去る5月21日に東京流通センターで開催された「文学フリマ東京36」にあとり氏(id:aatorii)とサークル出展してきました!
初めてのZINE発行、初めての文学フリマ、(ほぼ)はじめてのイベント参加…とはじめ尽くしでしたが本当に楽しかった~~!アドレナリン出まくって爛々とした眼で終日を過ごしてしまいました。せっかくなので完成までの軌跡(?)と当日を記録に残そうと思います!いつも通り、私の楽しかった思い出を皆様に聞いていただくスタイル。
前夜祭たる原稿合宿の話もしているのでとても長い。
目次から気になるところだけ読んでいただければ…。
文学フリマ東京36に出品したもの
今回はそれぞれの個人誌各1冊と、あとり氏との合同誌を1冊、計3冊を作りました。
詳細は下記の記事にまとめております。
全力集中!文フリ合宿
文フリ東京参加が確定したのが3月上旬。イベントは5月下旬なので2ヶ月以上準備期間がある。こりゃ余裕やな…と舐め腐っていたんですが、歳月は瞬く間に過ぎ去るもので気づいたら4月に。
G.W明けに早割入稿したいな〜って算段だったので、ここらでラストスパートということでG.W初日にあとり氏と文フリ原稿合宿を決行しました。
新宿某所に作業スペースを確保、この日私は午前仕事だったので朝から作業を進めるあとり氏と途中合流。荷物を置いてからまずすること…
ニューヨークグリルで腹ごなしやろがッ!!
最高のカロリー摂取を行えばこそ作業も捗るというもの。完璧に理性を手放した我らはこの日ばかりは食事制限のことも忘れて美味たる食事を盛りに盛ったのであった。
さて、満腹になったので、腹ごなしがてら近場の公園を散歩(…作業は?)
↑たくさん花が咲いていて、バニアちゃん撮影も捗りまくりました。かわい〜♡(親バカ)
ランチ通り越してもはや夕方では?という時間まで楽しみまくった後、作業スペースに戻りここからは黙々と作業を進めました。
この日はお互いの個人誌の執筆を進めるのがメイン。飽きてきたらポツポツ喋って〜というこの雰囲気、学生の頃のテスト勉強を思い出すな…。
21時過ぎまで作業した時点で個人誌進捗は大体7割くらい。本文はだいたい完成したけどまだまだ推敲が必要だね…ってぐらいです。合同誌はまだ5割くらい?だった気がする。まぁ翌日もあるしねってことでこの日は作業終了。
高田馬場に宿を取っていたので新宿から移動。
夜、2人して胃もたれに苦しんだりしつつ(どう考えても食べ過ぎが原因)ぐっすり睡眠!
翌日は高田馬場エリアのイカしたカフェ&サンドウィッチ巡りをして腹を満たしつつ…
↑高田馬場には気になるお店がたくさんあって嬉しい悲鳴
ロイヤルホストに移動後はコンビニで原稿を印刷して、誤字チェックや改行修正などを実施。
ここであとり氏は合同誌の挿絵をどんどこ進めていて、描かれる絵が可愛すぎて大興奮してしまった。イラスト描ける人ってすごいなぁ〜!
↑登場人物たち。友人ズのアバターがのきなみ動物なので唯一の人類となってしまった。
夕方ごろまでやってもなんかまだ心許ない。
個人誌はともかく、合同誌の方はやはり対面で話せた方が進みが早いなという実感もあったので、作業スペースの確保ができたこともあり5日後にまた作業デーを設けることに。それまでは各自がんばりましょってなことで解散。
5日後にまたしても新宿某所で朝イチ集合。
この日は主に合同誌をメインに作業進めました。お互いのお気持ちエッセイをつけたので、それを書いてお互い読んでエヘヘ〜って照れたりしたな。なんか洒落臭いエピソードでごめんなさいね。
↑アイデア書き出しまくろっ!とか言ってたけど結局使わなかったホワイトボード
この日も21時まで作業して、個人誌も合同誌も大体8割がた完成。
あとは表紙を作ってページ体裁整えればいいねぐらいに。ここからは各自にしてもいいけど、私が印刷所入稿というものが未体験すぎて不安募る&せっかくだし合同誌入稿の瞬間をご一緒したい!ってことで追加一公演(公演?)を決定。このG.Wどんだけ会うんじゃい状態でほんとウケる。
中1日もそれぞれ作業を進め、G.W最終日。昼前に集合して最終作業。
この時、私が本文と装丁に必要なページ数をうまく合わせられなくなり、まじで頭が爆発するのではないか?と思うくらい混乱してしまい、キィーッ!ってなる度あとり氏に宥められていた。
まさに暴れ馬状態になり、その節はご迷惑をおかけしました…って気分。しかし頭を痛めた甲斐ありあとはデータを入稿するだけに!夕方解散して、その日の夜に無事各自データ入稿となりました。
こうやって振り返るとなんだかんだで丸3日弱は集中作業していたのか…。合宿する前に個人誌本文もかなり進めていたことも考えるとやはり一朝一夕には作りえないものなんだな〜と再確認。
でも作ってる間とても楽しかったし、入稿した時の達成感も仕事では得られない種類の清々しさで終始新しいチャレンジにワクワク出来て良い時間だったなぁと思うばかりである。
この後、結構致命的な誤植があって印刷所からご連絡いただき急死に一生を得たりしました。印刷はしまや出版さんにお願いしたんですが、あんなにリーズナブルなのに軽く校正までしてくれるのありがたすぎる…。絶対次もおねがいしたい。
さてこれで完了!となるかと思いきや、メニュー表やポスター作成&最終確認でイベント4日前に夜ご飯たべつつ会ったりもしました。まじでこの頃は上司の顔よりあとり氏の顔を見ていた。上司より断然見たい顔だよ(それはそう)
↑何かしら美味いものを食べながらでないと作業ができない我ら。チョコバナナパフェ美味かった…
あとはもう本番を待つだけとなり、宴の前のワクワクとちょっとした不安(ちゃんと本ができてるのか?等)を抱えつつも当日を迎えるのであった。
↑おまけのステッカー、ホロ加工にしたかったのに私のデータ入稿ミスで叶わずだったのでせめてものお気持ちでホロカバーに入れていきました。
楽しすぎるぞ!イベント当日
待ちに待った当日。東京は快晴〜!
まずは腹ごなし
少し早めにあとり氏と合流し、デニーズで朝ごはん。この日イベントスケジュール的にランチは食べないだろうなと思ったのでしっかり腹ごなし。
↑デニーズのフレンチトースト好き
メニュー表やポスターをコンビニ印刷して、いざ東京流通センターへ!
現場入り
看板を見ていよいよだ〜!とテンション上がりまくり。サークル入場開始10分前くらいに到着したらすでに結構な入場待機列が出来ていました。
会場入りして、ちゃんと本が届いていることにまずホッ。実物を見ると感激もひとしおです。
可愛く出来てる!嬉しい!
メニュー表やポスターを貼って、スペース設営もつつがなく完成しました!
いいじゃ〜〜〜ん!!(自画自賛)
もうこの頃から、あとり氏と2人で「良いね〜!良いね〜!」と大はしゃぎしまくってしまった。まだ始まってもいないのにこの楽しさ…始まったらどうなっちまうんだ!?
設営後は見本誌を見本誌コーナーへ提出。文学フリマにはそれぞれのサークルが任意で提出した見本誌を集めている部屋があって、そこで様々なサークルの作品を一堂にザッピングできるというシステムがあるのだ。
私は同人イベントへの経験値がないのでよく知らないのだけど、これは文学フリマ特有の文化なのかな?
買い回る時にとても便利だった&新しい出会いがたくさんあったのですごくありがたいシステムだな〜と感心しきり。
いざ開幕!
12時開場予定でしたが、待機列が伸びているので少し早めに一般客入場が始まりました。アナウンスで運営さんが「沢山並んでるのでもう入れちゃいます!」ってニコニコ声で話してて微笑ましかった。
開場されてからは、ありがたいことにコンスタントにいろんな方がスペースに来て本を手に取ってくれました。ほんと嬉しくて信じられない気分だったなぁ。
毎度「何かで知ってくださってたんですか?」と聞きまくってしまったんですが、殆どがTwitterかこのブログで、SNSやってて良かった〜!と天を仰いでしまった。
スペースに来てくださる方は皆さん優しく、そしてめちゃ手際良く、ささっとお会計を済ませ去り際にそっと優しい言葉をくれるみたいな方ばかりで「治安良〜〜〜!?」と大感動してしまった。
当日はかなり暑かったし、会場も混雑して大変だっただろうに…ホントありがたい…ありがたいとしか言えない…。
Twitterでフォローしてる方も何名か来てくださり、超嬉しいに加え、「本物だ…!」という芸能人に会えた的な衝撃を感じたりしました。
そして重ねてありがたいことに、私の個人誌、あとり氏個人誌共に完売となりました。
うわーーーーー!!嬉しい!!
↑手を取り合って喜ぶ2匹のバニアちゃん。
そして完売後にスペースに来てくださった方にはご用意できず申し訳ない気持ちでいっぱいでした…。
宝探し気分のお買い物へ
タイミングを見て他のスペースを見にも行けていくつか素敵な作品を買うこともできました(購入品に関しては後述)
本当に数多のサークルがあるのでとても全てを見て回ることはできず、見本誌エリアでざっと表紙と説明を見て気になったものをピックするという方法で選んだんだけど、絶対買い逃してる最高の本が無限にあるんだろうな…と口惜しい。
今回自分の本を作るのに必死すぎて、他の方々の作品の調べが薄かったのが反省点なので、今度出るとしたらもっと下調べを念密にしたいな〜〜。
そして撤収へ
閉場の1時間前くらいからちらほらと周囲のサークルさんたちも撤収を開始。我らも同じくらいのタイミングで撤収となりました。
準備から撤収まで本当にあっという間で、ずっと楽しくて幸せ気分でアドレナリン出まくっていました。
文フリ東京36は参加サークル数も過去最高、来場者数も初の一万人越え(!)と熱量がすごかった。
どのサークルさんも個性あふれており、交流も盛んに行われている様が楽しいお祭りだ!って感じで、参加できてよかったなぁとしみじみ感じました。
興奮冷めやらぬ打ち上げ
楽しさ&嬉しさの余韻を感じながら、腹ぺこを満たす為にお馴染み俺たちのロイヤルホストへなだれ込み山盛り飯を食いました。
よほどアドレナリンが出ていたのか、食べても食べても「まだいける…!」状態で自分が怖かった。注文も全然理性がきかず、食べたいものを思うがままに注文したため、前菜のムールフリットとメインのハンバーグ&ステーキでポテトかぶってるな。でもロイホのポテトが好きなので何ら問題ないですね。うまかった~~!
食べてる間も2人して「楽しかったね嬉しかったね」と言い合いまくり、余韻に浸る時間となりました。
購入品紹介
今回購入したのはこちら。
奥左:「Notebook Zine」(作者:Miraiさん)
奥中央:「me and youの日記文通 message in a bottle」(作者:竹中万季さん・野村由芽さん)
奥右:「だいすきかためのプリン7 東京再訪」(作者:小麦こむぎ子さん)
手前左・中央:「華のお暇」「華の休日」(作者:華さん)
手前右:TRISTAN CHARACYER JOURNAL(作者:Miraiさん)
もともとブログを愛読していて、今回絶対買うぞ!と決めていた「華の」シリーズ(と勝手に呼んでいる)が手に入って嬉しい。華さん(id:pink8er-hana)ご本人にご挨拶もできてうれしかったな~!
他にも、見本誌コーナーで見つけてぐっと来たもの、会場を回遊してるとき見つけたものなど出会いは様々ですが、どれも作者の熱意や手触りが感じられるものばかり。
この本、この人が作ったんだ!というのが分かるってなんか嬉しいもんなんだなぁと実感しました。大事にしすぎてまだすべてを読み切れてはいないんですが、少しずつじっくり楽しみたいなと思うばかり。
参加してみての感想
”楽しい&嬉しい”これに尽きる。
自分なりに心を込めて書いた文章が冊子として形になる喜びはもちろん、会場中がそういうモノづくりを楽しんでいるお祭りっぽい雰囲気が充満していて、その場にいるだけでワクワク楽しい気分になりました。
そして自分の作ったものを購入してくださる方がいるという嬉しさ…。もちろん嬉しいんだろうな~とは思ってはいましたが、想像以上だった。
ほとんどの方がTwitter経由で知ってくださったみたいで、「インターネット上の無数のつぶやきから私を見つけてくれて(?)わざわざ会場で私たちのスペースに来てくれて、作ったものを購入してくれる」という事実が信じられないくらい嬉しかったです。
改めて当日スペースに来てくださった皆様・参加表明後、折に触れて暖かい声援を送ってくださった皆様方にBIG THANK YOU!!を捧げたい。ほんと…あーた達ってスーパーカインドネスヒューマン…。
終了後はたくさん感想もいただけて、それも嬉しくて何度も何度も読み返してます。
ZINE作成&イベント参加はひとりじゃとてもじゃないけど達成できなかったと思うので、一緒に楽しい時間を過ごしてくれたあとり氏にも大感謝。
今回の個人誌で、書きたいなと思っていたことは全部書けたな~って思っていたんですが、あまりにも楽しかったからか当日イベント中から「次はこんなこと書きたいな、あんなふうに作りたいな」というワクワク気分&アイデアが満ち満ちて仕方なく、次の機会をぜひ作りたいな!と思いを深めた次第です。また何か進展があったらご報告します。
何かを作る、それが誰かに届くって楽しいなぁとつくづく感じた日々でした。
あ~またやりたいな~!
完!
おまけ
データミスでホロ加工できなかった…と思っていたステッカーですが、後日なぜか裏面が総ホロとなっていることが判明。どういうこと!?と大爆笑してしまいました。
当日お渡しできた方はぜひめくってみていただき、あそのまぬけ具合を感じていただけると幸い♪あたしって…ほんとバカ♪
▽ご案内
今回のイベントで出品した作品はすべてBOOTHにてデータ販売を実施しています。
ご興味ありましたら是非チェックしてみてください!