昨月、夫とふたりで一泊二日長崎旅をしてきました。
昨年末にふいに夫が漏らした「軍艦島行ってみたいな~」の言葉からあれよあれよと決まった突貫旅。まじで「軍艦島に行く」だけしか決まってない驚愕のノープラン旅だったのですが、すごく楽しかったので記録します!
1日目
ハウステンボスをのびのび満喫!
朝8時の飛行機で羽田から長崎空港へ。まずは空港からリムジンバスでハウステンボスへGO。補助席まで全部使って満席という盛況ぶりのバスに揺られて一時間ほどで到着。
正直、チューリップの時期じゃないならそんなでもないのかな?とかやや見くびっていたハウステンボスですがめっちゃ好きだった。


何がいいってとにかく広くて、人が少なくのんびりしているとこ。広くて開けた場所が大好き!
こんなにのびのびテーマパーク楽しんだの初ではレベルで、誰もせかせかしてないテーマパークってこんなに良いんだねぇと驚いてしまった。
アトラクションも各種あるけど、のんびり散歩をする気分でぶらぶらするのがいい感じ。テーマパークっていうより温泉街に近いバイブスがある。ウロウロする楽しさ。


食事もすごく美味しい。全然期待せず食べた長崎ちゃんぽんもモツ焼きそばも最高でした。全く待たずに済むのも嬉しい。写真撮り忘れたけど、佐世保バーガーもここで食べたのが一番おいしかった!



オランダの至宝、ミッフィーちゃんがいたるところにいるのが嬉しい。かわいいね~
そしてハウステンボスの真髄たる夜!


陽が落ちると同時にそこかしこにオレンジ色の灯がともっていく様は圧巻。スカイカルーセルのロマンティックなこと!人もどんどん増えていきこちらもワクワクしてくるけど、ストレスを感じるほどの人混みでないのがありがたい。

18:30からの点灯式も素晴らしかった!どんどん薄暗くなっていく中で、ぱっと一面にイルミネーションが点灯する様は思わず声が出る嬉しさ。雪を模したバブルが降り注ぐのもロマンティックだし、生歌&生演奏もニクイ演出。これは見れて良かったな~!と素直に嬉しくなれる素敵なイベントでした。
自分はそれほどイルミネーションに萌えがない人間だと思っていたんですが、人ごみの中で見るイルミネーションが別に…なだけで開けた場所でみるイルミネーションは普通に嬉しいし、好き。ということが分かった。旅は自分への解像度を上げる。
点灯式の余韻に浸りたいところでしたが、長崎市内へ戻る電車の時間が迫っていたのでそそくさと退散。ハウステンボス出口からハウステンボス駅まで遠い!!!!公式では徒歩5~7分と書いてあったが嘘すぎ。素人は15分くらいは見ておいた方がいい。やや焦って、大丈夫だよ~^^とのんきな夫を馬をけしかける騎手のように急かしまくってしまった。無事乗れました。
どれも美味すぎる!絶品居酒屋「亜紗 本店」
一時間半ほど電車に揺られ、長崎市内へ。(ハウステンボス、市内から遠い~)宿はドーミーインpremium長崎駅前。駅から近いし部屋もきれい、大浴場も充実していてとてもよかった。
部屋に荷物を置いて、夜ご飯は宿から徒歩10分弱の亜紗 本店へ。
夫が「ここは絶対いく」と狙いを定めていた地元で有名な居酒屋さんらしく、実際出てくる食事すべてが美味しくて最高だった!


特に魚のクオリティが素晴らしい。刺身盛り合わせの身の詰まった美味しさ!煮つけのほろほろとろとろとした白身の美味さ!美味し~!美味し~!と幸せな羊のようにメーメーしてしまいました。


長崎名物のローカルフード、ハトシ(食パンの間にエビなどのすり身を挟んで油で揚げたもの)もここのが一番おいしかったな。すり身がふわふわしていて癖がない。
締めの焼きおにぎりまでしっかり満喫し、満腹のお腹を抱えながら宿に戻りました。
接客もすごく親切で素敵だったな。いい店だ~いいお店がある土地っていいねぇ~
2日目
6時起きして諸々準備を済ませ、チェックインした後に徒歩で長崎港ターミナルへ。今回の旅のメイン、軍艦島ツアーへGO!
軍艦島上陸クルーズ
軍艦島(端島)は明治から昭和まで海底炭鉱によって栄えた島で、日本初の鉄筋コンクリート造りの高層住宅が建造されるなど、最盛期は東京以上の人口密度を有していたという独自の歴史を持っている場所。1974年の閉山に伴い無人島化してからはユネスコの文化遺産に登録されつつも、老朽化が進み保全をどうするかが大きな課題だそう。しかしその老朽化に伴う廃墟感がまた一つの魅力で、いまや一大観光スポット。去年ドラマ「海に眠るダイヤモンド」でもまた注目されたのもあり、上陸ツアーは連日大盛況!(ドラマ、すごく評判が良かったので気になっていたけど、見ていない。友達に今軍艦島いく人であのドラマ見てないやついるんだといわれた。えへへいつか見ます)


軍艦島上陸ツアーは複数の会社が運営していますが、私たちは最大手(多分)のやまさ海運のクルーズツアーを利用。歴史も長い会社なだけあり、しっかりした大きな船、熟練の客裁き、過不足ないガイド…とかなり安心感&満足度の高いツアーでした。


二階建ての船は自由席。軍艦島の外観が良く見れる2階席が人気で、多分に漏れず私たちも2階席の進行右側をゲット。景観が良くて楽しいものの、吹きっさらしのためかなり寒いのでそこは覚悟が必要。揺れるかな~と思って一応酔い止めも飲んだけど、それほど大きな揺れはなく寒さ以外はとても快適な船旅でした。もっと揺れる日もあるらしいので、こればかりは運。
長崎港を出て軍艦島までの道中は大体30分くらい?そこかしこに大きな造船所などがあり、日本の製造業の元気だったころの輝きというか、パワーというか、そういうのを感じて良かった。船内のアナウンスで、折々でちょうどいい情報量のナビをしてくれるところも嬉しいね。

舟はぐんぐん進み、ついに軍艦島が見えた!湧き上がる船内!
ビジュアルは写真などでさんざ見てきたけど、実際見ると迫力が凄いというかSF感すら感じる。思えば普通の島はこんなに端まで密集してコンクリート建築が連なってることなんてないからな…。
軍艦島に上陸できるかは当日の天候と波次第なんですが、運よくこの日は上陸OK!島内の一時間のツアーも無事参加できました。

老朽化が著しい為見て回れる部分は部分的ながら、実際に降り立って間近で見る景色はすごかった。本当に超過密都市!ここにほんの何十年前までは実際に人々の衣食住があったんだ…と思うとなんだか果てしない気持ちになる。マジでSFなんだよな。SFにこういう過密都市の話あるよね?それじゃん…。


しかしここまで朽ちているコンクリ建築を間近で見ることもないのでちょっと怯んでしまう感じもある。これらすべて、壊したわけではなく自然に朽ちたというのもすごい。物は朽ちる。たとえコンクリートであっても…という当然ながら普段は意識しない事実を目の当たりにした。あと、瓦礫の山を見てると、ここは雨風での破壊による瓦礫だけど世界中の紛争地では武器によってこういう廃墟や瓦礫の山ができてるんだ…と思いすごく気持ちが塞いできたりもして、団体で歩いているから平気だけど、一人とか少人数でここを訪れていたら結構怖いかもしれない。
しかし参加前は「一時間って結構あるな」と思っていたけど、達者なガイドさんの説明などを聞きながら4か所ほどのスポットを見て回るとあっという間!体感30分くらいでした。


船に乗り込んだのち、またぐるっと外周を回ってくれたのが嬉しい。外から見た方が全体像が分かってすごいかも。改めてギリまで建物建ちすぎだな…。
いやぁ凄かった…という気持ちを胸に、行きと同じく長崎港ターミナルに戻り解散となりました。

上陸証もらった!
いざ長崎市内散策
軍艦島を満喫したのちは市内散策!まずは腹を満たしに中華街へ。
長崎新地中華街

沢山のランタンにテンションが上がる。
入店を待つ間に耐えきれず角煮饅やハトシ、胡麻団子などを買い食いしつつ長崎ちゃんぽんは江山楼へ。

しっかり胡椒のきいたパンチのある味付けにたくさんのキャベツの甘みが映えて美味い!この頃キャベツの高値が凄かったので「このご時世にこんなにキャベツを入れていただきありがたい…」などと盛り上がりました。
しかし買い食い&長崎ちゃんぽんのダブルコンボにより血糖値の上がり方がエグいことに。襲い来る満腹由来の眠気を振り払うために歩いてグラバー園方面にでもいくべぇとなりふらふらと出発。
ただの坂

しかし長崎は坂の街。この上り坂つらい~となりつつも、「ここがオランダ坂か。ちょっと昔に南蛮人がここをそぞろ歩いたと思うとなんだか不思議だね」とか言いながら頑張って登ったんですが、のちにこの道は別にオランダ坂でもなんでもなく、ただの急坂であったことが判明。地図の読めない愚かな我が夫婦でした。でもなんかこの瞬間良かった、なんか楽しかった。
孔子廟
せめて地図が読めるようになる程度の学を願うべく孔子廟へ。

街の中に普通にあって面白い。色合い派手で最高だ。


ずらっと並んだ石像エリアがなんだか無性に好きで、ここでしばらく遊びました。池の鯉に餌もあげました。頭は良くなってない気がする。
大浦天主堂

長崎はキリシタンの街だもんね~見とかなきゃね~ぐらいの軽い気持ちで見に行ったんですが、教会内の資料で「信徒発見」のエピソードを知ってこの旅で一番の衝撃を受け、未だにその衝撃を消化しきれていない。
詳しくは下記リンクから見ていただければと思いますが、居住地外国人に向けて1862年(江戸時代!)に建てられたの大浦天主堂に、日本人隠れキリシタンたちが聖母マリア像を求めて訪れたというエピソード。キリスト教が禁じられて約250年間、苛烈な弾圧の中、気が遠くなるような時間ずっとずっと信仰がひそかにでも確かに繋がれてきたという事実の持つすさまじさに圧倒されてしまいました。250年て。いや250年て…。
隠れキリシタンやキリスト教弾圧の歴史は何となく知ってはいたけれど、改めてなんか凄すぎるだろ…。そうまでして繋がれる信仰ってなんなんだろう、何が人をそこまで駆り立てるんだろう…と怖気づくような気持ちになってクラクラしてしまった。
私は信仰を持たないし、弾圧の元でも信じ続ける神様たる何かへの思いは想像が及ばないところがあるけど、でもずっと耐え忍んできた信徒たちがこの場所で聖母子像を見たときどんなにか嬉しかったことだろうなと思うと胸がつまるような気持になりました。


グラバー園
高台にある広い家、うらやまし~(浅すぎる感想)!
風が通るし長崎の街並みが一望出来てまさに一等地!町の有力者の住む場所!って感じがした。いいな~ここ住みてぇ~。しかしこの時わたしは先ほどの大浦天主堂の衝撃の余波が冷めやらず、全然写真を撮っていない。
中庭のベンチが可愛かったのと

グラバーさん人形なるグッズがなんともいえないちょうどいい”粗さ”でぐっと来た。

やっぱ後世これくらいの粗さでグッズ化されたらホンモンですわい。
・・・そんなこんなでのんびり見て回っていたら夕方近くに。タクシーで宿に戻って荷物をピックし、お土産をいくつか見た後空港へ移動、19時の便で東京へ戻りました。
お土産

やぱ長崎ときたらカステラだよね!ということでお土産に匠寛堂の「献上 五三焼 佳好帝良」(カステラの漢字かっこよ…)を購入。美味しかった!
匠寛堂は長崎でしか買えないというレアリティに惹かれてだったんですが、卵の風味と砂糖の甘さがちょうどよい塩梅ですごくおいしかった。いい意味ですべてが目立たないというか、全部が品よく整っているばかりに一見地味に見えるド美形というか、そういう控えめだが完成された美味さみたいなものがあった。
あ~楽しかった!
そんなこんなで一泊二日の長崎旅、あっという間に終わってしまった。楽しかった~!
しかし時間が足りな過ぎたな…。特に市内観光は行けていないところが多すぎる。本当は長崎県美術館にも行きたかったし、寄ってみたいカフェもあったんですが全然旅程を練っていなかったばかりに「まぁ…ぶらぶら歩きますか…」みたいなゆる~いノリとなり色々未踏のまま時間が過ぎてしまった。でも歩いているだけで見どころも多く、こういうゆるい旅程ですら大満足できるすごみがあった。土地の自力だわ。
長崎、海も山もある中で街並みがどこもきれいに整備されていて、まさに港町といった冴えた洗練みたいなものもあるのが素敵でした!大好きな土地になった!行けなかった場所が多すぎるのでまた行かねばならん~~~!!
今回は時間の関係もありまわれなかったけど、本当は平和公園などにも行きたかった。街並みが驚くほど整っているな~と思った後に、いやそれは原爆が落ちたから…と思い至りズーンとなったり、大浦天主堂の信徒発見は奇跡としてキリスト教コミュニティで称賛を受けたというのにまさにその真上に原爆を落としたのはキリスト教の国なの何なんだよ…と思ったり色々しました。
大浦天主堂で日本におけるキリスト教信仰についてにすごく興味を持ったので、西坂公園の聖人のレリーフも見たいし、なんなら五島列島も行きたい。行きたい場所がどんどん増えていくという意味でも、回り切れない不完全燃焼感がある旅も悪くないな、という気持ちになる、そんな旅でした。また行くぞ~!
🛳️おわり🛳️
▽感想が励みです!お気軽に!
お返事はXとBlueskyでしてます!
▽メインSNSはこちら
Instagram&Bluesky:ID asooon0414
▽直近の旅記録など