3月の足音が聞こえてきたな
って今書こうとしたんですけどもう3月だよ。聞こえてくるのは4月の足音です、なおのことやばいな。光陰矢のごとしすぎ。
美味いもん消費とエンタメ消費の枕詞「もう〇月…」関係多すぎると分かっているんですけど、毎回新鮮に驚いちゃうくらい日々が経つのは早いもんです。
瞬く間に過ぎ去った2月のエンタメ消費、こんな仕上がりでございます。
書籍
年末から「読みたいな~」と思ってて保留になっていたので、やっと読めた!って感じでした。女子教育に尽力した教育者河井道をモデルにしていて、大正~昭和をまたいだ大河シスターフッド小説。
作者の「シスターフッドを書くんだ!!」という熱い意気を感じたし、エンパワメントとエンタメがすごくいい塩梅で楽しく読みつつ、どれだけこういう先陣の女性たちが戦ってきたか、その恩恵を現代女性である自分が受けているかをつくづく感じたな。全体を通してポジティブなムードがあるからか、昔読んだ児童少女小説を読んでた頃みたいなわくわくがあるところも好きだった。柚木作品に共通することだけど、食べ物描写がおいしそう。10年後ぐらいに朝ドラでやってほしい、これは朝に見たいやつですわ。
タイムラインに流れてきてて、軽い気持ちで読んでみたらすごくすごく良くてあっという間に最新刊まで読みました。過剰にキラキラせず、かといって過剰に地味でもない。すごく等身大な温度感が心地よい。いかにもそのうちぶち当たりそうな問題が散見してるので、めちゃくちゃ自分ごととして読んでます。
自分の中で、もう少し年を重ねた時にどんな風な壁にぶち当たって、どんな風に傷つき、どんな風に戦うのかが知りたいって気持ちがあるんだな、って自己分析。続きも楽しみです。
映像
セックス・アンド・ザ・シティ AND JUST LIKE THAT(1話~7話)
Youtubeで1話の冒頭が無料公開されていたのを見たら「おもしろそうやん」となってU-NEXT無料期間を有効活用してみました。
これも、自分よりすこし年上のお姉さんたちの生きざまを見たい欲の延長で気になったんだなと思います。サマンサがいないのやっぱり寂しいよ~って思うんですけど、50代になっても人間関係での別れも出会いもあって、それぞれ新しい関係性が広がっていくんだよというのはすごくポジティブなメッセージだよなぁと思います。
新ゴシップガール(1話~7話)
こちらもU-NEXT無料期間中に駆け抜ける予定で見てます。無印版GGは高校生?大学生?ごろに一生懸命見ていたので、セントジュード学園の制服を見ると自動的に胸が熱くなるわぁ~。今回もみんなお召し物が可愛いね♡
当時は主要キャラたちと年齢が近かったこともあり結構感情移入しながら見ていた記憶があるんですが、歳を重ねた今主要キャラ達の不安定さとか身勝手さとかに全くいら立ちを感じなくなった自分にびっくりである。「おいおい~~」とかは思うけど、あの頃無印を見ていたころの「セリーナさぁ‼‼」「ダン!!!」「ネイト、お前そういうとこだよ!!!!」みたいななんなのこいつらイライライラみたいなの全然なくなった。(そんなキレながら見てたんかい)不安定に傷つけあったり自暴自棄になるキャラたちを見て、セレブとはいえキッズはキッズ、大人が適切なケアにつなげてほしいと願うばかり。続きも引き続き楽しく見ます。
展示
「ミロ展 日本を夢みて」@Bunkamuraザ・ミュージアム
ソロパフェするまで少し時間が空いたので、久しぶりにBunkamuraに行って見てきました。毎回思うけどあれぐらいの会場簿規模が飽きずにじっくり見るのにちょうどいい。
柔らかくて流動的な線が見ていてすごく気持ちよくて、リラックス効果を感じた(?)
この絵好き!って思ったもののほとんどが日本の美術館所蔵のもので同じ空の下にあるんだなと思うとなんだか嬉しい気分になったりもしました。
同時に展示されていた、瀧口修造からのラブレターみたいな詩もよかったな。
「イヴ・ガストゥコレクション」@GALLERY3
ファッションプレスの記事で読んで、「面白そう~」と思っていたので六本木に出たタイミングでサクッと見てきました。古今東西のメンズリングのコレクションなんですが、展示の数が想像の倍あって「無料でいいんすか?」ってなりました。これらの全てが個人のコレクションというのが凄い…。おどろおどろしかったりゴスだったり煌びやかだったり色んなリングがありましたが、私は生グサ聖職者(多分)がつけていたであろうキラキラリングが好きだったな。石がデカすぎて本物とは思えなかった…富とは権力…そう思わずにいられないね。
以上!先月に続きあんまり書籍を摂取しなかったな。読書って一度しなくなるとどんどん量が減るんだよな〜その分ドラマをたくさん見たな。
展示にはいいペースでいけてる気がするので、暖かくなってからも意識的に足をむけていきたいです。
完!
おまけ
2月のベストエンタメ(を、今回から挙げようと思う。なんとなく)
雁須磨子「あした死ぬには、」