夏の旅行第一弾。
もはや紹介不要のあとり氏(id:aatorii)と青森へ2泊3日で行ってきました。一泊以上する旅行久々だったのでワクワク!そして期待を超える大満足旅となりました。やけに長くなりそうなので全中後編で3つにわけます。まず初日編です。
初日 弘前でアートとねぷた列車を満喫
波乱の幕開け。コーヒー両手に爆走


朝ごはんは新幹線内で食べる予定だったので出発の20分前にDEAN&DELUCAで合流して、さくっと飲み物とフードを購入しましょという予定だったんですがなんやかんやトラブルが重なりあわや新幹線に乗り遅れるのではというギリギリ乗車になってしまいました。マジで終わったかと思った、やばかった。
あの日、両手にコーヒーを持ちつつ鬼の形相でホームを爆走する女がいたならそれは私です。
そんな波乱の幕開けとなりましたが、車中ではサンドウィッチ&伊良コーラ、あとり氏が持ってきてくれたノーレーズンサンドを堪能。しかしこの時の記憶がなんか薄いな、衝撃が後を引いていたんでしょう。みんな乗り換えは余裕をもって行動しよう…!
老舗フレンチ山崎でランチ
弘前についてからはまずは腹ごなし。弘前は人口に対してフレンチ料理店の比率が日本一高い(?)らしく、まさにフレンチ激戦区。どこにするか迷ったものの、老舗と名高い「レストラン山崎」でランチコースをいただきました。



スープ&肉または魚のメイン&デザートという構成。
美味しかったな~!クラシックなフレンチですが、いい素材で丁寧に大事に作られているのが分かる食事の数々で、弘前の食レベルの高さを感じさせられました。
どれも美味しかったんですが、特にデザートのマンゴーのケーキが「え?」と思うくらい美味しくて感動。東京だったらひとつ700円くらいで売ってそうなクオリティを3,000円弱のコースにつけていいんすか…?ありがた…!
そしてこの時から、私たちは青森のデザートクオリティの高さに嬉しい悲鳴を上げまくることとなります。
弘前散策




腹ごなしした後、弘前のメインエリアを探索。
商店街の看板や道路のモニュメント、郵便ポストまでなんだか味のあるかわいさがあふれていて素敵なエリアだった。
のんびりした雰囲気の地元のお店群の中にふいにすごく研ぎ澄まされたセレクトショップがあったりして散策するのが楽しいよ~!
いくつか事前にチェックしていたセレクトショップの中で特に好きだったのが「THE STABLE」
小物や食器など、ライフスタイル系のアイテムがセンス良く取り揃えられていて見ていてワクワクする品ぞろえ。
ここで母へのお土産にこぎん刺のポーチと、自分用に岩木山を模した小さなオーナメント(箸置き?)を購入。岩木山、弘前に桜を見にくるたびに綺麗な山だなぁと思っていたのでなんだかご縁を感じたのだ。スタッフさんも優しくて、取り扱いアイテムの背景とかを丁寧に話してくれて楽しいお買い物体験でした。


どちらもかわいい。旅先で気に入った小物が買えるとすごくうれしいもんです。
弘前レンガ倉庫美術館「大巻伸嗣 地平線のゆくえ」


散策後は弘前駅から徒歩20分くらいのところにある弘前レンガ倉庫美術館へ。
新緑の美しい中庭(公園?)にレンガの赤銅色が映えて美しい~。とっても雰囲気のある美術館だ、こんなん近所にあったら”誇り”だわ…。
入口に鎮座する奈良美智のあおもり犬。顔がかわいいversionだ。
ここで見た企画展「大巻伸嗣 地平線のゆくえ」が素晴らしかった!



会場全体が異世界になったような幻想的なインスタレーションの数々。部屋が変わる度に「わぁ~」と思わず声が出てしまう。どれもすごく奇麗だけど、どこかに連れていかれちゃいそうな恐ろしさも感じる。
特に代表作である「Liminal Air Space-Time」のシリーズは暗闇に一枚の布がゆらゆらはためいている作品で、それが暗い海の波のようにも、天女の羽衣のようにも、ディメンターのようにも見えた。展示全体のテーマが「人や自然、物質世界や精神世界の生と死が円環を成すような死生観」(公式より)だというのも納得だったな。
今年ベストに食い込むくらい好きな展示でした。行けてよかったな~!
ミュージアムショップでお買い物&カフェタイム
隣接したミュージアムショップで企画展グッズのトートバッグを購入。
薄手でサブバッグにできるトートが欲しかったので嬉しい~!翌日の旅から活躍しまくりました。
カフェではたぬきケーキをパクつきました。クラシックなバタークリームでおいし!


↑奈良美智アイテムがちょこちょこ使われていて可愛い。そしてたぬきケーキ、たぬきが三角にうっかり閉じ込められた感じでシュール。シテ…コロ…シテ…ってこと!?
大鰐線 金魚ねぷた列車で夏気分満喫


美術館から中央弘前駅までは裏道(?)で繋がっていて、その道がなんかすごく「夏」って感じでよかった。青い空、緑の木々、少し古い駅舎…。ありもしない郷愁がくすぐられてしまう。



中央弘前駅もいい感じのレトロ感。わくわくが高まります。
ねぷた絵師が作成した350個もの金魚ねぷたが社内に飾られ、週末夜間はその明かりだけで運行する「金魚ねぷた列車」


所狭しと飾られた金魚ねぷたが可愛い。よーく見るとアマビエも混ざっているのも良い。
陽が落ちてくるとぼんやりオレンジ色の明かりがより映えて、本当にきれいでした。オレンジの灯ってなんだか切なくなっちゃうよね。
電車の振動と合わせてゆらゆら揺れるのも泳いでいるみたいでかわいい。当日は七夕だったので、短冊みたいにも見えてとても風流でした。
車内で大喜びして写真撮ってる観光客(私たち)と、もはや珍しくもないのか何の反応もしない地元客が混ざって乗っているのもなんか凄くよかった。
ほんと見飽きない美しさで、終点の大鰐駅に着くのが悲しかったな。もっと乗っていたかったよ~!!
青森駅でサクッと晩御飯
大鰐駅に着いたら、徒歩すぐの大鰐温泉駅へ移動して奥羽本線で宿を取った青森駅へ。
青森駅周辺で何か美味しい夕飯を食べる予定が、金曜夜なのでめぼしいところの予約が取れず。


↑焼肉屋のサイドメニュー大好きマン。レモンコーラなるものを頼んだら氷の代わりにキンキンに冷えたレモンが敷き詰められたグラスが来て最高。
ホテルすぐそばの焼き肉屋さんで冷麺&ユッケジャンをサクッと食べた後金曜ロードショーのナウシカを見つつ就寝となりました。
あ〜楽しかったな〜と思いながら眠りにつけるのって幸せだ。
2日目に続く。