稼いだ金全部使うウーマン

賃金を燃やした炎で不確かな足元を照らす日々

ふたたびの富士山満喫旅

楽しかったことはリピートしていきたい派。しかもどんどん暖かくなり行楽シーズンまっただなかということで、去年の秋に最高に楽しかった山梨旅をリピしてきました。今回は母と一緒です。

前回同様、今回も新宿から山中湖駅まで電車で移動。

新宿から河口湖駅まで一本で行ける特急富士回遊に乗りたかったんですが、2週間前時点で指定席完売。前回は前日手配でOKだったので完璧油断していました…旅は早め早めの準備が大事だと再認識。カーチャンごめんな…。

反省しつつ、せめて観光っぽさを感じる移動にしたいと思い特急かいじ大月駅まで出たのち富士山ビュー特急に乗ることに。


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クラシックな赤色がイカした外装。ロゴや書式も可愛い~!

この特急は1号車が特別車両でラウンジみたいになっているんですが、こちらも2週間前には完売していたので通常の指定席となりました。いろいろ後手に回りがちな人生…


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しかし普通の指定席車両でも、ウッドテイストで良い感じの内装でテンションが上がる!こういう車両のるだけで旅行気分が高まって嬉しい。f:id:aso414:20230418172454j:image

車窓からしっかり富士山が見えてテンション爆上げ。

ちなみに左右どちらに乗ってもどこかのタイミングでしっかり見れるGOODルート採用電車。河口湖駅までは45分程度なんですが、富士山が見える度乗客が「おお~!」って盛り上がるので車中の一体感があっていい。

新緑が美しく、富士山が見えないタイミングでも車窓を眺めていたらあっという間に河口湖駅に到着しました。

この日は日曜日だったので、観光地は混みそうだな~と思って駅からタクシーで即宿へ。今回もふふ河口湖泊です。ただチェックインは15時からなので、荷物を預けて周辺を散策することに。

まずは宿のすぐそばにある久保田一竹美術館へ


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前回泊まった時、この謎の門構えに「何…?」と興味を惹かれていたものの時間的にチェックできなかったのでわくわく。

久保田一竹は大正生まれの染色家で、辻ヶ花と呼ばれる絞り染め技法を復活させたことで世界的にも高い評価を受けているそう。

本館にはたくさんの着物作品が展示されていて、どれもものすごい派手で意匠の凝った作品ばかり。作品は撮影NGだったので写真がないのですが、どれもこれも「紅白のトリじゃん」と思わずつぶやいてしまうインパクト。なんだろう、技術もすごいがどこか任侠みも感じるアクもあり「強い…」としか言えない。

着物作品ではあるもののどこか現代アート感があるというか、芸術は爆発だ精神が満ち満ちていて見ていてすごく興味深かったです。

そしてこの美術館なんといっても敷地内が凄かった。


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ガウディぽさもあるし、カンボジアぽさもある…でもたまにギリシャ神殿的なアーチがあったりして、ほんのちょっと何かの塩梅が狂ったら地方のラブホテル的な珍妙さになりそうなもんですが、絶妙なバランス感で「雰囲気があって素敵」に収まっている。「すごい…よくわからんけどすごい…」となりました。一竹、あんたすごいよ。


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どこもかしこも意匠が凄くて散策が捗ります。右のかざり、ただの丸かと思ったら亀でぎょっとした。亀は万年、こりゃ縁起がええな~


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庭も広い。結婚式の前撮りをしてるカップルがいるような日本庭園が続くかと思ったら一番奥には突如普賢菩薩が佇むムーディすぎる洞窟があったりと、濃い…実に濃い。

一竹の濃さに圧倒された後は5分ほど歩いて河口湖湖畔へ。

河口湖湖畔はぐるっと綺麗に整備された遊歩道があるので、ぶらぶらしつつ富士山をじっくり堪能できて最高。

河口湖から臨む富士山、何度見ても最高の景色。

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綺麗な山すぎるだろ、富士山。

キッチンカーが来ていたので、焼きそばなどのスナックを買って腹ごなししたりしつつ散策を続けていたところ、湖畔を横切る遊覧モーターボートを見つけ、あんまりの天気のよさに興が乗った我々は乗ることに。

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いくつかルートがあり、廻れる場所の数によって価格が変わるんですが、料金表見てたらどこからともなく関係者のおじじが現れ3,000円も値下げしてくれてワロてしまいました。思い切りのいい下げ率だな。

まぁ多分元々の値段設定を高くしていて値下げありきにしてるんだろうが、このおじじがべらぼうにコミュ力が高いため「いやぁ得したな♪」と素直に思えるので問題ない。おじじは私たちの後も次から次へと客引きを成功させていた。リタイヤ前は敏腕営業マンだったのか…?

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モーターボートは貸し切りで、湖畔をぐるーっと一周してくれるのでいろんな角度で富士山を楽しめて最高。水面に近いのも嬉しいね、しかし富士山って青が似合うな、もしやブルベ?(は?)

すそ野までうわーって広がって見えるのがまたきれいだよねぇといっていたら「周辺にも山はあったんでしょうが、全部富士山の噴火でやられちゃったんでしょうね♪」と教えてもらい、富士山が活火山であるという事実を思い出して物理的なpowerにややゾっとしたりもしました。美しいけど怖い山なんだな…


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河口湖の真ん中に浮かぶうの島(写真左)ここは基本的には人は立ち入らず、年に一度のお祭りの時も手漕ぎ船で渡るそう。写真ではとれなかったけど、参道の奥に鳥居が見えてすごく神秘的で素敵でした。神様いそうだなぁ~

ボートは河口湖大橋を超えるあたりまで回ってくれます(写真右)大橋、前回あとり氏と歩いたな~!その時大橋から河口湖の遊覧船が見えてそれがとても気持ちよさそうだったので、次回来るときは母を遊覧船にのせてやろう!と思っていたのです。

遊覧船ではなくボートになったけど、よりいろんな場所をまわれてよかったな。遊覧船では水位が低くて行けないようなところにも行けるし、景観が特にいいところでは都度都度ボートを止めて写真を撮ってくれるので、ここでたくさん母との写真が撮れてうれしかった。

大体30分くらい楽しんで遊覧は終了。大満足~~!!

ちょうど15時過ぎたので、宿に戻ってチェックインを済ませてお部屋でのんびりモードへ。

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今回も部屋最高大感謝。

富士山を眺めつつ、部屋にあるサービスドリンクを楽しみながらもチルタイム。

大浴場に行ったり、ちょっとうとうとしたりしたらあっという間に18時になったので夕ご飯へGO。


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卯月コース。季節だってことでたくさんタケノコが出てきて嬉しかった~

そしてなんか前回より断然美味しかったな、シェフ変わった?てくらいに…。前回泊まった時、景観も接客も朝食も全部いいけど、あえていうなら夕飯だけはまぁ普通だなとか思っていたので今回ケチつけるところがなくなって悔しみすらある。(何様?)

お腹いっぱいになりつつも、食後はバーのテラスで焚火を見ながらコーヒータイム。


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薪の音最高~~~!!

前回はお腹の調子がイマイチだったのパスした罪の食事ことスモアも満喫して、幸せいっぱいになりました。あとこの時、燃える炎をみながらボーっとしていたら母が唐突に「たいおうがさぁ…」と言い出して「たいおう?」「泰の王」「ああ驍宗様のことね(注:小野不由美作 小説「十二国記」のキャラクター。焚火の炎に例えられたことがある)」となったんですが、前段なしで唐突に驍宗様の話し始めるの面白すぎてウケちゃいました。このあと30分くらいずっと十二国記の良さを母娘で語り続けてしまった。

部屋に戻った後はまたお風呂入ったりお茶飲んだり、COACHELLAのBLACKPINKステージのアーカイブを見てブチ上がったりしつつ12時頃に就寝。

朝日見ようね!と誓い合い、わざわざ日の出の時間まで調べてアラームをセットするも起きたらすっかり陽は登っていた…

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前回もこんなんだった気がするな…。でもこのタイミングもやうやう白くなる山際だ~ってかんじで見飽きることない美しさです。


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朝ごはん♪前回と同じラインナップだと思います。安定の美味さだ…。朝から美味しいものをたくさん食べるのって最高だな~~~!

この時、母とGLP-1とかを使ったメディカルダイエットと称するものってどうなのという話をしていて、仕組みが分からんけどなんかやばそうと思っていたものの仕組みがわかって改めてやばすぎて草ってなりました。かっこいい肉体は喉から手が出るほど欲しいがやはりショートカットなどないんだな…あたしゃ地道にやるよ…という決意を固めました。といいながらこの量の朝食を完食したので地道にすらやれていないのかもしれないが…?

今回レイトチェックアウトにできたので、12時まで部屋でのんびり。朝をしっかり食べたからかあまりお腹がすいてなかったのでランチはパスし、やはりここは外せないよねということで

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いま再びのカチカチ山。

この日もロープウェイは大人気で40分くらいは並びました。前回来た時もたくさんいたけど、今回は9割は外国人観光客だったかな。訪日観光客戻ってきてるな~!嬉しいことです。


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このロープウェイ、たぬきとうさぎで2機あるんですが、今回は勝ち馬ならぬ勝ちウサギに乗れて幸先良しです。

そしてロープウェイ降りて即この景色よ。

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相変わらずの絶景、ありがたい。

この日も快晴で、山の上なのに汗ばむほどに暖かかったです。富士山、昨日も今朝もずっと見てるのに何度見ても嬉しくなっちゃうから不思議だ…

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安定の富士山を背にした犯行現場再現オブジェたち。このたぬき、着火されてるとも知らずきょるんってしてて草でしかないな。

前回来た時面白かったブランコにも乗りたいな~と思ったものの、長蛇の列だったので断念。見晴台などを楽しみ、ひとしきり散策したのちそろそろ小腹が減ってきたので狸茶屋でみたらし団子とソフトクリームを購入してブレイクタイムです。


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↑(左)ちゃんと富士山の焼き印が押してあって可愛い。でかくて食べで有(右)季節のソフトクリーム(ミックス)今回は苺。濃厚でうまい~~

どっちも美味しかったなぁ~景観がいいところでつまむカロリー、最高。

母に、あとり氏の名言「ソフトクリームを食べるべきはその時が来たらわかる」説を教えたところ「じゃぁ今ってことだ」と即理解しててウケました。

数は少ないながらまだ咲いている桜もあって図らずもお花見気分も味わえました。青空と桜、いいもんですね。

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なんだかんだで山頂に一時間くらいいたんですが、前回気づかなかった面白みを見つけられたりもして大満喫。


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↑(左)わかる。(中央)投げやりな副店長。(右)太宰版小説カチカチ山の内容がキショすぎて戦慄を受ける。
その後ロープウェイで下山したのち、歩いて河口湖駅へ。途中ものすごい立派な枝垂桜があって思わず寄り道。

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↑ものすごいボリューム。他の桜はほぼ散っていたのにここだけ満開でした。

その後も15分ほど歩いて駅着。もう少し観光してもいいかなと思いつつも、翌日お互い仕事が早いこともあり15時頃に河口湖を出ることに。

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↑相変わらず最高の景色を背負った駅ですね。

富士急行線大月駅まで。17駅あるのでけっこう長かった。やはり特急のチケットを早めに抑えるのは大事だな…ここらへんの仕切りの悪さは今回の反省点です。


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↑トーマスラッピングトレインでした。富士急行線、ラッピングトレインビジネスの達人だな

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↑窓から富士山が見える♪

大月駅特急かいじに乗り換えて18時前には新宿で解散となりました。

総括:快晴の旅は最高。

前回母と旅行した京都はお天気がイマイチだったので、今回は快晴になって本当によかった。雨でも楽しいけど、晴れだとやはり行動に制限が全くないのがありがたい。

富士山ラブの母がとても楽しんでくれたみたいで、始終ニコニコしてるのをみて私も嬉しい限り。あとそんなに間をおかずの再訪だったので、私はアテンドメインで前回ほどは楽しめないかもなぁとか思っていましたがそんなこと全くなく大満喫できて自分でも驚くほどでした。

同じ景色でも季節が違うと見え方が違うし、一度全体像がわかってる分細かなところにも目が向いたりしてとても良かったな。母も私もお互い4月が誕生日なので、よきお祝い贅沢旅となりました。

旅行楽しいなぁ、今度はどこに行こうかな。

完!

 

 

▽前回の山梨旅記録

aso414.hatenablog.com