稼いだ金全部使うウーマン

都内在住アラサーOLによる諭吉のファイヤーロード

6月のエンタメ消費

美味いもん消費に続いてエンタメ消費も振り返ります!この前書きに特に書くことが何も見つからん。

 

 

書籍

映画の評判がとても良いと聞いて、気になって原作を。好きでつながる同性の心強さ、やりたいことできることがどんどん広がって世界がキラキラしていく感じがとっても良かったです。読む前はもっとほっこりした世界観なのかと思ってたので、淡々としたテンションで日常と未来を描いていて素敵だなぁって嬉しくなりました。映画もぜひ見たいなと思っていたのにボケボケしたらそろそろ終わってしまいそうで焦る…。

 

映像系


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映画「私ときどきレッサーパンダ

一時TL全ての人類が褒め称えてて「何事!?」って思っていたこちら、夫のDisney +加入によりやっと見ることができました。

噂に違わず最高だった、やはりTLの絶賛は間違いない。私の中でミシュランの星より権威ある。

両親の期待に応えたい、でも親の理想とは違う自我や憧れの自分がある、でも両親の誇りでありたい。そんな誰でも覚えのある気持ちにそっと寄り添って、凄くチャーミングな形でエールを送ってくれた感じがして見ていて嬉しかった。人格形成において友達がどれだけ大切で心強いかも自然に描かれてて素敵。

あと単純にレッサーパンダはじめ全ての画面が可愛くて可愛くて可愛いくて大変。みんなテンアゲしてヘブンモードになるとぴえん顔になるのも超キュートでした。親族大変身シーン、画面いっぱいにレッサーパンダが現れて可愛すぎてウヒョー!って声に出しそうになっちゃったもんね。

 

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ドキュメンタリー「レッサーパンダを抱きしめて」

こちらも本当に本当に良かった。レッサーパンダを抱きしめてはピクサーとしても画期的なことに製作陣トップが全て女性で、さらに中には母親だったり妊娠中だったり同性婚をしていたりと本当に多種多様なバッググラウンドがあるメンバー。でもだからこそあんなにも素晴らしい作品ができたんだろうなと嬉しい気持ちでいっぱいになってしまいました。みんなそれぞれの能力をリスペクトしていて、パワフルでかっけー女性たち。こういう仕事をした女性達がいること、きっとこれからもどんどんいい仕事をしていってくれるんだろうな、続いてくる女性達もいるんだろうなと思えることが本当にキラキラして見えます。

 

映画「トップガン

続編のマーヴェリックを見たいなーと思った時に、マロで「マーヴェリックは前作ファンBIGLOVE特大サービスムービーなので前作は絶対見た方がいい」という有識者からのアドバイスを頂きサクッとアマプラで視聴。

30年前?とかの映画なので当然ですが「トムわっっっか!!(若い)」というのが第一印象で、「トムかっっっっわ!(可愛い)」というのが全体感想でした。飛行機映画だと思ってたんですが、トップガン達がやけにぷりぷりツヤツヤしていて「アイドル映画だったのか…」と認識を改めた。トムは小柄なのがネックみたいに言われることも多かった気がしますが、これに関しては小柄なことが生意気で怖いもの知らずのヤンチャものなイメージを補強しててとてもよいと思いました。こりゃ人気出るよね〜納得!

 


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映画「トップガン マーヴェリック」

めちゃくちゃヒットしててスーパーロングランになってるこちら、完璧な娯楽大作になっていて凄い〜って感服しました。そして有識者からのアドバイス通り前作見ておいて本当に良かった。もちろん見てなくても楽しめるようにできているけど、前作を見ていると味わい深さが多層的すぎて辛いほどです。トムは幾つになってもかっこいい、ね、ハム太郎♡みたいな、そういうIQ低感想ばかりが頭をよぎったよね。50を悠に越してなお自分のチャームでここまで映画を引っ張れるトムクルーズという男、つくづくすげー…。

若きトップガン候補生達もみんな魅力的で、ビーチのマッチョシーンまじで見ているだけで健康になれそうなアゲアゲ感でした。今回はちゃんと女性候補生達がいるのも嬉しい。フェニックス超魅力的、ビーチシーンでついて目で追ってしまう。

飛行機も本当にかっこよくて空中戦など手に汗握るスーパーハイクオリティなんですが、やはり今の現状を踏まえてみると「プロパガンダ」という言葉も頭に浮かぶわけで、作品としては凄く楽しくてハイクオリティだけど100%頭空っぽにしてエンタメ性を消費していいのかな?とか思ったりもして難しいなとも思いました。やはり早く平和な世界になってほしいという結論…。

 


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ドキュメンタリー「ジェニファー・ロペス:ハーフタイム」

2020年のNFLハーフタイムショーを中心にジェニファーロペスのキャリアと挑戦を追うドキュメンタリー。

最高にかっこいい女の生き様を見せてもらい胸が熱くなるどころの話ではなかった。すっごくすっごくよかったです。私は全然J.Loを追っかけていなかったので「香水が売れてた」「50歳を超えてもめっちゃ仕上がった肉体を持ってる」「ハスラーズは最高」ぐらいの知識しかなかったので、彼女がどんなキャリアを経てここまでのビッグスターになったか、その過程でこんなたくさんの差別や偏見に苦しんでいたのかってこと知って驚いてしまった。

沢山辛い思いをした中でも向上心を持って努力し続ける様はキラキラしてるし、今まで政治には無関心という態度を貫いてきたけど「女の子達のために、このままじゃいけない」と立ち上がる姿、生き様が映画なんよ…。ダンサーの少女達がキラキラした瞳でJ.Loを見つめていたのが凄く印象的で、この眼差しを背負ってるからこそあそこまで圧巻のパフォーマンスが出来るんだなぁと感じました。Twitterの感想ツイで「絶対に敗北エンドでは終わらないDiVA」と書かれていてほんとそれ!となりました。同じようには出来なくても、私も毎日を向上させるために努力していこう、も思わされる。

 

展示


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Tokyo Cotemporary Art Award 2020-2022受賞記念展 藤井光/山城知佳子

凄く気になっていたので、ギリギリに滑り込みで行けて本当に良かった。写真は藤井光「日本の戦争画」から。
敗戦後すぐに占領軍関係者に向けて開催された戦争記録画の展覧会をモチーフにしたインスタレーション。凄いとは聞いていたし画像では見てたのに、実際見ると本当に迫力があってウワッてなった。特にふた部屋めの圧が凄くて、ちょっと立ち尽くしちゃう感じがある。アホみたいな感想だけど、これだけのボリュームのプロパガンダ絵画があるってことも圧倒されるし(ていうかもっとあるんだろうけど)当時は良しとして作られていたものが時代によって処遇が変わるって物の評価って当然だけど流動的だなとつくづく思いました。昔行った横山大観展で、すごく綺麗な絵だけど特攻隊賛美だったり、富士山の山々がそれはその物としてすごく美しいけど国威高揚としての美を与えられていたことにゾッとしたのを思い出したりしながら見た。

それぞれのダミー展示物が物としてテクスチャとか素材に凝っていて美しいのも良かったな。

写真は撮れなかったんですが山城知佳子「チンビン・ウェスタン 家族の表象」と凄くパワフルな映像作品でした。自分の映像系アートへの知見が薄すぎてきちんと咀嚼してるか不安だけど、沖縄に生きる人たちがなにを受け入れざるを得なかったのか、本土の私たちが今も引き続きなにを押し付けているのかっていうのをじっと問いかけられているような気持ちになりました。

現代アートと呼ばれるものって今まで縁が薄くて、見てもどうやって咀嚼すればいいのかわからない感じでなんなら苦手だったんですが、最近チューニングの合わせ方がなんとなく分かったのか凄く興味深く見てて自分のフォロー範囲が広がった感じで嬉しい。

 


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MOTコレクション展「光みつる庭 途切れないささやき」

1月に行った時もMOTコレクション展面白かったな!と思っていたんですが、今回も凄く良かったです。ドローイングと作品を並列展示してくれているものも多くて、作家のナマの思考が見える気がして楽しい。人が作った息吹を感じるというか…。

キャプションでも制作過程に言及してるものが多くてそこも好きでした。制作するにあたる思考背景は勿論知りたいけど、抽象はこれどうなってんだ?って思うものも多いから手順?がわかるとより解像度が上がる感じがする。

他にも銅版画とちょっとした小文の作品も穏やかで良かった。あと自分でも意外だったのがエッチングゾーンが胸に響いたこと。戦中体験をもとにした浜田知明作品とかゾワゾワっとするしけして好きなわけじゃ無いのにすごか惹かれた。エッチングの乾いた感じ、寂寥感が好きなのかな。昔行った南圭子展の時も思ったけど、なんとなく周波が合うのかもしれません。

あと写真不可ゾーンにあった舟越桂の作品があまりにも美しくて、人を滅ぼすアンドロイドがいたらこんな形をしていそうって衝撃を受けました。有名だけど本物をまじまじと見たのは初めてだったので生の迫力に圧倒された。今度まとまってみる機会があったら是非行きたいなと思わされました。

 


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アーティゾン美術館 ジャムセッション「写真と絵画-セザンヌよりー柴田敏雄鈴木理策

アーティゾン美術館初めて行きました。綺麗だしチケット1枚で3つの展示がみれるの太っ腹で好。

特にこの展示が凄く面白くてワクワクしながら観ました。柴田はとにかく画角がバチッとキマっていてかっこいいし、鈴木は有機的で別世界を覗き込む窓みたい。それぞれ近づいてみた時と遠くから見た時で全然違うものが見える。写真作品が絵画のアプローチを取り込んで展開してるのがよく分かるし、両者の作品が対照的なのにどちらも魅力的でした。写真作品てふーんって感じだったのに印象激変。こういう印象が変わる出来事って何度経験しても嬉しいし楽しい。

 


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アーティゾン美術館「Transformation 越境から生まれるアート」

こちらも同じくアーティゾンで。

近代以降世界が拡大していく中で、芸術家たちがどんな風に変化していったかを見ていく展示。みんな結構ダイレクトに影響を受けていく様が分かって面白い。人間味あるというか、アートって人が作ってんだなって改めてジンとしちゃう感じがありました。生の人間から生まれてるものなんだからそりゃそうなんですが、作品として額縁に入れて飾られているとそういう血の通った感じを度外視して物として見ちゃう時があるので…。とくにメインビジュアルにもなっていたザオ・ウーキーは、ニューヨークに渡ったら一気にモダンにはじけた感じがわかって良いなー!って思いました。

 


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京都国立近代美術館ゲルハルト・リヒター展」

そういえばリヒター作品て超有名なのにまとめて見たこと無いや〜って思って行ってきました。軽い気持ちで行ったものの、やや食らっちまった感がある。ただまとまって見たからこその面白さがあった気もします。一つだけ見るとそんな好きなタイプの作品では無い気もするのでスルーしちゃいそうなので…。

メインはアブストラクト・ペインティングだと思いますが、まとまってたくさん見ると圧が凄くてうううとなってしまった。

日本初披露の新作《ビルケナウ》は下層にアウシュビッツの写真のイメージが描かれているって知ってみると赤が傷跡とか暴力の赤に見えてくる。あと他にも4枚目の絵をパッと見た時、青空が隠れてる感じが綺麗だなって思ってじっと見たらいやなんかもっと不穏な感じだなってなり、「あれ、もしやツインタワーか?」ってなって、タイトル見たら《9月》でわーってなった。《ビルケナウ》もそうだけど、作品と対峙している間にパッパって認識が変わっていく感じが面白いなと思いました。

リヒターは政治色の強い作家だとよく書かれているけど、それを強く伺えるような構成にはなってなかった気がする。一つ一つの作品へのキャプションがもう少し欲しかった気もしました。

 


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京都国立近代美術館「MOMATコレクション展」
最近は企画展に行く時は、各美術館のコレクション展も欠かさずチェックすることにしています。この有名な絵、ここが持ってるんだ!とかこういう系統に強いんだなとかなんとなく個性が見えてきて楽しい。毎回開催中の企画展とか季節とかに合わせたキュレーションで展示されていて面白い〜。

MOMATのコレクション展はちゃんと見るの初めてでしたがボリュームたっぷりでかなり見応えがありました。回っても回ってもまだある!スゲー!ってウキウキしてしまった。特に左の原田直次郎の騎龍観音を見た時まじ!?ってなりました。有名な絵らしいけど知らなかったのでこんな景気いいツヨ観音様おる!?って楽しい気持ちになっちゃった。ほぼバーフバリじゃん…。

他にも山田正亮とか川端龍子とかの絵も好きだったので、名前を覚えておこう、企画展があったら見にいこう!とメモ。こうやってアンテナが広がる感じが常設展示の楽しみだなーと思います。

以上!

振り返ると書籍が1シリーズしか読んでなかったんだと驚き。なんか活字を追いたいテンションじゃなかったのかな、暑かったからかもしれない。

そのかわり展示には沢山行けた気がします。ひとついくとまた次の興味が増えて行って嬉しい。これ面白そう、これ好きかもってひっかかり?に素直にいたいなーとつくづく思う次第。夏や秋にも沢山気になる展示が目白押しなのでガンガン行くぜ!と強い気持ちに燃えています。引き続き楽しくエンタメ追っかけていくぞい!

 

完。

 

おまけ

今月のベストエンタメ

アーティゾン美術館 ジャムセッション「写真と絵画-セザンヌよりー柴田敏雄鈴木理策