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秋は香りの季節、愛した香りたち備忘録

ぐっと気温が下がり、長く続いた夏が完璧に終わり、短い秋が始まったのを感じる。

さて気温が下がると一気に気持ちをワクつかせるもの、それは香りものです。

通年楽しめるモノであるものの、ここ最近の夏は暑すぎてどんな香りすら重く感じてしまい使用頻度が落ちるので、空気が澄んで肌寒くなってきた頃からが香水の個人的ハイシーズン。

そんなワクつく気持ちのまま、愛している香りなどについて語りました。

現在のスタメンたち

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様々な香りを使い分けるより、「これは自分の香り」という惚れ込んだ香りを通年使いタイプなので、スタメン入りすると長い傾向にある。ここ最近はこの二つの香りがスタメンです。

メゾン フランシス クルジャン アクアユニヴェルサリス 

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永遠のエースであり、最愛の香り。大学生3年の冬に出会ってからというものこの香りを超えるものに出会ったことはない。それくらいド・ド・ドツボな香り。

トップでは軽やかなベルガモットやセドラが香り、そのあとふわーっとムスクの香りが広がりまろやかな甘さがずっと肌に残っていく、このたまらない変化よ…!なんの匂いかというと形容できない、ただひたすらに「いい香り」。

このブログ含めZINEなどでも書きまくっているけど、私はクルジャンの作るムスクの香りが大好き。甘いけど重たくも脂っぽさもない、角のないとろみのあるこの甘さはクルジャンしかないよ~~という惚れこむ気持ちでいっぱいです。

クルジャンの他の香りでもっとムスクが強いものあるんですが、私の肌との相性はやや軽さも残るアクアユニヴェルサリスが一番。

アクアユニヴェルサリスにもいろいろ種類があり、より甘さの強いフォルテも愛用していましたが最近はボディオイルで軽ーく香らせるくらいが気分です。もっと冷えてきたらもう少し強めに香らせたくなるかも、そしたらヘアミストを導入しようかな~と検討中。とにかくこの香りはこれからも永遠に愛する所存。

PANPURI サイアミーズウォーター

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去年タイ旅行をした際に帰りの空港で何の気なしにロールオンタイプを買ったこの香りが大ヒット。今年ヘア&ボディオイルも加わり、すっかり定番になりました。

タイジャスミンの華やかで高貴な香りの裏に、ほんのりエッジを利かせるミントが憎い。すっと背筋が伸びるようでもあり、こわばった何かをほぐしてくれるようなリラクゼーション感もあるのが好バランス。

知的な雰囲気も出しつつヘアオイル&ロールオンオイルなので自分にしか香らないぐらいなのも良くて、仕事の日はもっぱらこれです。

 

年代別 愛した香りたち振り返り

思い返してみると、愛した香りは様々。年代別に振り返ってみました。

高校生

まだ香りものに目覚めておらずほぼ着けていなかった気がするも、定期的に「香水って素敵!私も買いたい!」となっていくつかチャレンジした記憶あり。

マリクレールのコロン

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高校2年ぐらいの頃に、ロフトの香水棚の中から選んで買った記憶。

各種ベリーのあま~い香りで、いかにも女子高生って感じだった気がする。着ける塩梅を知らぬまま腹に3プッシュくらいした為、教室で友達に「誰かガム噛んでる?」と言われたのをむちゃくちゃ覚えている。(それ以降1プッシュになりました)

アナスイ オーデトワレ

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これも高校時代。とにかく瓶が可愛すぎる!!と憧れを募らせ、お正月明けに同じくアナスイが好きな友達と一緒にお年玉で買った記憶がある。我ながら可愛いエピソード。

アナスイらしいミステリアスでキッチュな香りだったな~。当時の私にはつけこなせずせいぜいハンカチにワンプッシュするなどしていた。

 

18歳~20代前半

たしか大学1年くらいの頃にグタール(当時はアニック・グタール)に出会い、めでたく香水に開眼。毎日香水をつける、という習慣が生まれました。前述した通り大学3年の春にアクアユニヴェルサリスに出会いぞっこんほれ込み、今に至るまでずっとリピートを繰り返しています。ここではそれ以外の香りを紹介。

アニックグタール プチシェリ

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思えばわたしを香水の目覚めに導いた運命の香りはこれだな。

フルーティで軽やか、すごくイノセントな香り。当時は梨っぽい香りだな~と思っていたけど、配合をみるにピーチのようです。ラストに少し粉っぽく甘いムスクが残る感じが好きで、ここら辺は今の好みと通底するものを感じる。そういう意味でも始まりの香りだ。

アニックグタール ラ・ヴァイオレット

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グタールの香りを開拓していた時に、季節限定で出ていて惚れた香り。確か一番初めは母に誕生日祝いでもらって、その後もう一度自腹でも買った。

名前の通り、スミレの瑞々しくてクリーンな香り。華やかだけどちょっと儚いような香調で3月のまだ肌寒いけどどこか春を感じるような季節につけるとぴったりだった。スミレって西洋における梅の花みたいな感じなのだろうか…とか思ってた。春の兆しを感じる香りという意味で。

しばらく季節によって香りを変えていたので、2~4月はこの香りの出番にしていた。

この香りを着けていた時、近所のクリーニング屋の店員さんに「すごく春らしい香りね」とほめてもらえて「やっぱりこれ、春の香りだ!」とうれしかったのを覚えている。

ジョーマローン ホワイトジャスミン&ミント

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この当時、母がジョーマローンのウッドセージ&シーソルトを定番の香りとして使っていて、その流れで夏の香りとして選んだのがこれ。きりっとしたジャスミンやオレンジにミントが合わさって清潔で爽やか。思えば今定番にしているPANPURIのサイアミーズウォーターと同じくジャスミン&ミントの組み合わせだな。好きな香りの軸の変わらなさを感じる。

20代半ば~30代前半

はじまりがグタールだったこともあり、王道のファッションメゾンの香りにはいかずフレグランスブランドの香りを開拓していく意欲に燃えていた頃。今や定番となったブランドたちも当時はレア感が高く、友達や同僚とカブらないのも嬉しかった。

サンタマリアノヴェッラ サンタマリアノヴェッラ オーデコロン

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仕事で澁谷東急本店で行くことが多かったんですが、1階化粧品売り場のサンタマリアノヴェッラからする香りがあまりにも清々しく素敵で、仕事終わりに吸い込まれるように店に行って買った思い出がある。当時はまだ店舗数が少なくて、特別感が凄くあったんだよな~。

ものすごく高級なハーブの花束をそのまま体にまとうみたいな軽さと清々しさがあって真夏に重宝していた。コロンだらので香りがすぐ飛んじゃうところも軽やかで好きだった。

ルラボ ラローズ31

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大好きなブロガーさんの記事で知ったルラボ。その記事では確か東京限定のサンタル33を紹介していて、それ目当てで代官山の店舗にドキドキしていったなぁ。

実際試すとサンタルよりこのラローズ31の方が好きで、この時買って以降2,3本リピートした。

それまでバラの香りは険が強いように感じて敬遠していたんですが、この香りはバラはバラでも花弁だけではない茎や葉の青っぽい瑞々しさがあってすごくクリーン。野暮ったさのない都会的な香りで、着けていると自分が洗練された大人になったように感じたな~。

ヘビロテしていた頃、眉サロンの担当のお姉さんに「めっちゃいい香り!どこのですか!?」と聞かれ嬉しかったし、お姉さんはその後実際にルラボに買いにいってラローズと悩んだ末に結局サンタル33を買ったという最高エピソードもある。

フランシスクルジャン  ファミナンプリエル

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この頃アクアユニヴェルサリスはフォルテを使っており、フォルテはムスクの甘さが強いのであたたかい時期にはちょっぴり重いかも…と思うようになり、春の香りを探そうと思って見つけたのがこの香り。アイリス・ジャスミン・オレンジブロッサム・ローズが配合されていて、すごく華やかなのにやわらかい。フローラルベースながら、クルジャンのムスクがベースにあるので軽くなりすぎないバランス感も好きだった。思えばプチシェリーの大人版といった感じだったのかも。

はじめは「春の香り」として使っていたものの、秋にも冬にも合うのでどんどん通年の香りになっていった。

 

振り返ってみて

色々な香りを試していた気がしていたけど、改めて振り返ると愛した香りたちには共通点があることが多く、自分の好きな香りに明確な軸があるんだな~ということに気づいて面白かった。

ウッディで重たいものより青っぽさのある香りに惹かれがちで、フルーティな甘さよりムスクの甘さが好き。 テッパンの要素はジャスミン、ミント、ムスクあたり。

香りを選ぶときは感覚だけなので、あまり構成要素に注目したことがなかったけど今回さらっと調べてみると共通項がわかるので、やっぱり自分の好みを深掘っていくのってたのしいなぁ。

ずっと同じ香りを使っていたような気がしてたけど、振り返るといろんなものを経由してきている。これからもまたたくさんの香りに出会うんだろうなと思うとワクワクしてくる。

これからも定番の香りを愛しつつ、新しい出会いにもアンテナを立てていきたい。そんな気持ちを胸に抱きつつ、香りのベストシーズンたる秋冬を大満喫しちゃおうぞ!おー!

 

🎀おわり🎀

 

▽感想、はげみです!!

あそにマシュマロを投げる | マシュマロ

 

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アクアユニヴェルサリスはじめ、マイ・ベストリピートアイテムたちを語ったZINE(電子版)もありますので良かったら!

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