と思ってガンガン食べてたらある瞬間から脳が沸騰するほど辛さに襲われてしばし機能停止してしまった。あれなんだったんだろう…怖かった…脳が辛みの処理に追いついてなかったんか…??

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最後のデザートプレートまでバッチリ美味しい。各種供されるお皿も美しく、大満足のコースでした。接客も丁重で、だからと言って肩肘張る感じも無くて居心地が良かった〜!

6時半ごろに始まって、なんだかんだで店を出るのは22時前でした。のんびり食べたなぁ〜!満腹のお腹を抱えて、渋滞の解消した道をgrabでぶっ飛ばしてホテルへ帰宅しました。

この日はタイの屋台メシ〜高級コースまでタイの食のHiGH&LOWを楽しめた感じがして大満足だったな〜!

後編に続く

一日一寺&美食&買い物をテーマにしたバンコク旅も折り返し。こんなに楽しんだのに後2日もあるのか…最高〜!となりつつ就寝しました。

 

 

 

2023年8‐9月 エンタメ消費

10月になってしまいました。今年もあと3か月ってこと…?怖すぎる。

毎年夏休みを終えた後から年末までの速度にビビってしまうなぁと思いつつ、過ぎ去りし真夏に摂取したエンタメ各種の覚書です。

ここ最近、エンタメ記録(&食記録の一部)をスレッズに移行しており、そこからそのまま転載してる部分も多々。

 

 

 

書籍

 

「その名を暴け #Me Tooに火をつけたジャーナリストたちの戦い」(著)ジョディ・カンター/ミーガン・トゥーイー

映画SHE SAIDの原作本。映画では描かれなかった告発者たちの対話が追加されていると聞いて読んだ。
結構ボリュームのある本だけど、情報が整理されていて頭に入ってきやすいのでどんどん読めた。変に情緒的でもないし、事実を淡々と積み上げていく感じがより現実感のある説得力に繋がってると思う。
映画以上にワインスタイン陣営の報道への妨害行為に関して描写されてるのでこんな露骨なことするんだ…と改めて空恐ろしくなったし、加害者は性暴力に対して自覚的だったんじゃんと思って余計に胸糞が悪いなと思った。(無自覚だったらいいと言う話ではもちろんない)
告発者の躊躇いや、その後の人生への影響もきちんと書かれていて改めてそのハードルを超えて声を上げた人への尊敬の念が深まる。
最終章の告発者たちの対話もすごく良かった。映画ウーマントーキングを見た時にも感じたけど、安全な環境でお互いの想いや辛さを忌憚なく開示することで与えられる変化や癒しってあるなぁと思う。

 

「明日、私は誰かのカノジョ」(12)~(15) (著)をのひなお

最終回間近(?)と何かの広告で見て、読んでいなかった分をまとめて読みました。第6章のエミー編は、老いと自尊心の在り方、それらの受け止め方をすごく巧みに書いているなと感じ入ってしまった。現在も続く最終章はただひたすら「若人たち幸せになってくれ…」と願うような気持でページをめくっている。登場人物みんな自分や周囲の誰かにどこか似ていて他人事とは思えないリアリティがあるんだよな…

どんな終わりを迎えるかはわかりませんが、今後も追っかけていきたい。

 

清少納言を求めて、フィンランドから京都へ」(著)ミア・カンキマキ

去年の暮れに買ったのに中断しまくって結果読み終えるのに結局一年近くかけてしまった…!
枕草子に魅了された38歳の作者が、仕事を一時離脱しセイこと清少納言をより深く知るために単身京都へ滞在する一年を描いたエッセイ。
作者が本当に清少納言を愛してる、というか大切な相棒と思ってることが伝わってくるので読んでて楽しい。作中には枕草子の抜粋が沢山あるので、エッセイを読みながら改めて清少納言のよさを再体験出来るところも良かった。作者が最後に辿り着いた清少納言の姿もとっても素敵で解釈一致。
一つの物語や作者を読み解く時、その作品や作者だけを調べるのではなくその国の文化や人間関係を含めた背景を理解することがどれだけ大切なのかを感じさせられるな、こう書くとなんか大仰に聞こえるけど、筆致はすごく素直で気取ってなくて感じがいい。
こんな風に何かを深く知ろうとしたこと無いなぁと圧倒される気分になるし、自分も何かしてみたいなと思わせる力もある本だった。
桜の季節の京都で「もののあはれ」を咀嚼していく章が好きだった。

 

「エタンプの預言者」(著)アベル・カンタン

リベラルでインテリ(を自認する)の65歳元大学教授が自作が文化の盗用だと批判されネットで大炎上するというあらすじからめちゃオモロと思って読んだ。
主人公のジャン・ロスコフの一人称なので、説明的だったり回りくどかったりするテンポに慣れるまで読み進めにくかったけど、炎上したあたりからあまりにもやることなすこと悪手なので「どこまで堕ちるのか見せてっ!」みたいな意地悪な気持ちに突き動かされてどんどん引きこまれた。
しかし(多分意図的になんだけど)かなり解像度の高い駄目オジ描写なので折々で「キッッッショ」とドン引きながら読むので疲れる。(特にこんまりのところ。思わず悲鳴を上げてしまうキショさ)
そしてロスコフはキショいんだけど、自分自身もどんどん出てくる新しい価値観とか規範に追いつけなくて「こないだまで無邪気にやってたことがそもそもアウトだった」という事実にぎゃー!となることも多いので、完璧に高みから笑ってもいられない当事者感もあったな。自省を促す系読書であった。
ネット炎上の暴力性もきちんと描いていて「どこか、高みにいる誰かに、もてあそばれているみたいだ」という描写は的を得てるなぁと思った。

 

 

「ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」(著)尾羊英/中村颯希/ゆき哉

あとり氏に教えてもらって読みました。絵もかわいいしキャラもかわいくて、ガールズムービーを見ているような気分で楽しく読んだ。

最近の少女小説系の後宮ものって皇帝をめぐってドロドロというより女同士の巨大感情合戦になってる感じでとても良いな。

 

「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」(著)小野寺拓也/田野大輔

インターネットに蔓延る害悪逆張り主張を一つひとつ丁寧に潰していってくれて分かりやすくありがたい。
毎度、ナチスの政策で「現代の視点で見て良いことだと評価されうる要素」を明記してから、じゃあそれって本当に効果があったのか?その政策を実施しようとした背景にそもそもファシズム的な選民思想と差別構造があったんじゃないのという振り返りをしてくれるので内容を整理しながら納得感を持って読み進められてすごく良かった。
専門家が厨二病言説をマジレスで全て説明してくれるのありがてぇ〜と思いながら読んでたんだけど、後書きで「専門家は一部の反発を覚悟しながらも粘り強く専門知識を伝える努力をすべき」とあってその点をかなり意識的に作った本なんだと感じて凄く好感を持った。
『Qを追う 陰謀論集団の正体(藤原学思)』にも、こういう逆張り主張を鼻で笑って放置しておくことの危険性が書かれていたのを思い出したな、自分もちゃんとマジレスし続けていきたいと思わされた。

 

「掌の読書会-柚木麻子と読む 林芙美子」(著)林芙美子(編)柚木麻子

放浪記の人だよねってぐらいの知識しかなかった林芙美子、ちゃんと読んだのは初めて。短編とエッセイが12篇選られていて、どれも生きていてふと感じるよるべなさとか、でも生活は続いていくしぜいぜいでやってくしかないわなという生活者の一種の開き直りというかそういう感覚をものすごく腹落ちする言葉で書いてる。本を読んでてグッときた描写をメモする癖があるんだけど今回はその手が止まらなかった。
読んでて、この作者…好き…と思うというか、わかるよ!!あんたのこの感覚わかるよ!って言いたくなるというか。ファンが「おフミさん」って呼ぶのわかるなぁ。
そしてどれも書かれたのが1930〜50年代とかなのが信じられないほど今っぽさがある。恋愛対象は男だし恋愛気質だけど腹の底では男への不信感がある感じとか、同性へのウェットじゃない連帯感とか。これは選者の柚木麻子の腕によるところなのかもしれないけどとにかく好きな短編集だった!特に「寿司」と「運命」が好きだ〜

 

「深く、しっかり息をして」(著)川上未映子

12年間のエッセイまとめ集なので、読みながら掲載当時の空気感を思い出したり、この当時から何も変わってねえ〜〜って思ったり、ゆうて社会の空気がこの頃とは全然違うなと思ったりとか干支一回りを揺蕩うみたいに楽しめた。

川上未映子の他者(特に女性)に対するハグするみたいな優しい眼差しが好きだなぁというのを再確認した。なんというか人間を愛する人だよなって思う。

 

山内マリコの美術館は一人で行く派展」(著)山内マリコ

山内マリコはエッセイから入ったのもあって、なんとなく自分にとっては「少し年上の仲良くなりたい素敵なお姉さん」みたいな意識がある。(川上未映子とか松田青子も同じ括りにいる)

そんな人が自分が今1番熱を上げている遊び(?)たる美術館巡りについて一冊まとめてある本があると知ってめちゃテン上げして読んだしてとても楽しかった。教養としてではなく、楽しい趣味の一つとして美術館を巡っている姿が好きだし、私もこんなふうにずっと楽しんでいきたいな〜と思った。フェミニズムをダウンロードした途端楽しく消費出来なくなる作品や作者がいるところ分かりすぎる〜〜。

 

映像

 

映画「SHE SAID その名を暴け」

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すごく面白かった!
小さなところからどんどん証拠を積み上げていく様はハラハラしつつテンポよくまとまっていて見やすかった。(この事件やmetooムーブメントへの最低限の知識がないとポカンかもだけど)
スポットライト世紀のスクープを見た時も思ったけど、誠実なジャーナリストたちがどれだけ地道な工程を積み上げて報道をしてるんだということに改めて気付かされるし尊敬の気持ちを抱く。
あと、被害者たちがみんな「同じような目に遭う人が減るかもしれない」ということの元に声をあげていることにも胸が熱くなった。
被害の様子を直接的には映さないようにしてるのも好感が持てたな、どんな風にも性的な消費をさせないぞという制作側の気概を感じた。
主演2人の自然なバディ感もすごくよかったな〜

 

映画「Barbie/バービー」

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我がタイムラインでほとんどの人が見ていたと思われる。賛否分かれる部分もありつつ、全体的にブラックジョーク連発のフェミニズムコメディで好きだった。特にマテル社へのチクチクノリが良い。
主役が職業を持たない”定番”バービーであることで「(何にでもなれるけど)大統領でも宇宙飛行士でも裁判官でもないわたしの行きて帰し物語」になってる感じでそこも好きだった。だからこそあのオチも納得感あって良かった。まぁもっとスカッとさせてくれよ〜!って気はしたけど…
しかし女性視聴者はバービーという自分と連続性のある存在を媒介にすっと話に入れるだろうけど、バービーもケンも親しまない男性陣がこれを見てメッセージを読み取れるのか?と疑問に思った。ただのはちゃめちゃコメディとして消化されちゃいそうでムカつくな…と思ったりもした。
でもネットで「フェミっぽくて嫌だった😤」みたいなこと言ってる人達が一定数いたことを思えばちゃんと目配せ伝わってるのか、喜ばしいことだ。(まだこのレベルかいって気は超しますけど、期待値が物凄く低いのでそんなことでも進歩を感じてしまう)
キャスト陣は素晴らしく文句のつけよう無し。良質なコメディはキャストの演技力なくして成立しないなと再認識させてもらった。

 

映画「赤と白とロイヤルブルー」

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米大統領の息子と英国王子のロマコメ。評判通りとても爽やかで晴々しい気持ちになる作品だった。「世界は愛するに足るものなんだよ!」という善性パワーが満ち満ちていて元気が出る、ロマコメのいいところ詰まってるなと感じた。
もっと公人同士であることによるバリアや葛藤があるのかなと思ってたから、そこら辺は結構力技でクリアしてるなーという印象はあったけど、それがまた恋の持つがむしゃらな陽パワーを感じて良かったと思う。

主役の2人のチャームはもちろんのこと、脇を固めるキャラがすごく良かった!特に女性陣が魅力的で、出てくるたび「良いわ〜」ってしみじみ。配役完璧だったな。
秘書官役のザハラと親友のノーラが特に好き。ザハラのクソみたいな仕事だわ!?!?のとこ最高のグルーブ感あった、ザハラ仕事頑張ってて偉い。そしてしごでき。
人間同士が出会って、好きになって、世界がよりよくなっていくのって素敵だな。こんな風にうまくいかな良ことも多いんだろうけど、このハッピーエンドが御伽話じゃないと胸張って言える世界にしていきたいねと思った。そして大統領娘とプリンセス版とかも見てみたい。

 

展示

「デイヴィット・ホックニー展」@東京都現代美術館

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この展示を見に行くまでデイヴィッド・ホックニーについて何にも知らなかったんだけど、見終わった後大好きな作家の1人になった。作品のチャームは勿論、展示全体が新参とにわかに優しい構成で見ていくだけで作者と作品の魅力を感じることができたからだと思う。

作品全て鮮やかでおしゃれ。でもなんだかちょっと切ない感じもあって、記憶の中で大切にしている特別な瞬間を切り抜いてるみたいに感じた。でっかい絵LOVE族としては巨大キャンパス作品がたくさんあったところも最高。そしてその中でも特に大作《ノルマンディーの12月》は人類が死に絶えた後で草木だけが鮮やかに美しく育った、誰も見ることは出来ない楽園の姿みたいだなと感じでなんだかちょっと怖いようなゾクゾクするような不思議な楽しさがあった。

しかし本人が楽しく書いてる感じがするからか、「私もiPadさえあれば楽しく絵が描けるのか…?」というiPadへの押さえきれぬ購買欲求が満ち満ちて苦しかった。次のAppleのCMはホックニーで決まり!(もうあったらすいません)

 

 

「あ、共感とかじゃなくて」@東京都現代美術館

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ホックニー展と合わせて、現美の企画展も鑑賞。

5人のアーティストの作品を介して他者に思いを馳せることへのアプローチを考えていく展示。

作品のバリエーション豊かで、けっこう難解で咀嚼できないものとかもありつつもその噛み切れなさみたいなのはそのまま他者を理解しようとすることの容易じゃなさに繋がってる気がして面白かった。キャプションにあった『共感しないことは相手を嫌うことではなく、新しい視点を手に入れて、そこから対話をするチャンス』という感覚は持っていたいなと思った。

出口に展示されていたライトの展示がとても良くて心に残っている。今この場にいない、生きづらさを抱える人の気配を押し付けがましくなく示唆してるなと感じた。

 

 

「TOPコレクション展 何が見える?「覗き見る」まなざしの系譜」@東京都写真美術館

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去年来てから、いい美術館だなーと思っていた東京都写真美術館のコレクション展。

テーマが「覗き見る眼差し」だったのもあり、ファインダー越しに対象を捉えるというアプローチの多種多様な表現が見れて面白かった。いままで写真作品にあまり触れてこなかったので、ここまでまとまっていろんな写真作品を見たのが初めてで新鮮。ハロルド・ユージーン・エジャートンの作品が好きだった。

 

 

本橋成一ロベール・ドアノー 交差する物語」@東京都写真美術館

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ロベール・ドアノーは以前企画展でまとめて作品を見たことがあり、その時図録も買ったりしたけど、本橋成一の作品は初めて。どちらも市政の人々に寄り添って、その生活を愛情を持って切り取っていてとても素敵な作品がたくさんあった。見ていて「人物写真て人を好きじゃないと撮れないな〜」と強く思った。絵は対象を嫌いでも描けるけど、写真は撮れない気がする。その差をどこから感じてるのかは分からないけど、絵より懐っこさを感じるのかもしれない。写真作品は全然数を見ていないので、自分の中で見方が定まっていなくてそのせいで何を見てもなんだか新鮮で楽しい。

 

「風景論以後」@東京都写真美術館

メモが消えてるうえ、何も記憶にない…見たのに…。

映像作品が沢山あって、夢現の世界にトリップする気分になった気がするんだけど定かではない。1日で3展示ハシゴするとそういう時もある。

 

「ジャム・セッション石橋財団コレクション×山口晃 ここへきてやむに止まれぬサンサシオン」@アーティゾン美術館

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山口晃の絵は知っていたけど、実物を見るのは初めて。とにかく書き込みの凄い絵って印象だったんだけど、対面すると書き込みの精緻さはもちろん彩色の変化や筆の緩急がすごく感じられたなぁ。絵の中にリズムがあって見ていて楽しい。
セザンヌ雪舟の解釈の章では「これだけ描ける人ってこうやって絵を見るんだなぁ」という発見があって面白かったし、インスタレーション2つもすごく良かった、山口晃の頭の中を覗かせてもらってる感じ。
パラリンピックのポスターに関する作者の葛藤や作成背景なども細かくフォローされていて親切。なんか勝手に体制側の作家ってイメージを持っていたので反省した。リスクをとって意見を言うって立場があればあるほど難しいだろうから、偉いし凄いし意義があるなと思った。
たくさん作品があったけど、個人的に未完成の模写や下書き(習作?)が「とにかくとんでもなく絵がうめぇ」感が満ち満ちてて好きだった。

 

「創造の現場」@アーティゾン美術館

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アーティゾン美術館の前身であるブリヂストン美術館が制作していた「美術映画シリーズ」の映像を柱に、取り上げられた作家たちの作品を見ていく構成。
みんな有名な人たちなんだろうが、ほぼ知らなかったのでとても面白かった。動物を描いた作品に当たり(当たり?)多し、可愛かった。
同時展示されていた、安齊重男の写真作品たちもとても良かった。安齊の作者たちへの愛情が感じられる。写真てほんと対象への愛着が透けて見えるよな。絵よりそれを強く感じるな〜。
こういう機会がないとしっかり見ることがなかったであろう作品と出会えるって嬉しいな〜と思いながら見て回った。

 

 

石橋財団コレクション展」@アーティゾン美術館

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安定の石橋財団コレクション展、お馴染みの作品達にはもはや愛着があり見ると「やっほー☺️」と挨拶したくなっちゃう。そして見に行くたび新しい収蔵品が増えてて凄い、リスペクトが高まり創設者の石橋正二郎像を見ると軽く会釈したくなる気分すらある。
そして特集コーナーの『読書する女性たち』も小規模ながら素敵な絵が揃っていて良かった。
キャプチャや小冊子ですごく丁寧に説明されているのも好感度高い。どの絵も本に向き合う女性たちはみんな満足げで、キャプションにもあった「女性は本を読むことで個の世界を確立できた」というのが見て取れる展示になっていた。そんな中でひときわ異彩を放つ(?)マティスの『オダリスク』には「マティス貴様だけだぞここで乳房を曝け出してる女を描いてんのはよォ」とムカつきつつも、キュレーターが明確な視座を持って並列しているのが見て取れる構成になっており「メッセージ、受け取りました」って気持ちになって良かった。

あとジャムセッション関連展示の『洛中洛外図屏風』が物凄い綺麗で、こんな古いものがこんな綺麗に残ってるの!?とびっっくりしてしまった。

 

「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」@DIC川村記念美術館

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ドイツの造形学校バウハウス出身で、後に渡米し数々の著名な芸術家を育てたジョセフ・アルバースの作品を「授業」という角度で読み解く展示。
不勉強でバウハウスもジョセフ・アルバースも全く知らなかったんだけど、関係なく楽しめた!
紙細工や立体作品はもちろん、色彩配色の作品が好きだった。色合わせって見てるだけでワクワクするね。〈正方形讃歌〉家に飾りたすぎ。
アルバースの作品と彼の生徒達の作品を並べたり、授業風景の映像が流れる会場の作りも「教育者」としての業績が自然に感じられる良い構成だなと思った。
そしてアルバースの課題に実際挑戦するワークショップがとても楽しかった!色紙を使って取り組む課題たちは、簡単そうに見えても難しかったり、視点の切り替えが必要だったりするので普段使ってない脳の筋肉をカリカリ刺激されるワクワクがあった。(最後の課題は難しすぎて早々に挫折し鶴を折った)
茶室では〈正方形讃歌〉オマージュの和菓子もいただいて、一日たっぷり楽しめる大満足企画展だった。

 

 

『In Praise of Shadowsヴェルサイユ宮殿 森田恭通 写真展 』@シャネルネクサスホール

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ヴェルサイユ宮殿をあえての白黒で切り取ることで、いかにこの建築が贅と髄を尽くしているのかがよりフォーカスして感じられて見ていて楽しかった。白黒にすることでより現実の黄金に満ちた絢爛豪華さが迫ってくるみたい、改めてとんでもない建築だよなぁ。
キャプションで森田恭通が「撮影していると何かの気配を感じる」(大意)と言っている通り、作品を見ているとその気配を確かに自分も感じることが出来て面白かった。幽霊的な気配というより、古い建築に入った時の「人が住んでいた感」というか…。そういうのを写真越しにも伝えられるのって”腕”だよなぁと思わされる。
モノクロの作品たちがなんとも言えずシャネルネクサスホールという箱にマッチしていて、すごく没入感があっていい展示だなと思った。

以上!

ここ最近全然活字を読みたい気持ちが盛り上がらなかったんだけど、夏休みのタイミングで読書習慣が復活して以降はコンスタントに読めている気がして嬉しい。展示も当たりが多くて充実の夏だったなーとしみじみ。

スレッズでの感想記録も個人的に気楽で楽しいので継続していきたいな。今後はリアルタイムでスレッズに記録→一定周期でブログにまとめって感じで運用していきたいなと思います。

長く厳しい夏も終わり、短い秋がやってきたので引き続き楽しく積極的にエンタメに接していくぞ!

完!

 

 

▽前回のエンタメ消費

aso414.hatenablog.com

 

 

ずっと海辺にいた夏休みの記録(後編/逗子)

夏休み記録後編。母と逗子の一泊二日旅行記録です。

今回はひたすらホテルステイでのんびりしました。

 

▽夏休み記録前編の宮古島編はこちら

aso414.hatenablog.com

 

 

 

逗子のんびり一泊二日旅

宮古島から戻って翌日、昼過ぎに東京駅で母と合流し、グランスタで色々食べ物などを買い込んで逗子へ出発。

逗子は東京から一時間弱、横浜経由なので意外に電車は混んでいました。

SCAPES THE SUITE

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今回の目的は夏休みの終わりをいい感じのホテルでのんびりする!です。

泊まったホテルは逗子駅からタクシーで10分ほどのデザインホテル「SCAPES THE SUITE」

母のお気に入りの宿で、海岸沿いのベストロケーション&接客も素敵なナイスホテルです。部屋が4室しかないので週末はなかなか予約が取れないんですが、今回はちょうど週末ステイで部屋が取れてラッキーでした。今回泊まった部屋は「Maple rose」


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ロケーションも部屋も完璧。

何度来てもわ~い!とテンションが上がる宿だ。

小さなテラスがついていて、快晴の日にはド真ん前に富士山も見れます(今回は雲がかかっていて見えなかった、残念)

インテリアはどれも洗練されつつ、とがりすぎていないちょうどいい心地よさ。


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ウェルカムシャンパンとプレートも用意されてました。テンション上がるね!母がよく泊まるからか、「Welcome back」になっていてなんか嬉しいね〜。

私が前回一緒に泊まったのは入籍する直前だったので、お祝いのプレートを用意してくれてたなぁ。そしてスタッフさんがその時のことを覚えていてくれて「また母娘で来てくださって嬉しいです」と言ってもらえてなんか嬉Pでした。3年も前のことなのに…!リピーター心をくすぐる接客だよ~

海を眺めながら、ひたすらのんびり

部屋に用意されているコーヒーを入れて、テラスで遅めのお昼ごはん。

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東京駅で買ってきたメルヘン。心なしか誇らしげだわ…

陽が落ちてくると暑さも和らいで、冷えたドリンクなど飲みながらボーっとするには最高。

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ちょうど目の前に陽が落ちるので、母と喋りながら飽きもせず日没を楽しみました。

この時私が沖縄帰りだった&母が長野の無言館(戦没画学生慰霊美術館)に行ってきたばかりだったこともあり「今ってマジで戦前じゃん怖すぎ」をテーマに(?)爆裂トークを繰り広げた。昔から会話の多い母娘でしたが、実家を離れてからはより会話が盛り上がるというか、濃度が濃くなっているのを感じる。

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どんどん赤らんできました。美しい~!

日が沈みきるまで、地元民と思わしき人々が変わるがわる犬を散歩に連れてきていてそれを眺めるのも楽しかった。海と犬、あまりにも良いコンビ。私もこのエリアに住んでたら絶対犬と暮らしたいもんな〜〜。

 

夕ご飯は持ち込みパーティ

日も沈みきったので部屋に入って夕ご飯。

今回はとにかく部屋でのんびりしたかったのでグランスタで色々買い込んできた食べ物でプチパーティーにすることに。

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多いよね、知ってる。

あれこれ見るうちにテンションが上がり、2人で食べるには多すぎる量を買うのありがち。

今回は今半のすき焼き弁当、築地竹若で握りセット2種(塩にぎりLOVE)、DEAN&DELUCAでサラダ2種、キャロットラペ、パテを購入。流石に全部は食べきれなかったので残りは冷蔵庫保存で翌日持ち越し。

 

ジャグジー満喫

ダラダラしたのち、最上階にある貸切ジャグジーへ。

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ややバブル感があるな、室内とテラスにそれぞれジャグジーが設置されてて広々〜


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アメニティはヘア&ボディアイテムが完備。スキンケアはなかったのでここでケアしたいときは持参が必要です。

ジャグジーにはノンアルシャンパンとミニジュレが置いてあるのでそれを飲んだりつついたりしつつ1時間のんびり湯に浸かって過ごしました。 ほかほかになったのち部屋に戻って即寝。

 

早起きして、さらにのんびり

早寝したおかげで6時前に目が覚めたので、テラスでのんびり。この日は雨予報でしたが、雲は多いながらも青空が見えてハッピー!

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宮古島旅では自宅に留守番させたしかまるも喜んでおります(※しかまる=宅のシルバニアちゃん)

翌日から仕事開始だったので、夏休み最終日の朝かと思うとこの青空もより沁みる。

冷たい水など飲みつつ、たまに携帯いじったりしてのんび〜り日が昇りきるのを楽しみました。朝も沢山の犬ズが散歩に来ていて、引き続きワンちゃんウォッチを楽しんだりもしました。晩の犬も朝の犬も良い…ッ

 

大充実朝ごはん

あっという間に8時も過ぎ、朝ごはんタイム。指定の時間に部屋へ運んでくれるのでのんびり楽しめるのが嬉しい。

朝食は地元の三浦野菜がたっぷりで、選べる卵料理と美味しいウィンナー&ポークグリルにほかほかパン2種と大ボリューム。


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朝から最高〜!!!

グリルも卵料理も美味しいですが、サラダに葉物野菜以外にグリルした沢山の三浦野菜&キノコが入ってて美味しかったな〜!ドレッシングも美味しかった(しかもお土産でミニボトルをくれた)家だとなかなかひと手間かけたサラダって食べないので旅で出てくるとテンション上がってしまう。

かなりのボリュームなので、食べ終えてすぐ横になれるお部屋食なの最高~!

 

げんべいビーチサンダルを買いに行く

ボリューム朝ごはんでおなか一杯になったので、腹ごなしがてら徒歩5分ほどにあるげんべい海岸通り店にビーチサンダルを買いにも行きました。ホテルにルームシューズ用に置いてあったのが履きやすい&可愛かったので…。

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↑遠くからでもすぐわかる店構えだ。

店に入ると各種カラー展開のビーチサンダルがサイズ別に並べられてて壮観だった。

何色にしようか悩みまくったものの、ネイビー×マゼンタに決定。パキッとしててデニムに合わせると可愛いかなと思いまして…。もう夏も終わるのにビーサン買うところに夏休みを引きずりまくってることが透けて見えます。

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↑げんべいを履き、げんべいを買いに行く女。履いてるのが部屋の備品。この色合わせも可愛かったな〜。

 

チェックアウトを延長して、まだまだのんびり

元々チェックアウトが13時とゆっくり設定の宿ですが、追加料金で14時にも変更可。

晴れ間も続いてすごくのんびりして気持ちが良かったので延長することに。引き続き部屋でダラダラしたり昨日の夕ご飯の残りを食べつつテラスで海を眺めたり。

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この日はヨットの大会があったようで、沢山の白い帆が海に浮かんでいて綺麗だった!

父が大学時代ヨット部だった&葉山に友人と共同のヨットを持っていたので、子供の頃は定期的に葉山に乗りにきたのが思い出される。

子供の頃は何も怖くなかったのに今乗るとやや緊張するものの筆頭、それはヨット…。なので今は乗るより外から見るのが好き。青い海に白い帆が見えると嬉しくなります。

 

あ~楽しかった!

思う存分のんびりホテルを満喫して無事16時前に帰宅。

久々に泊まったけど、居心地良くて良い宿だなぁとしみじみ。母と2人でのんびりできたのも嬉しくて、楽しい夏休みのクロージングとなりました。色々アクティブに楽しむ旅も好きだし、綺麗なホテルでのんびりも好きなので今年の夏休みはどっちも楽しめて大満足だったな。

夏休みを終えて1週間ほど経ち、既に日常に疲れ切っていますが楽しかったこの時間の写真を見て気力を奮い立たせています。来年もまた素晴らしい夏を過ごすため日常を必死に働こうねぇと言った気分。

楽しみのために働く、なんという健全な生き様だろうね。でもまぁ普通に毎日夏休みでも構いませんがね!!!

心の底から不労所得が欲しい。

完!

 

おまけ:旅衣装

ホテルステイでひたすらのんびりのつもりだったので思いっきりラフです。トムウッドのデニムはかなりワイドなのでトップスをタイトにするとバランスが可愛い。今夏のヘビロテアイテム、UNIQLOのミニTとの相性バッチリ。

バッグは、今回は食べ物をたくさん買い込む予定だったのでハンズフリーにする為リュック。Y-3のリュックはころんとしてるけど意外に色々入ることが今回判明したので今後もこういう旅行の時に活用していきたい。

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ずっと海辺にいた夏休みの記録(前編/宮古島)

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8月下旬に6日間の夏休みを取りました。

私も夫もお盆休み概念のない会社勤務で、好きなタイミングで取得OKゆえに毎年ハイシーズンから少しずらしてこの時期に休むのが定番。

今年は夫と4日間・母と2日間の旅行をして過ごし、さらにそのどちらもが海辺にいた最高の夏休みだったのでそれの振り返りです。

今回は前半の宮古島編だよ!

 

 

 

 

宮古島3泊4日旅

今回の夏休みのメイン旅は宮古島へ。

去年は沖縄本島に行ったので、2年連続の沖縄です。私は山派ですが、夫が圧倒的海派なので夏は毎年海辺に行きがち。

前週に天気予報を見たら台風の影響で全日程オール雨予報で失望のあまり

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って感じでしたが、結局うまいこと逸れてくれて晴れ間の多い幸運な旅となりました。

 

1日目 移動〜買い物

宮古島へは羽田空港から直行便が出ており、大体3時間弱のフライト。めっっちゃ近いじゃん!?と驚きを隠せない。なんなら沖縄本島より近い気がしたし、全然機体も揺れなかった。空港は大好きだけど飛行機は苦手なので(閉所が無理なので…)穏やかなのありがたかったなぁ。行きは機内誌を読んだり映画を見たりウトウトしたりしてたらあっという間に到着。

海のあまりの青さに驚き&感動(しかしこんなの序の口であったことをのちに知る)

 

宮古島東急ホテル&リゾーツ

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宮古島にはシギラリゾートを筆頭に大小様々なホテルがありますが、今回のお宿は宮古島東急ホテル&リゾーツ。日系のリゾートホテルって何だかんだで安定感があって好きです。

施設も綺麗だし接客も親切で、とても居心地よく滞在できました。


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お部屋は2020年にリニューアルしたオーシャンウィング。

清潔で綺麗な室内に、小さいながら海をのぞめるテラスもありで大満足!そして室内のマジで至る所にコンセントがあり、充電に困らなかったのが地味に高評価ポイントです。リゾートホテルってたまに全然コンセント無いところがあるので…。

あと、敷地内にタイムズのカーシェアがあったので、レンタカー借りて返しての工程が省けたのもありがたかった。

 

車で買い出し

荷解きをして、まずは近場を散策しよう〜ということで予約していたカーシェアで出発。

去年の沖縄でお土産購入を最終日にしてたら何だかんだでバタバタになった反省を生かし、今回は初日にお土産含めた買い出しを済ませておくことに。中心地にドンキや島の駅があるので大抵のものは全て揃います。個人的にはお土産の揃いは島の駅の方が充実していた印象。

島の駅では賞味期限が1時間しかない出来立てゆし豆腐があんまりにもいい香りをさせていたので抗えずに買い、スコールの中急いで車の中で食べたり、こちらも抗えずに買った肉みそもあまりの旨さにお互いを無言で膝付き合ったりしました。


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↑そぼろ豆腐的な食感のゆし豆腐。食べると何とも言えない豆乳のやわらかい香りが鼻を抜けて超美味い。肉みそをつけても美味しかったけど、そのままが1番感動の味だったな。肉みそは中にラフテーのかけらや砕いたピーナッツが入っていて止まらなくなる罪の味。米に載せると無限に食える。

 

早め夜ご飯〈海の幸〉

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この日は気候がやや不安定で、雨が降ったり止んだりだったので海遊びなどはせずに早めに夜ご飯を済ませて部屋で酒盛りしましょうかということに。まずは海鮮だろ!ということで目星をつけていたレストラン〈海の幸〉へ


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島魚メインのお刺身盛り合わせに定食に、伊勢エビのオーブン焼きと魚の塩煮をプラス。

どれもとっても美味しかった!伊勢海老のオーブン焼きはかなりこってりバターが効いていて、味噌のあたりとか濃厚さにクラクラしてしまうほど。米が進むこと進むこと…

定食にはラフテー海ぶどう、もずく酢など沖縄の名物料理の小鉢もついていて沖縄きたら食べたいものオールスター膳って感じがありがたすぎました。

 

日が暮れていく

ご飯を食べて宿に戻り、買ってきたお菓子などを片付けていたらどんどん日が落ちてきた。

部屋の正面がちょうど日没のベスポジだったんですが、残念ながら全日通してちょうど太陽の落ちるエリアに厚めの雲がかかってしまってサンセットは不発。

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でも雲の多い夕暮れってドラマチックで結構好きです。ちょっと不穏な感じがするんだよね。

そんな空を眺めつつお菓子を摘んだり携帯見たりしてたらどんどん眠くなり、22時すぎに就寝。早寝ないい子2人。

 

2日目 島巡り

翌日は7時前に起床。

お天気も良さそうで今日という1日に期待大!

ただ、ホテルのプライベートビーチは波が高いようで午前中は遊泳不可の案内が出ていたので今日は一日島めぐりにしましょ!と決定。


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まずはホテルのブッフェで朝ごはん。朝はまだ暑さもそんなに厳しくないので外のプールサイドテーブルで食べるのがお決まりでした、風が気持ちよかった。

そしてこういうリゾートホテルにあるワッフルに生クリームをたっぷり添えた罪飯をこよなく愛しておりますので、今回も当然食べた。サクサクで美味い。

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↑多分300kcalはあるだろうが、飲み込むように食べた。

 

来間島

8時過ぎにホテルを出発して、まずは来間島へ。

宮古列島は大小6つの島からなっていて、そのほとんどが橋で繋がっているので車で簡単に行き来できて便利。来間島にも、来間大橋を渡ってものの15分ほどで到着。

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左右を真っ青な海に挟まれた橋は圧巻。走ってる時気持ちよかったなぁ。


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長間浜では水のあまりのクリアさに感動。

サラサラの砂なので歩いていても痛くないのもありがたい。そして全然人がいない。午前中だから…?真っ青な空と透明度バリ高海を独り占めできてワクワクが止まりません。

ぐるっと回った後、島を一望できるという竜宮城展望台へ。

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綺麗ですが、天井に赤ん坊の頭くらいあるどデカい蜘蛛が何匹もいてひぃってなる。でも置物なのか?ってくらい微動だにしないので上を見ないようにすればOKです。子供は泣いてたし、あれを夜見たら私も泣いていたとは思う。

それはそうと、階段で二階ほど上がると圧巻の景色。

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海が青すぎる。

あまりの透明度に、どこに珊瑚があるかがこんな遠目からでも分かるじゃん。

青いというのもなんかぴったりこないというか、まさに宮古ブルーとしか表現できない美しい海の色だなぁと思います。ほんと綺麗な島だな。

 

伊良部島

来間島を後にして、車を走らせること30分ほどして伊良部島へ。

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伊良部大橋は道が波を描くように高低差があり、そのせいでより海が開けて見えて走っていて楽しかったです。

そして宮古列島の中では比較的大きいからか、飲食店なども充実。そんな中で今回絶対食べたかったのが〈なかゆくい商店〉!

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こじんりとした可愛い店構え。テイクアウトのみのサーターアンダギー&天ぷらのお店です。

ここのサーターアンダギー、さらにそこにBLUE SEALのアイスをトッピングするさたぱんびんアイスが絶品だとどのSNSにも書いてあったのだ!!ワクワクしながらオーダーし、いざ実食。

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↑奥はクッキー&クリーム、手前は黒糖アイス

美味すぎサンキュー。

これほんとにほんとにほんとに美味しかった。誇張なしに人生で1番美味いサーターアンダギーを食べました。なぜこんなに美味いの…?

外サク、中フワはもちろんのこと、カリカリに揚げられてるのに油っぽさが皆無。ほかほかの生地を噛むと鼻に抜ける優しい甘さ、そしてアイスの冷たさ…。完璧すぎる。

瞬く間に間食した後、無言でまたサーターアンダギー単品を4つ追加で買いました。

揚げたてだったのでその場で即ひとつ食べて、常温に戻っても美味いと聞いたのでその日の夜にまた一つ食べ「ほんとに美味い!」と感動。さらに翌日夜もまた一つ食べて「まだ美味しい!!」と感動。さらにさらに翌々日家に戻っての朝にリベイクして食べたら「まだまだ美味しい!!!」と計5回も感動させられてしまった。あんまりにもいつまでも美味しいままなのであたしゃいっそ怖かったよ。あの美味さは永遠なのか…?

食べる前は、正直よくあるSNSの誇張グルメ表現やろと思っていたけどこればかりはマジで美味かったので宮古島へ行かれる際はぜひ!(なんて私に言われなくてもみんな知ってそう)

 

池間島

なかゆくい商店のサーターアンダギーの香りを車内に充満させつつ、30分ほど走らせて池間島へ。今回の島巡りではここが1番好きだった!


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なんせ海が本当に美しい。

どの島も文句なしにハイクオリティですが、池間島は特に透明度が高かった気がします。あと波がそんなになくて穏やかでなんかホッとする。

大型リゾートホテルがないせいか、人が少ないのでほぼ貸切状態でこの透明度の海を満喫できて凄い。

特にカギンミヒダビーチ(池間ロープ)は、鬱蒼とした草木をかき分け、さらにその先の小さな崖をロープ伝いに降りたりしないといけない分、真っ青な海が出てきた時は「楽園ってやつに来たか…」と思うほど。


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透明で遠浅なので、水着着てなくても浅瀬でパシャパシャ楽しめちゃう。絵に描いたような綺麗な貝もそこかしこに落ちていました。

 

宮古島へ戻り昼ごはん

島巡りを楽しんだ後は、宮古島に戻って〈麺屋サマー太陽〉でお昼ご飯。


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車海老そばと宮古牛ホル麺をオーダー。

看板メニューの車海老そばは海老の旨味がしっかり出た海鮮スープが濃厚で美味しい!ちぢれ麺にスープがよく絡むのもナイスです。ホル麺にはぷりぷりのホルモン煮込みがたくさん入っていてこちらもコッテリ美味しい!味噌ラーメンが好きなので私はこちらがより好きだった。お腹いっぱいになった!

 

イムギャーマリンガーデン

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宮古島を南東に下り、シギラリゾートの巨大な敷地を横目に走らせてイムギャーマリンガーデンにも降りました。ここも岩場に囲まれているからか波がほぼなくて、まるで湖みたいに静か。カヌーなどのアクティビティが盛んのようでたくさん出てました。

 

ホテルに戻って海遊び後即三回転半

島をぐるっと一周して、ホテルに帰還。

プライベートビーチが遊泳OKになっていたので、日が落ちるまで海で遊ぼう!と意気揚々と海へ向かいました。

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しかしこの日、台風接近&大潮の影響でマジで波が高かった。波のプールの波が出来てすぐぐらいの波が(伝わる?)ざっぱんざっぱん打ち寄せていて、運動神経無いマンこと私は瞬く間に波に揉まれてめちゃくちゃ水を飲む&あちこち擦りむき満身創痍。

あまり勢いよく波にさらわれた私をみて悲鳴をあげて走りよってきた夫に「ダヴィンチのあの有名なアレみたいな回転をした…」と言ったけど伝わらなくて悲しかった。
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↑コレです。マジでこんな感じに回った。

波の高い海こわ…無理ぽよ…となり、すっかり怯えた私はそそくさと海を退散。

泳ぎに自信ありの海ラブ夫も「あの波は遊泳禁止レベル。妻にはハードル高すぎだったね…」と太鼓判を押す荒れっぷりだったようです。実際、同時期にどんどん人が引き上げていった…。

あの日鼻にも耳にも大量の砂が入ったんですが、帰ってきてから1週間近くが経った今も耳から砂が出ます。どんな奥まで入っちまったんだ…。

 

プールで暮れゆく空を見る

海を撤退した我らはホテルのプールに移動。浮き輪でぷかぷか浮きながら、暮れ行く空をのんびり楽しみました。

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波がないって安全だな!!!

あの大回転から、すっかり波の高い海が怖くなってしまった感がありこの恐怖は今もやや継続しています。波こわい!!

 

海沿いBBQ

1時間ほどプールで浮いていたら腹が減ってきたので、ホテルのBBQレストランで夜ご飯。


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ロケーションバッチリ!

1番量の少ないコースにしましたが、お肉も野菜も十分な量&大満足クオリティだった!暮れ行く太陽を眺めながら焼く肉のうまいこと。

波が高かったせいでたまに波飛沫が海沿いの席にかかりそうになるものの、その度脇に控えていたスタッフさんがさっと傘をかざしてガードしてくれていた。こんなサービスまでしてくれんの!?王様じゃん…!?

お腹いっぱい食べた後はシャワーを浴びてまた日が変わる前に就寝となりました。たくさん遊ぶとすぐ寝れていいね!

 

3日目 ずーっと海にいる

翌日も快晴!!

ただ、昨日に引き続き波が高く宮古島のビーチは軒並み遊泳禁止&マリンアクティビディは中止に。でもせっかく宮古島に来たからにはシュノーケルがしたい…!と諦められない我らは昨日巡った島の中でも特に波の穏やかだった池間島に遠出することに決定。

 

池間島フナクスビーチ

昨日見て感動したカギンミヒダビーチへ行こう!と決めたものの、なんせビーチに降りるためにロープを伝って崖を降りるというハードルがあるため荷物が多いとしんどいねとなり、すぐそばのフナクスビーチに変更。

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こちらもとっても透明だ!!!

波もほぼなく完璧!!

そして相変わらず全く人がいない。独り占めで嬉しいんだけど、なんせ監視員などいない天然ビーチ。人が全くいないのも不安ではある…(11時前ぐらいからチラホラ人が増えてきました)

しかし本当に本当に海が透明で青くて綺麗で。180度青空で、本当に楽園っぽさがすごい。

珊瑚礁のまわりにはたくさんの魚がいて、潜らなくても目視で十分楽しめるレベル。ただシュノーケルで海の中から見る景色の美しさは圧巻のひとことでした。リトルマーメイドの世界って本当にあるんだ…となり脳内BGMが完璧にパートオブユアワールド一択に。


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動画のスクショなので画面粗いけど、本当にものすごい量の魚たちがいました。こんなにシュノーケルで魚見たの初めて。

潜ったり、疲れたら浮き輪でぷかぷか浮いたり。ここまで海のクオリティが高いと本当に全く飽きない。永遠にいられる…

 

HARRY'S Shrimp Truck 

2時間ほど遊んだらお腹が減ってきたので、池間大橋を戻ってHARRY'S Shrimp Truck へランチの買い出しへ。


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ガーリックシュリンプの人気店で、ハワイにきたのか?と勘違いするほどの映え映え感。なんて可愛いんだ!

海の見える綺麗なイートインスペースでも食べれますが、今回はまた車でフナクスビーチに戻って食べました。


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スパイシーホットとバターガーリック(+宮古牛コンボ)すっっごく美味しかった!!

アメリカンでがっつりだけど、決してくどくない。ぷりぷりのシュリンプと硬めに炊かれたお米にソースが滲み出て美味しい〜!

海で泳ぎ疲れた体に染み入るようでした。一気にパワーチャージされたのでまた元気に海遊びにGO!

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疲れたら日陰でのんびり。暑いんだけど、海風があるので濡れた体で日陰にいるとちょうど良い心地よさでした。今まで海辺で寝てる人のこと「正気か?」と怪訝な気持ちで見ていたけど、お気持ちを完璧に理解しました。ありゃ気持ちがいい。

なんだかんだで3時過ぎまでのんびりしてたので計6時間フナクスビーチにいたかと思うと驚き。でも全然飽きないんだよな!!!これがプールだったら飽きてたかもだけど、海は空の雰囲気とか波の流れで変化があるのでずっと楽しいということを今回知りました。楽しかったな〜!

そしてものすごく焼けました。顔はもちろん、お尻背面がやばい。シュノーケルで太陽に背中を向けてるので、ラッシュガードで隠れていなかった部分がじりっじりに焼かれて黒を越して赤くなっていた。海の中でさえなんかケツがアチいな…と思っていたので地上で見たら凄すぎてわろてしまいました。灼熱のビーチでボディロックじゃん(オ⚫︎ンジレンジ)でもまぁ全然いい。夏休みの証!

それとは別にフナクスビーチには当然シャワーなどはないので、真水持ってくればよかったなとそこは後悔。(タオルで拭いただけなので肌がやや海水負けしました)

駐車場で2ℓペットボトルを置いてある車があるのを見て、海で遊んだ後はこれで体流すのか!賢〜!と感心したので今度天然ビーチで遊ぶ時は真似しよう。

 

みんな大好きBLUE SEAL

フナクスビーチを満喫した後は、宮古島へ帰島。

海水で口がしょっぱかったので、BLUE SEALで2段重ねアイスなどを堪能。

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海遊びの後のアイス美味すぎるね!!!

ハイサイトロピカルヨーグルト&ブルーウェーブ

いつもは頼まないややケミカルなフレーバーが気分だった。なんか今回の旅ではBLUE SEALをやけに美味しく感じました。去年沖縄本島で食べた時は別に普通のアイスだな…って感じだったのに…。気候やロケーションとのマッチかな?

アイスを楽しんだ後は、遊泳禁止じゃないビーチがないか探しに宮古島を一周。

結果そんなビーチはなかったんですが、根本がはっきり分かるような虹が見えて大感激。

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虹って見えると嬉しいなぁ。

虹を見るたび「虹の彼方に」の「虹の向こうの空は青く、信じた夢は全て現実のものになる」という歌詞を思い出して切なくなる。そんなところがあるならどんなに素敵だろうなぁと思うし、子供の頃にそこに父がいたらいいなぁと思ったことを思い出します。こんな感じのセンチメンタルな気持ちを夫に言うと、いつも「🙂?」みたいに全然ピンときてない顔するのほんとやり甲斐がなくてワロてしまう。情緒を介さない男、それが夫。

 

ホテルでのんびり夜ご飯

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1日たっぷり海で泳いで疲れた&台風接近で夕方から雨が降る予報だったので、夕飯はホテルのバーラウンジでタコライス&カツカレーをサクっと食べることに。

バーだしメインはお酒だろうからフードにはあんまり期待せずに頼んだんだけど、どちらもとっても美味しかった!特にカツカレーはサクサクさといい、ルーのフルーティ&しっかりスパイシーな感じといいかなりハイレベルクオリティ。大満足のご飯となりました。

その後は軽く荷造りをしつつ、雨が降ってきたなぁ〜とか思ってたらいつのまにか寝落ちしていました。

 

 

最終日 駆け込みマリンアクティビティ

最終日の朝です。曇っているものの、雨は降っていない。

14時出発の便だったので、午前中はフリー時間。もしやビーチ遊びいけるか!?とワクワクしてフロントに行ってみると無念「遊泳禁止」の文字が。肩を落としながら最後の朝ごはん。安定の罪飯も最終日なので2枚食べちゃう。


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お腹をいっぱいにした後、泳げないけどビーチを散歩しよう!とホテルのプライベートビーチを歩いていたら、少し先に見える別のビーチにバナナボートが出されていくのを発見。「あそこならマリンアクティビティ出来るのでは!?」となり、5分ほど歩いて移動。

話を聞いてみると、午前ならまだ大丈夫だよ~とのことで、サクッとジェットスキーとシュノーケルツアーに参加することに。

シュノーケルは自力ではなかなか行けない深さのところまで連れて行ってもらい30分ほど自由に潜るというもので、いうて昨日より波があるのでやや明度は劣るものの、フナクスビーチでは見れなかった魚も見れて大満足。ジェットスキーでは、たまたまウミガメが泳いでいるところに遭遇するラッキーもあり、満足ゲージ高まりまくりのアクティビティとなりました。

夫が昨晩「今回の海はマリンアクティビティを何もできなかった…」と悲しげにしていたので、滑り込みでクリアできて良かったなぁ。

しかし11時過ぎまで海で遊んでいたため、最後はめちゃくちゃバタバタに。ちょっぱやでシャワーを浴びて、大急ぎで水着をしまって12時に無事チェックアウト完了。

A&Wアメリカンな昼ごはん

空港で無事荷物も預けてあとは搭乗を待つだけ。

朝あんなにしっかり食べたのに、マリンアクティビティですっかり腹を減らした我らは空港のA&Wでバーガー&ポテトをがっつり完食。

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A&W、去年の沖縄ではステーキを食べたんですが個人的にはバーガーの方が好きかもしれない。外国のジャンクな味がして最高~!

 

 

あ〜楽しかった!

その後も特にトラブルなく帰京。心配していた揺れもほぼなくて、行きと同じく快適なフライトでした。思えば台風の影響ってほぼなかったな、天候ばかりは運なので本当にラッキーだったなと神様に感謝を捧げたい気分でした。

4日間、本当に思いっきり遊べて楽しかったな~~。

宮古島、今まで見たどんな海よりもきれいだったし、のんびりして本当に素敵な場所でした。ハイシーズンをずらしたのもあったけど、人も少なくてのびのびと過ごせたのもすごくありがたかった。しかしあの海の美しさを見た今、自分の中の「きれいな海」のハードルがバカあがりしてしまったのを感じます。今後たいていの海に感動できなくなったらどうしよう…。それくらい圧倒的な美しさでした、最高の夏になった…!

そして、美しさを楽しませてもらった以上、ふるさと納税環境保全NPO団体に寄付することなどで及ばずながらのお返しもしていこうと思います。

去年の沖縄本島への旅行の時も思いましたが、沖縄の美しさに胸打たれるたび、沖縄戦で県民の4人に一人が亡くなったということ、今も基地問題を沖縄に押し付けていることを思わずにはいられない。沖縄の美しさや楽しさを消費するだけでなく、自分ができることをちゃんと考えて行動していきたいなと改めて思う旅でもありました。

 

宮古島編、完!

 

おまけ 旅衣装&お土産

今回はこんな装備で行きました。

移動日はトラックパンツ&Tシャツ、一日遊ぶ日はTシャツ&デニムショーパン。トップスを各2パターン用意。

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moussyのデニムショーパンは大学1年の時に買ったもので、もはや毎年の夏休みにしか出番がないものの着心地がよくて今回も重宝しました。あと今回のヒットはホックニー展のグッズTシャツ。夏休み感マシマシでとっても可愛かった!

 

お土産

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バラまき用も含めて、ほぼすべてドンキ&島の駅でそろえました。すべて食べ物!

沖縄に行くたびにかわいいシーサーを買ってクリスマスオーナメントにするぞと思うのに、コレぞというのが見つけられないんだよな~。今回も不発でした。来年は石垣島行くか~とも言っているので、その時リベンジしたい!

 

 

 

2023年7-8月の美味いもん消費

8月が終わった…。つまり今年はあと4ヶ月ということですよ、怖くなっちゃうね。

例年だと夏は仕事がのんびりめの傾向にあったんですが、今年は新しい担当先増があり、その担当には夏のイベント出展リードの役割があったりでこの夏は例年と違いけっこう一生懸命働いた気がします、頑張った!

そんな労働の夏であることの7-8月に食べた美味いものまとめです。

 


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srecette 33rd Parfait「sous-bois」(豪徳寺)

毎回楽しみにしているエスルセットのパフェ。

毎度お馴染みあとり氏(id:aatorii)と訪問。今回は蓬がメインと聞いていたので、もっと和に振られるかと思いきや、想像をいい意味で裏切られるフルーティな爽やかさで今回もさすがの一言。いつも驚きがあって楽しい食体験だなぁ〜
久々にマカロンもオーダーしてフルコース楽しんだ気分でホクホクでした。次回のパフェも楽しみだなぁ〜!

 


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青森旅ごはんハイライト

7月初旬に行った青森旅行、本当にグルメ旅でした。いまだにあの時食べたアレ、美味しかったなぁ〜と幸せな気持ちで思い出してしまう。

詳細は記事にまとめてありますので割愛!

▽青森旅まとめはこちらで

aso414.hatenablog.com

aso414.hatenablog.com

aso414.hatenablog.com

 

 

 

 

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マンダリンオリエンタル東京「サマーアフタヌーンティー

大好きなヌンであるところのマンダリンオリエンタル東京を7月に訪問。去年も同じ時期に行ったので1年ぶりとかかな。マンダリンはアイスティの種類が豊富&好みなので、暑い時期に行きたくなるヌンです。今回のアイスティではハツコイが好みだった。

惜しみらくは、今回フード類にこれは美味い!!とテンション上がるものが無かったこと。いや、十分美味しいんだけどなんか今回は全体的にボヤッとしていた気がする。自分の味の好みとマンダリンの周波が合わなくなってしまったのか、たまたまなのか…。前者だったら悲しすぎる、怖いけどまた行って確認せねばならない。

 

 


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シャングリ・ラ東京「メロンかき氷」

毎年楽しみにしているシャングリラ東京のメロンかき氷、今年も行きました!そして今回も大満足であった。

今年はメロン果肉部分が厚くなって、かき氷というよりメロンパフェ感がよりより強くなった印象。舌触り最高なクリームはもちろん、中にひそんだ杏仁豆腐とタピオカがまたよかったです。去年と2年前のものを見返してみると、やはり今年はかなり氷感薄くミニマルになってる感じしました。

 


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フォーシーズンズ東京大手町「マンゴーアフタヌーンティー
初フォーシーズンズでしたが、ここ超超超・美味しかった!
マンゴー縛りなのに、決して単調じゃない&でもしっかりマンゴーの良さを堪能できる素晴らしいバランス感。スコーンが小ぶりなのも食べ切りやすくて嬉しいし、ソフトクリームサービスもあるという盛りだくさん構成。
ドリンクもモクテル含め、紅茶、珈琲、ハーブティ、日本茶と完璧な揃い。今回が最高なのかいつも最高なのか確かめに絶対また再訪したい!!と言う思いに燃えております。今年の暫定1位ヌンです。

 

 


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台湾茶房 家豆花(浅草橋)

あとり氏と浅草橋あたりを散策した時にGoogleマップ高評価を頼りに訪れた台湾茶房。この日本当に暑くて、たっぷり豆花が食べたい!となり豆花&ミニ鶏飯セットに。優しい甘さと香り高い豆乳の香りが最高だった…店内もとっても雰囲気があり、ふとした瞬間「台湾に来てたんだっけ?」と勘違いしてしまいそうになる程だった…

 


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CAMERA/バーガー喫茶チルトコ(蔵前)

こちらも浅草橋エリア散策で。暑すぎてカフェ2軒ハシゴしたのであった。どちらも美味しい&おしゃれな店構えで、このエリア洒落てんなぁとしみじみしてしまった。

 


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珊瑚礁本店/Pacific bakery(七里ヶ浜)

湘南エリアに遊びに出かけた時に、夫が「絶対ここのカレーが食べてみたい!」という熱いリクエストに応えて訪問。ものすごい人気で、2時近くに行ったのに1時間半くらい待ちました。暑かったので30分くらいは隣のPacificbakeryでコーヒー飲みつつ休憩したりしました。ここのコーヒー爽やかで美味しかったな。

そして珊瑚礁はこれだけ大人気も納得のおいしさだった。ドライカレーは勿論、アンチョビポテトが絶品。坂の上にあるロケーションも素敵で、帰りは満腹気分で海の見える坂を下っていくのもなんか良かった。この日、暑かったけど日陰で風が吹くと気持ちがいいくらいの完璧な塩梅の夏日で、夏休みの初めの日みたいですごくいい思い出になってます。

 


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OYOGEテンモーパン/マーサーブランチ(六本木)

会社の公休日に六本木エリアでソロ遊び。国立新美術館でふたつ展示を見たり、ヒルズで映画「君たちはどう生きるか」を見たり楽しい1日でした。しかしこの日暑かったな…。六本木駅から国立新美術館に歩いて行く途中のんだテンモーパンの沁みたことよ…。展示をひとつ見た後は中抜けしてマーサーブランチでランチ。ここのフレンチトースト好きです、フルで食べるとちょっと飽きちゃうのでランチセットぐらいのボリュームがちょうど良い。この日はメインにサーモンとアボガドタルタルを選んだんですが、夏日にはちょっと重かった。サラダにすれば良かったな〜とやや後悔。

 


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北出食堂(岩本町)

タコスブームの来ていたあとり氏と仕事終わりに合流してタコス三昧!タコスって今まであまり真剣に(?)食べてこなかったけど、改めて美味いな…。ここのタコスは具材チョイスも豊富で洗練されており、サイズも小さめでパクパク食べれてすごくよかった!タコス元年を迎えた感あるので、今後も美味しいところを渡り歩いていきたい。思えば巻いて食べるものって全て美味いな、手巻き寿司、生春巻き、タコス…


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イシヤ日本橋(三越前)

酷暑外回りをしていたらふと「たっぷりクリームのかかってるパンケーキしか食べたくない」という気持ちになりその場で検索して近くにあったイシヤのカフェへ。お菓子は買ったことあるけどカフェ利用は初めてでした。

このパンケーキ、生地にたっぷりシロップが染みていて、こぼれ落ちるほどクリームがかかっていてかなり甘いと思いきや(そして実際甘いは甘いのだが)中に潜んだレモンのソルベが冷たさと酸味をベストバランスで足してくれて飽きずに完食できるパーフェクトバランスだった。暑いあの日に選ぶべきベストパンケーキ…選んじまった…という喜びに震えました。

 


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アサコイワヤナギ ランチスペシャリテ(等々力)

前々から行くタイミングを伺っていた昼アサコ、あとり氏と堪能してきました。
全6種(+パン)の大満足ボリューム。一つ一つが当然のハイクオリティで、食べるたびアサコへの信仰を増し増してしまう。
特に一品めの鯵のマカロンサレは甘じょっぱのバランスが絶妙でとっても洒落た味。(写真ない)これからのコース、ぜってー美味い!!という大勝利を確信させる走り出しで忘れがたい、
そしてやはり甘味の雄たるアサコのクレープは脳を揺らす美味さ〜!追加料金でオリーブオイルのジェラートをオンしましたがこれも最高に美味い。エシレバターが蕩け出る生地は中央はしっとり、端はカリカリ。また食べたいな〜〜!
モーニング、ランチ、ヌン、パフェと制覇したので次は福岡で夜アサコを経験したい…(と思っていたのに福岡出張が流れてしまい計画倒れしている")

 

 

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2階のサンドイッチ(清澄白河)

デイヴィッド・ホックニー展を見にMOTに行った際に休憩がてらコラボパフェを食べました。

色合いがすごいぽい!!そして美味しい。

同じくMOT併設の100本のスプーンでもコラボパフェがやっているけど写真見る限り、こちらの方が小ぶりながらほぼ構成は同じっぽい。サイズ的にもこちらの方が食べ切りやすいので今後ともコラボパフェが気になる時はこっちのカフェユーズで体験するのもいいなぁと思った次第です。

 

 


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アンドシノワーズ(新御徒町)

あとり氏が見つけてきてくれたカンボジア宮廷料理(!)のお店に、旅の仲間(あとり氏、yukiさんid:senayuki)、あまねさん)と訪問。

ここ、この夏のベストというくらい美味しかった!!基本はエスニックなんだけど食材の組み合わせやハーブ遣いがすごい豪快&ベストバランスで食べるたび驚きと感動があった。3ヶ月分くらいのパクチーとミントを摂取した気がする、どっちも大好きなので最高!!

そしてその全てが豪快に大皿でどーーーんっと提供されるのも良さしかない。旅の仲間は食いしん坊&結構量を食べれる集団ですがそれでも最後かなり苦しくなったぐらい。でも美味しいので「お腹はち切れそうだけどまだ食べたい!!」となり箸が止まらないジレンマに陥り、ほんとここ何年かで1番満腹になりました。翌日の夕方くらいまでお腹空かなかったもんな…

暑い夏の夜にLOVEな旅の仲間たちと食べたのも凄くいい思い出。お腹いっぱいだねぇと言い合いながら仲良しと帰る帰り道って大好き。

 


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スチーム Dim sum&Wine(六本木)

仲良しの先輩ズと訪問。おしゃれ中華で女子との会合にピッタリだった、味もどれも手堅く美味しい。コースにしたんですがいろんな種類がこれでもかと出てくるのでかなり満足感高かった。やはり中華は美味い〜

 

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カフェフロムトップ(恵比寿)

東京都写真美術館に行ったついでに腹ごなし。以前来た時、プリンかわいいなぁとアタリをつけていたのだ。アメリカンチェリーの乗った姿がとてもかわよい。お味も甘すぎない上品さでよかった

 


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srecette(豪徳寺)

夏のカフェ営業に滑り込み、念願のペッシュメルバをいただきました。肉厚でジューシー、かつ上品な桃のコンポートの裏にはたっぷりの上質クリーム&アイスが潜んでおり満足度激高。
皿に乗っている全てのものの舌触りが滑らかで喉越し良すぎるため、瞬く間に皿から消えていった。儚い…。

もはやパフェ級のクリーミーさではと思わせるアイスミルクティーも堪能、見てくれこの美しさを…。こってりしたミルク感を楽しみつつ茶葉の爽やかさが鼻を抜けていく感じも贅沢な夏の楽しみって感じで嬉しかった。この日は確か水曜とかで、その後ハードめな休日出勤も予定されてる週だったのでパワーチャージ出来た感が凄まじかった。

 


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スタバフラペチーノ桃・スイカ

フラペチーノは夏しかご縁がないので、7〜8月は新しい味が出るたびせっせと飲んでいました。桃は毎年美味しいし、今年デビュー(ですか?)のスイカも甘酸っぱくて美味しかった。スイカっていうかパッションフルーツだなとは思いつつ…

来年もまたフラペの季節が巡ってくるのを楽しみにしてよ〜と思ってます。

 

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千疋屋フルーツパーラー 完熟マンゴーパフェ(恵比寿)

夏休み前最終日にログインボーナスとして食べました。千疋屋夜パフェが評判いいけど私は結局スタンダードなフルーツパフェが好き!!

流石のフルーツパーラー力でマンゴーは完璧な熟し方で、脇を固めるクリームやソルベもマンゴー邪魔しないながらも基礎値が高い盤石の布陣。翌日からの夏休みへの喜びもあって、マジで食べながら震えました。幸せの味だった…。

 

 

以上!

毎度よう食べてます。夏本番の2ヶ月間というだけあってとにかく暑かったけどどことなくウキウキしたバカンスムードの元食べたものたちで振り返ってみると楽しい夏のハイライトのかけらたちだなぁ。

仕事が忙しかったのもあり、折々で「もうちょっとでアレ食べに行くから頑張ろ」とか目標&ご褒美に出来て、美味しいものとそれに付随する楽しい時間ってつくづく私にとってのガソリンだなぁと思う次第でした。

9月以降も引き続き忙しそうなので、適度に美味しいものでガソリン補給しつつ秋先も走り抜けたいと思ってます。

完!

 

▽前回の美味いもん消費

aso414.hatenablog.com

 

2泊3日国内旅行鞄の中身&旅コーデ

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プロアマ問わず旅の特集を読むのが好きなんですが、その中でも大好きなトピックス、それは持ち物&服装。その人の個性がすごく出るので変化があって面白いし、宿や景色の写真を見るより旅情が掻き立てられる気すらしてしまうほど。

読んでて好きなトピックスは自分で語っても楽しいよねってことで、今回は7月上旬に行った青森2泊3日旅のカバンの中身&服装語りをしようと思います。

青森旅行行ってからもう一月以上経つの信じられないな、今でも楽しかったな〜とニコニコ思い出される最高の旅でした。

 

▽詳しい旅記録はこちら

aso414.hatenablog.com

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持ち物

メインバッグ

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↑マブのあとり氏と色違い。私は黒、彼女はカーキ、並べるとよりかわよい。

今回のメインバッグはバックパック

旅行用のバックパックは、and wanderのECOPAK 30L backpackを愛用しています。

and wanderはデザインが可愛いのに機能的で推しブランドなんですが、このバックパックもミニマルでイカしたデザインな上荷物の大きさに合わせて伸長させられる機能性の高さもあってお気に入り。 

今回はそれぞれの日で長距離移動があったのでバックパックチョイスだけど、宿を変えない場合はキャリーで行く時もある。

 

中身

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旅行の時の持ち物は、日数の多少に関わらず基本となるベースがあって、そこに日数分の服とかスキンケアがボリュームアップするイメージ。

なので今回も、ちょっとずつアイテムは異なるものの過去にまとめた一泊2日旅行の鞄の中身記事とそんな変化はない。(なので細かいところは↓の記事を見てくださると幸い)

一泊二日国内旅行の鞄の中身 2022年秋 - 稼いだ金全部使うウーマン

ちょっとした物が仕分けられてる様が好きなので、ポーチやジップロックを使って用途ごとにちょこちょこ分けていれてます。これらを詰めている時、何とも言えない喜びが湧き出る…そう、私は仕分け萌えの女…(なのでパッキング大好き)

ポーチは旅ごとに多少の増減はするものの、基本は

・衣類

・下着類

・メイク用品

・スキンケア

・ボディ&ヘアケア

・その他雑多なもの(ケーブルとかティッシュとかペンとか)

って感じ。メイクとかスキンケアみたいな液体系のもの(?)は、何が入ってるか何となくわかる方ないいかなと思うのと、液漏れ対策でジップロック的なものにまとめるのが常です。

衣服類は無印のたためる仕分けケースとイソップの布袋利用が定番。

手持ちバッグに入れるほどではないが、ちょこちょこ取り出すかも?みたいな細々としたもの(充電コードとかウェットティッシュとかペンとか…)はレスポのポーチにざっくり入れて管理。荷物をバックパックに詰める時に1番上に置くことですぐ取り出せるようにしてます、意外に便利。

 

手持ちバッグ
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観光する時はメインバッグをロッカーに預ける事がほとんどなので、必要最低限のものをサコッシュに入れて持ち運び。

ハンターのサコッシュは軽いしコンパクトながら見た目より収納力があって優秀。オールホワイトな見た目も可愛いくてお気に入りです。

写真には入ってないけどミンティアを入れたり、もっと暑い季節は塩飴を忍ばせたりもします。

旅の間、リップ塗り直しくらいしかしないのでメイク直しグッズはほぼなし。リップモンスターとクラランスのリップオイルの組み合わせが好きで最近はもっぱらこのコンビ。

 

サブバッグ

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観光中、お土産を買ったりなんだりして荷物が増えること多々なのでサブバッグもしてトートも忍ばせておくこと多々。

青森旅では、初日に行った弘前れんが倉庫美術館の大巻伸嗣展のグッズが可愛かったので購入後即使ってました。美術館のスーベニアショップは薄手トートの宝庫なのでよくチェックするし、旅で見た企画展で買えると思い出にもなるからなお嬉しい。今後もちょこちょこ増やしていきたい。

 

旅コーデ

旅の準備は往々にして楽しいものですが、その中でも特に好きなのが旅コーデを決めること。あれにしようかこれにしようかと頭を悩ませるのって本当に楽しい〜〜!

旅コーデも人ぞれ色々流派があると思うけど、私は旅行用の服!みたいなものがあるというよりは、手持ちの中で旅行に便利そうなものをピックすることが多い。シワが目立たず、着やすくて洗濯できるものがマストです。

今回の青森旅は移動距離がありつつもメインの観光場所は美術館や綺麗めレストランだったので、動きやすさはありつつもスポーティすぎない格好がしたいなぁと思って選んだのがこれらです。

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いや黒っ!?

改めて並べてみると我ながら黒すぎる…カラスなのか?

元々黒い服が好きなことに加え、黒だとカジュアルなデザインでも綺麗めにまとめやすいのでついついこんなセレクトになってしまう…。まぁ夏は肌が出るので、全身黒でもそんな重くならないのでヨシです。黒い服一生愛す。

今回はワンピース1枚/トップス2枚/ボトムス1枚で回しました。二泊三日は何となくこのデッキ(?)にすることが多い。

1日目

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ロゴT×ペンシルスカート

ロゴアイテムって似合うものと似合わないものの差が激しいんだけど、skinのこれは形も綺麗だし素材も薄すぎず厚すぎずでとっても良い塩梅。ロゴもええ感じのサイズ感なのだ。

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後ろが「VIP」なのも好き。元々はフェスでこれ着て一般列に並ぶというジョークTシャツらしいです、遊び心だネ。

タロウホリウチのペンシルスカートはかなりスリットが深いので足捌きが楽で良い。少し照りのある生地なので、ロゴTに合わせてもカジュアルになりすぎない感じなのも好きです。

 

2日目

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この日は朝から晩まで食べまくることが予定されていたので、締め付けのないワンピース一枚で。

beautiful peopleのこのワンピース、アメリカンスリーブのカッティングが可愛くてヘルシーで今年の夏のお気に入り。やや厚みのあるコットン生地なのでラインでない&シワにならないのも夏旅に最適です。

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背中にちょこっとあるロゴ刺繍が可愛いので、これも後ろ姿が好きな服です。

背面て自分で着ると見えないんだけど、こういう風にふとした瞬間の写真で確認してうむうむと出来るので良い。

結構肩が出るので冷えるかな〜と思ったけど、この日は真夏日だったので一枚で全く問題ありませんでした。本当は羽織を持ってくるつもりだったんだけど家に忘れたのだ…

 

3日目

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トップスだけ変えて、他は1日目と同じ。

Charcoal TOKYOのShinzone別注Tシャツは、パイル地&やや短めの丈感が可愛いです。

この日は小雨がぱらつく日だったので、湿気ても気持ちのいいパイル生地なのは図らずもいいセレクトだったな〜。

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ただ、写真で見返すとさすがに黒すぎたかもしれない。ロゴもないので引で見ると黒のTシャツワンピみたいに見えるな…。このトップスはブルーデニムとか合わせた方が活きたな…とやや反省も残る結果です(?)

こんな感じ!

旅の荷物は以前もまとめたことがあるものの、服装まとめは初めてだったので書いてて楽しかったです。持ちもの語るのだ〜い好き!

来週遅めの夏休みでまた旅行するので、その時の服装とかも機会を見てまたまとめようかなぁと思います。

しかし旅行って準備も楽しいし当日も楽しいし、帰ってきてもこうやってまとめたりすることでまた楽しさがあってコスパすげぇ〜

 

完!

2023年5-7月 エンタメ消費

まとめたいな~~~と思いつつ、うっかりしていたら三か月分溜まってしまったエンタメ消費をまとめて放出。

もはや記憶が薄くて入れ忘れてるものとかたくさんありそう。

でもとりあえず写真とメモが残っているものだけまとめました。量も多いのでここの感想はいつもにましてさらっとしているかも。あと旅行記事でまとめているものはそのままリプライズ(?)しているところも多々です。

長いので気になる項目からどうぞ。

 

 

 

 

書籍

有吉佐和子「悪女について」

一時、TLで同時多発的にものすごい読まれており「何…!?」となって読んだ。

一代で財を成し不審な死を遂げた女性実業家を、周囲の人間が回想していく構成でサクサク読めて面白かった。登場人物誰かがいわゆる”信用できない語り部”なのかな思って読み始めたけど別に誰も嘘はついていなくて、一人の人物がそれぞれの人で様々な形で見えていただけっていうのがいい。人は他者を自分の見たいようにしか見ないし、様々な欲望を形を変えてぶつけていくんだなというのがすっと落ちてくる感じ。

 

田嶋陽子「愛という名の支配」

ずっと読みたいな~とうっすら思っていた田嶋陽子作品が、ある時いっきに電子書籍化したので一番有名どころのこちらを読みました。

田嶋陽子が自分の考えて、掘り下げて、自分のものにした自分のフェミニズムを語ってる感じでよかった。自分が心地よく生きるための思考がその人のフェミニズムで、そのフェミニズムがその人を縛ってしまうのであればまた新しいフェミニズムを作っていけばいいみたいなことを言ってるのが好きだった。

 

竹内佐千子「イケメンに会えない今、私たちはどう生きるか。」

このシリーズ、地味に読み続けている。シリーズを追っていくと、どんどんイケメンとのふれあい方(?)が形を変えていくことが分かって面白い。うまくいくときもいかないときもあるけど必死に生きてる感、好き。

 

 

映像

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映画「ウーマントーキング」

とてもよかった。女性たちが対話しながら新しいチャンスをつかむために行動するさまにぐっと来たな。人との対話をやめちゃいけないなと思うし、自分の弱さも他者の弱さも開示して受け入れていくことによる、とれるチャンスの多さを思ったりしました。

 

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映画「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」

夫に連れられて鑑賞。インディジョーンズの過去作を全く見てないのでポカーンかなと思いきやこれだけでも普通に楽しいエンタメ作品でした。引退目前の壮年男性が奮起する系、流行ってんなぁ~。作中、ヘレナが「困ったときはダイナマイト!」って言っててなんか面白かった。火力で解決。

 


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映画「君たちはどう生きるか

※ネタバレしてないですがコンマも情報入れたくない人は注意。

公開直前になるまで、正直ジブリがこれを作ってるのすら知らなかったんですが、いざ公開となるとせっかくだし真っ白な状態で見たいわと思って早々に見に行きました。私は作品の深読みが苦手なので見たままにしか受け取れないんだけど「作画すごい」というのと、駿の癖(ヘキ)をが~~~っと詰め込んだのかな~っていう感想を持ちました。あと、駿はお母さんに会いたいんだな~~って思ってなんか切なくなっちゃったな。私も早くに亡くした父に会いたいなと無性に思うことがあるので、(全然違うのかもしれないけど)失った親たるものへの消し去れない憧憬みたいなのは何となくわかるよ~って感じ。

 

展示


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KYOTOGRAHIE京都国際写真祭

・松村和彦≪心の糸

・高木由利子≪PARALLEL WORLD≫

・マベル・ポブレット≪WHERE OCEANS MEET≫

法事で父の地元たる京都へ里帰り(?)したので、隙間時間にキョートグラフィに駆け込んできました。もともとはあとり氏(id:aatorii)が「すごくよかった」と絶賛していた松村和彦≪心の糸≫が見たいなぁと思っていて、そしてそれは本当に素晴らしかった。認知症の人々をすごく優しく繊細に写し取っていて、祖父母の晩年を思い出して泣けてなけて仕方なかった。でも悲劇だけではなく、絆がまたつながるような希望を残しているのがとてもよかった。

高木由利子≪PARALLEL WORLD≫は、Dior展の作品が素晴らしかったので他の作品も見たくて訪問。さすがの知名度で大行列だった。作品もすべて美しい&洗練されていてクチュールって民族衣装の派生だなぁということを思ったりしました。

マベル・ポブレット≪WHERE OCEANS MEET≫は、ノーチェックだったけどとても面白かった。様々な青がキラキラしててきれい。繊細でガーリーに見えつつ、細かく切り刻まれて再解釈されてるような空恐ろしさもあったりして見てて楽しかった。

 

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平等院鳳凰堂 鳳翔館

夫の推しスポットこと平等院鳳凰堂隣接の博物館。せっかくだし見るかくらいのテンションだったのに展示がどれもすごく面白くて大満足だった!

さすが国宝建築隣接物件(?)めちゃくちゃいいもん置いとるわ(そりゃそうか)

特に雲中供養菩薩像が本当に洗練されていて美しく、「仏像ってスゴ!!!!」と目が開く気分でした。こちらも国宝だそう、納得の美しさです。(画像は拾い画です)

 

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ポーラ美術館≪部屋のみる夢≫

初夏の箱根の美しさに完璧にフィットした展示だった。

光さす、キラキラして安全な幸福なひと時を切り取ったみたいな作品群で、POLA美術館との相性もばっちりでとても好きな展示になりました。佐藤翠の作品が見れて嬉しかった。企画全体がすごく好きで、たまに図録を見返して「好きだったな~」と思いだしている。

 


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HIRAKU Project Vol.14「丸山 直文 水を蹴る―仙石原」

同じくPOLA美術館で鑑賞。

水に溶けだす瞬間みたいなタッチが童話的で素敵だったな。これもまたPOLA美術館の燦燦と降り注ぐ光とすごく奇麗にマッチしていました。美し~

 


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名古屋市美術館≪コレクションの20世紀≫

思いがけず名古屋泊となり、翌日に訪問。名古屋市美術館はじめていったけど、ふとしたところにたくさんアートが置かれている素敵美術館だった。

展示も、20世紀をたどりながら作品を見ていける構成で、アートの変遷を追っていける感じが見やすくて好きだった。普段は抽象画が好きなのに、この展示では風景画にすごく胸打たれて鑑賞ってその時々の自分のマインドに影響されて面白いなぁという実感があったのもいい体験だったと思います。

 

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DIC川村記念美術館≪芸術家たちの南仏≫

大好きDCI川村記念美術館。企画展が変わる度に行ってますが、今回は様々なアーティストが集った南仏をテーマにした展示。

南仏って気候&景観がいいからみんな集まったのかと思っていたので、様々な国境のハブたるエリアにあるため、亡命者や難民たちの中継点であったという背景が知れたのはよかった。母国をいろいろな理由で追われたアーティストたちが描いていると思うと、光さす幸福な風景たちもどこか切なさが含まれるようだな。

 

 

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東京都現代美術館Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展「さばかれえぬ私へ/Waiting for the Wind」≫

大好き東京都現代美術館。こちらも企画展が変わる度に行っていますが、今回はTCAA受賞記念展。前回のTCAAも良かったですが、今回も素晴らしかった。毎回熱量がすごい。特に志賀理江子作品は圧倒的でまだ消化しきれてないです。震災以後の東北を追った作品群なんだけれど、私たちはいったい無意識にどれだけ様々なことを押し付けて、被害者たちを消費し物語性を押し付けてきたんだろうと息苦しい気持ちになってしまう。これは沖縄について考えるときもそうで、答えが全然見つからない。

 

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東京都現代美術館MOTコレクション 被膜虚実/めぐる呼吸≫

毎回企画展に行くたびに見るのを楽しみにしているコレクション展。

今回もとっても楽しかった。女性作家作品も多くて、見ていて嬉しい気持ちにもなった。しかし行くたびに思うが、MOTのコレクション層の豊かさよ…。

毎回切り口も面白くて、何度行っても飽きない魅力がある。

 


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弘前れんが倉庫美術館≪大巻伸嗣—地平線のゆくえ≫

青森旅で訪問。

会場全体が異世界になったような幻想的なインスタレーションの数々。部屋が変わる度に「わぁ~」と思わず声が出てしまう、異世界へのタイムスリップ感が楽しい。

特に代表作である「Liminal Air Space-Time」のシリーズは暗闇に一枚の布がゆらゆらはためいている作品で、それが暗い海の波のようにも、天女の羽衣のようにも、ディメンターのようにも見えた。展示全体のテーマが「人や自然、物質世界や精神世界の生と死が円環を成すような死生観」(公式より)だというのも納得。

弘前は桜の季節の何度か行っているんですが、れんが倉庫美術館はノーマークでした。今や「なぜ今までいかなかったのか…」と後悔しきり。今後は訪れるたびにチェックしたいスポット。

 

 


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青森県立美術館≪コレクション展≫

青森旅2日めに訪れた青森県立美術館庵野展をやっていてものすごい人入りでしたが、ここはクールにコレクション展を鑑賞。

ご存じ奈良美智作品はもちろん、棟方志功など郷土の有名作家の作品がたくさん。青森っていい美術館がたくさんあってすげ~と思っていたんですが、青森出身の有名作家もすごい多いんだな~と改めて気づかされました。今回ヒットだったのは佐藤ぬいの作品。色鮮やかなステンドグラスのような色彩の数々が見ていて楽しかった。知らない作家を知れるのがコレクション展のいいところ。

 

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十和田市現代美術家 常設展

アートの街、十和田。こんな感じのあおりの雑誌が山ほどあるのも納得のアート力(?)

アイコニックなスタンディング・ウーマンはもちろん、多種多様な現代アートが「こんなに傍によっていいんか!?」ってぐらい近くで見れるのがすごい。8年位前に一度来たときはわからなかった良さとか、その時はなかった作品とか沢山あって「時を重ねてから再訪するのいいなぁ」と思えました。野外作品が何の気なしにいろんなところにあるのもキュート。いい美術館だし、いい街だなぁとしみじみ思います。

 

 


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十和田市現代美術館≪劉建華 「中空を注ぐ」≫

どこかの美術館でリーフレットを見て「面白そう!」と思っていた展示。想像通りとてもよかったです。フロアぶち抜き系の展示、好き率が高い。

陶器の白磁が美しくも廃墟っぽい空恐ろしさもある。よくよく見ると白菜とかテディベアとかかわいいモチーフのものが散乱していて、遠くから見る面白さとそばによって見る面白さどちらもあるのがよかったな。すべて割れて壊れているので、物質主義の儚さみたいなものも感じられました。

 


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ギンザエルメス フォーラム≪エマイユと身体≫

年始に来た時も凝った展示と作品チョイスに感銘を受けたエルメスフォーラム。今回は釉薬(エマイユ)をキーモチーフにしたグループ展。

当日は酷暑日で、うそみたいな斜光が降り注ぐ会場は白くハレーションを起こしているみたいでまるで幻想の中にいるみたいだった。エルメスフォーラムの建物自体の美しさのもつパワーが満ち満ちていてドリーミーな作品群と素敵にマッチングしていて楽しかった。毎度思うがこのクオリティを無料で見せてもらえるのありがたみしかない。

 

 


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アーティゾン美術館≪ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開≫

常々、抽象絵画好きかも~という薄ぼんやりした認識をしていた私。これまた大好きなアーティゾン美術館(大好きな美術館めっちゃあって嬉しい)で抽象絵画の変遷をたどる企画展をやるっていうんだから行くっきゃねぇ。と鼻息荒く参戦。

ものすげぇボリュームだよと聞いていたので、恐る恐る行ったんですがマジですごいボリュームで途中やや流した感は否めない。大ボリューム展示、途中流しがち。もったいないなと思いつつ、まぁね…無理はいかん。

でも様々なアプローチの抽象絵画を山ほど見たことで、じゃぁ自分がどんな抽象作品が好きなのかっていうところを掘れたのがよかったなと思います。少ない作品をじっくり見る楽しみもあるし、ザッピングするみたいに数を見て知る楽しみもあるなぁ。

 


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国立新美術館≪テート美術館展 光≫

会社の公休日が月曜だったので、月曜日でもやってる美術館~ってことで久々に国立新美術館に行きました。テート美術館展はスター作品も多いし、絶対むちゃくちゃ混んでるだろうから平日に行きたい…と思っていたのでラッキーだった。しかし平日でもかなり人が入っていて、なるほどこの夏のスター企画展!!って感じでした。

「光」がテーマなのもあり、立体作品も面白いものが多くて楽しかった。光というモチーフが宗教的位置づけからどんどん変遷を遂げていく様を追っていくのも興味深い鑑賞体験だったな。特に初期の作品はコントラストがんがん!!!な大迫力絵画が多く、CG画像などない時代の人がこれを見たときの圧倒的力っていかほどのものだったのかな~と思いをはせてしまった。

 


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国立新美術館≪蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる ≫

東京都現代美術館でいくつか作品を見てから、何となく気になる存在だった蔡國強。大型個展がテート美術館展と同じく国立新美術館でやっているということでハシゴしました。せっかくだし見とくか~ぐらいのテンションで行ったのに、思った100倍好きな展示で胸がどきどきしちゃった。

火薬を使ったドローイング作品は砂曼荼羅をオマージュしている、みたいな趣旨の説明を読んで、自分が蔡國強作品を初めて見たとき感じた「仏教画みたい」って印象に説明がついたようで嬉しかった。(作成過程の映像も面白い。こんな風に作ってんのか~!)

ワンフロアをブチ抜いた会場を大きく横断するように設置されたライトインスタレーションも良かった。色とりどりに輝きが変わりますが、赤い光が特に好きだった。火薬の導火線みたい。そしていわき市で行われた≪白天花火≫の映像も美しくも凄まじくてものすごいパワーを感じました。多分地元の幼稚園児たちが歓声を上げるシーンが映っていてなんだか胸が苦しくなっちゃった。あの子たちはこのアートを見てどんなことを思ったのかなぁ。

蔡國強作品は、「外星人」へのメッセージが根底にあるというのも今回知れてよかった。自分たちの知らない、はるかかなた先の何かへメッセージを送るってドリーミーでいいなぁと思います。ロマンチックな作品大好き。人間の柔らかさを感じる。

以上!3か月分あるので長い。読んでくれた方ありがとうございます。

しかしここ最近は活字を全然読まなかった時期だったことが感じられる結果だな、その分展示には熱心に通っているようだ(他人事?)

美味いもん消費もですが、ちょっと溜めると途端におっくうになってしまって放置しちゃうので今後はこまめにメモを残そうと思います。まとめると読み返した時楽しいのでできるだけ続けたいのでね。

 

まだまだ暑いですが、今後も楽しいエンタメを沢山接種していくぞ!

完!!

 

▽前回のエンタメ消費まとめ

 

aso414.hatenablog.com