稼いだ金全部使うウーマン

賃金を燃やした炎で不確かな足元を照らす日々

フェミニズムパワーに燃ゆる休日お出かけ記

f:id:aso414:20240723125146j:image

酷暑。

地球、どうかこれ以上HOTにならないで…。

暑すぎだろいい加減にしろよ💢ってキレそうになると同時に「この状況を導いたのは私たち人類…」と絶望的な気持ちになるのもまた事実。しかし東京、こんな暑いというのに木を切りまくって素敵な広場(?)に再開発しようとしてるの、改めて正気か?と言う気がするな。

酷暑ではあるものの、今年の夏は「やりたいかもと思ったことは全てやる夏」にしたいと言う個人的誓いがあり積極的に方々に遊びに出かけています。

そんな中で、先日まさに「やりたいなーと思ったこと全てやった」1日だったのでログを残す。

 

 

朝ごはんは美味しいクレープで。

快晴の朝イチで、豪徳寺にある気になっていたカフェEQUALLYへ。

f:id:aso414:20240723125212j:image

パティシエがつくるクレープリーカフェということで、大好きなPodcast「味な副音声」の 平野紗季子がSNSで言及していて気になっていたのだ。

お食事系クレープも甘いクレープもどっちも美味しそうで選べなかったため、潔くどっちも頼むというパワープレイで願望を叶えました。


f:id:aso414:20240725121433j:image

f:id:aso414:20240725121436j:image

左がお食事系のハムエッグ(アボカドトッピング)。もちっとした部分と先端のカリカリ部分がどちらも食べられてお得。塩気と小麦のバランスがちょうどよく、ヘビーすぎない感じが洒落ている。正直アボカドトッピングは不要だった、なくても十分美味かった。

右はデザート系のレモンバターシュガー(季節のフルーツトッピング/ハーフ)

生地のぷるっと感がより強く感じられてこちらも美味い!しっかり小麦の喜びを感じる生地なのに、ちょっとプリンのようなちゅるり感もあって不思議だ。レモンの酸味がしっかりあってだるくならずに食べきれて良バランス。酸味がしっかりあった分、フルーツトッピングはいらなかった。着けるとしたらクリームやアイスだったかも…。

どちらも美味しくて大満足だったものの、両方トッピングをハズした感じで悔しさも残る。どちらも「足さなくても完成されていたのに己の欲張り根性で完璧なバランスを崩した」感が否めない。次回はもっと研ぎ澄ましたオーダーをしてみせるぞ…!!

 

念願の「エトセトラブックス」で目移り。

お腹いっぱい食べた&のんびりした後は、世田谷代田まで移動してずっと行きたかった書店、エトセトラブックスへ。

f:id:aso414:20240725171723j:image

etcbooks.co.jp

フェミニズムに関する書籍を取り扱う独立系書店で、松田青子はじめ好きな女性作家たちが良く言及したりイベントをしたりしていて実際に足を運んでみたいとずっと思っていたので今回達成できてすごくうれしかった。

12時オープン即入店したのでお店には私しかおらず、滝汗をぬぐいながらじっくりゆっくり本を選んだり、店内の展示を鑑賞したりできてとてもよかった。

普段なかなか独立系の書店に行かないのだけど、店内に数えきれないほど面白そうで、かつ知らない本があってものすごくワクワクしたな~。

あれも面白そう、これも気になる…と端から欲しくなりそうだったものの、積ん読しまくることにならないようにこの夏の課題図書のような気持で3冊をチョイス。

f:id:aso414:20240725171746j:image

・「ケアしケアされ、生きていく」(著)竹端寛

都知事選などを期に、改めて自分が理想とする社会って「ケア」の精神がいきわたっている社会かもしれないな、と思うことがありその考えの整理と補強が出来そうだなと思ってチョイス。

・「フェミニズムはみんなのもの」(著)ベル・フックス/(訳)堀田碧

フェミニストを自認しているものの、フェミニズムをインストールしていない人にきちんと自分の言葉で納得いく伝え方をできたことがないので、改めて基礎のところの整理と補強ができるといいなと思ってチョイス。

・「エブリデイ・ユートピア」(著)クリステン・R・ゴドシー/(訳)高橋璃子

冷笑的文化でよく「現実見ろよw」みたいな煽りがされているのムカつく~と思っており、そもそもよりよい未来を夢見ることって悪いことなんかいなと考えていたところ帯文の「ユートピア=夢物語というとらえ方を覆す」に惹かれてチョイス。

夏の旅行に持って行くぞ!

本を選んでいくのが凄く楽しい時間だったので、今回買った本を読み終わったらまた次の課題図書を見つけに行く…みたいにして定期的に訪問するようにしたいな。

アツいぜ世田谷区男女共同参画センター!柚木麻子×山内マリコ講演会

その後は三軒茶屋まだ移動して、昭和女子大学で開催されたらぷらすフェスタ2024の柚木麻子×山内マリコの講演会を聴講。

f:id:aso414:20240725180000j:image

どちらも作品をよく読んでいる作家さんたちなのですごく楽しみだった。

講堂は満員で、ほぼ女性だった気がする。

「物語を生きる、現実を生きる~私たちの15年~」と題しているだけあって、二人の友情はもちろん、女性作家たちの緩やかだけどしっかりとした連帯の歴史などを魅力的にわかりやすく話してくれてすごく面白かった。

私は少女小説が好きだったので、コバルト小説出身の女性作家たちが後輩の女性作家が孤立しないようなゆるやかなつながりを維持してくれていたことや、それまで少女小説で書けばいいものとされていたシスターフッドを一般文学のテーマにまで押し上げてきたことなど胸熱エピソードが沢山あってすごく良かった。

講談の中に次読んでみよう、見てみようと思える作品が沢山あったのも嬉しい。質疑応答も活発で、みんな考えて、行動してて偉いな、私も頑張るぞという前向きな気持ちになれる素敵な空間だった。

 

実物はやはりすごいぞ。『スナ・フジタ図鑑』刊行記念展

その後は八丁堀に移動して森岡書店でスナ・フジタの個展をチェック。

f:id:aso414:20240725180025j:image

森岡書店は一定周期で一冊の本だけを販売するちょっと変わった書店。今回は陶芸家ユニットのスナ・フジタの図録が発刊されるのに合わせてオープンしていて、一部スナ・フジタ作品も展示されていました。スナ・フジタ、ロエベとのコラボで知って、コラボじゃない作品はどんなだろうと気になっていたので実物が見られる機会、ありがたい。

f:id:aso414:20240726103122j:image


f:id:aso414:20240726103140j:image

f:id:aso414:20240726103138j:image

実物は映像で見るより釉薬のニュアンスがあって、モチーフの可愛らしさや夢夢しさが決して甘ったるくなりすぎない絶妙なバランス感でとっても魅力的だった。

f:id:aso414:20240726103217j:image

ばっちり図録も購入。

こういう作品集みたいなの、一度タイミングを逃して買い損ねると後から全然手に入らなくなることがあるので意識的に買うようにしたい。収納場所の問題はあるが…

 

今日はなんだかデニーズの気分。

さて、気になっていたところをあらかた回り終えたら17時くらいになった&流石にあちこち回って疲れたので帰宅の途へ。

途中、空腹が頂点を迎えためデニーズで夕ご飯。

飯田商店コラボの汁なし豆乳担々麺を爆速完食。

f:id:aso414:20240726103206j:image

胡麻の風味しっかり、マイルドながらしっかり海老の出汁も効いてて美味しかった。

ファミレスは基本ロイホ派ですが、なんか「今日はデニーズ」みたいな日がある。なぜか。

 

あ〜楽しかった♫

1日やりたい放題し尽くし、大満足のひとり休日となりました。友達と出かけるのも家族と出かけるのも楽しいし、こうやって1人で好きなようにあちこち回るのも楽しい。

この日はエトセトラブックスからのらぷらす講演会とハシゴしたので、フェミニズムパワーを燃やしていくぞ!!みたいなマインドが高まりまくった。あと今まであまり作家の講演とかサイン会とかに縁がなかったのだけど、自分の読んでる作品を作った人をリアルで見て言葉を聞くってやっぱアガるな、と実感したので今後も機会があったら積極的に参加したいなぁと思った。新しく楽しいことを見つけられて嬉しい気分だ。

夏はまだまだ続くので、熱波に注意しつつこれからもあちこち遊びに行きたいと思います。そしてまたログを残す、これが俺の夏のムーブだ!!!

 

🍉おわり🍉