先日、夫と草津温泉へ週末旅行をしてきました。
実は初めての草津だったんですが、温泉旅の良さがぐっと詰まった素敵プレイスで大好きになりました。そんな旅記録です。
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東京から草津へは三時間半くらいかかる。我が家は車を持っていないので、レンタカーで出発。私は運転免許があるものの、取得から一度もハンドルを握ったことがないウルトラペーパードライバーなので運転は全て夫です。ありがたい。
この日はスナック菓子を解禁していたので、車中でプリングルズなどをつまみつつ…たまにPAでトイレ休憩する以外は寄り道もせず草津へまっしぐら。雪がちらほら残っているものの、お天気は快晴というグッドコンディションに思わずにんまり。


14時前に到着しました。
硫黄の香りがする〜!温泉街だ〜!!
伊香保に行った時も思いましたが街中にいきなり温泉が噴き出てる様、すごい。石油がわいてるのと同じ凄さがあると思う。
土日だからというのもあると思いますが、かなり人出が多くて活気のある温泉街だな~とびっくりしてしまう。あと若い子が多いな~というのも印象で、サ活ブームの波及で温泉も流行ってるのかな?と思ったりなどしました。
とりあえず宿に荷物を置いて、18時からの夜ご飯までメイン通りを散策に出発。
今回の宿は夫が学生時代に来て良かったという【公式】喜びの宿 高松です。結構古いものの、和室は広々でとってもリラックスできました。スタッフさんもみんな親切だった。
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まずはお昼しっかりしたものを食べておらずはらぺこだったので、インスタでサクッと調べて目についたcafeわとわでギルティなクレープを食しました。
夫に「ほんとにいいの?脂質のかたまりだよ?」と煽られながらもかぶりつくクレープの美味さよ…
↑トッポばりに最後までクリームがたっぷり。誠実な日本クレープだ!
クレープ食べながら、熱乃湯でやっている「湯もみと踊り」ショーを見るためにチケット売り場に並びます。人気があるので列が出来ていますが、30分ごと開催なので回転は速いので問題ない。
↑熱乃湯、クラシックな外観が可愛い。


建物に入ると雰囲気のある吹き抜け空間があり、すごいこなれた女性スタッフさんの仕切りでつつがなく湯もみショーが始まります。
この司会のスタッフさん、ものすごい自然に仕切っており、客いじりも完璧。こなれてるわ~と老舗温泉街の強さに感じ入ってしまいました。客あしらいがうまい接客従事者の様だいすき、リスペクトしちゃう。
高温な源泉を、効能を薄めずに冷ます方法として確立されている「湯もみ」
知ってはいたけど、かの有名な草津節を謡いながら混ぜていくさまは風情も迫力もあってとても楽しかったです。中腰で混ぜるのキツそう…。
あと、ここで謡われている「草津節」のメロディがやけに耳に残り、この後草津にグッとくるたび「草津~よいとこ~一度はおいで~♪」と口ずさんでしまうようになった。夫は草津節の合いの手「チョイナチョイナ」が気に入ったらしく、私が「♪草津~(略)」とうたい、夫がギャル男音程で「チョイナチョイナァ!↑↑」と掛け合うのがお決まりのくだりになるという謎ブームが起き、今現在も「草津」を任意の言葉に変えてこの謎ブームは継続しているんですが、まじでどうでもいい情報だね。
茶摘み歌もだけど、こういう作業するときに謡われている曲の節回しとかって口ずさみやすいし流れも心地よくてなんか好きなんだよな~。
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草津にはもらい湯の精神の元、観光客が利用できる共同浴場が現在3か所あります。もともとは19か所あったらしいですが、観光客のマナーが悪すぎて今観光客に開放されているのは3か所らしい。お恥ずかしすぎる理由だな。
夫は学生時代に草津に来たことがあり、その時は全浴場使用OKだったらしいので「俺たちのせいだったのか…」と責任を感じていた。お前…大暴れしたんか…?


利用したのは3か所の内「地蔵の湯」と「白幡の湯」
どちらもかなり古いですが、綺麗にメンテナンスされていて大切に扱われてるんだなぁというのがうかがえます。これ以上観光客がご迷惑をかけてはいけない…とものすごく行儀よく使うぞマインドが高まる。
しかしなんといっても最高の泉質よ。ちょっとピリつくような強酸性の泉質はつかればつかるほど肌が滑らかになっていくようです。かなり熱めのお湯もガッと体を温めてくれる感じが心地よい~。熱めのお湯って長湯できないのも回転を早くなって混み過ぎないのでいいかもしれない。私はもともとあまり長湯をしないタイプなのもありますが、滞在時間は15分くらいではないだろうか。それでも芯からポッカポカになる。最高。
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ぽかぽかになった後はクールダウンにナカヨシ堂でソフトクリームを食します。
レトロモダンなたたずまいが可愛い。お味もミルクが濃くてとっても美味しかった~!
ぽかぽかな身体に冷たくて甘いものを入れる喜び…。この時、幸福度数が爆上がりして思わず草津節をうたっちゃったよね。チョイナチョイナァ↑↑
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その後はメイン通りの奥の高台にある光泉寺へ参拝。



結構急な階段を上るんですが、登りきると湯畑が見えて草津温泉街を一望できる感じで気持ちがいい。お寺や神社が少し高いところにあるのって好きです。参拝していて気持ちがいいし、街を見守ってる感があってなんか嬉しいから。
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夫が階段で膝にダメージを受けた為、足湯でまたほっこり。
↑熱めの足湯、最高~!ブルベ(夫)とイエベ(私)のスキントーンの違いが分かりやすいね…
陽も落ちかけてすこし肌寒くなっていたので、足元がぽかぽかしてくる足湯最高でした。ここでもすこしピリッとする感じと熱めのお湯は健在。お湯から足を出すとつかっていたところがきれいに赤くなっていておもしろい。
出張先で足湯につかりながら仕事をしたことがあるという話をしたら、夫も経験があるらしく「サラリーマン足湯しながら仕事しがち説」が確立した。お湯に落としたら終わりなので全国のサラリーマンたち気をつけようね…
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その後宿に戻って夕飯です。何種類かの選べるコースの中から、私たちはすき焼きコースをチョイス。



旅館特有の食べきれないほど出てくる食事大好き~~~!!
食べきれないとか書いたけどまぁ食べちゃうんだけどネ…自分が怖い…ひたすらに…。
別にすごく凝っているような食事ではないんですが、この温泉宿で出される定型のご馳走ってすごく好き。おもてなしって感じがするからかな~子供のころの国内旅行を思い出すからかもしれないな。
うめぇうめぇと言いながら爆速で食べたのちはブレイクタイム。
お腹いっぱいだな~と思いながら部屋でダラダラする時間大好きです。ライトアップされた湯畑見に行こうか~とか言いつつもお互い全く立ち上がる気が起きず、なんとなくその予定は流れたんですが、このゆるさ、これもまたヨシ…。
しばらくのんびりしたのちは、貸し切り風呂に入ってみたり、大浴場に行ってみたりとここでも思う存分温泉を楽しみ、23時頃に就寝。家にいる時より早い。
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7時ごろに起床。朝風呂いったのちに朝ごはんへ。
↑理性をかき集めたがやや誘惑に負けてる私と欲望のままに盛ってる夫(奥)
スタンダードな旅館ブッフェの朝ごはん好き~~~!
味が濃くて飯が進みますね…。私はこういうブッフェにおいて、この体に悪そうなスクランブルエッグと冷凍焼売にあらがえたためしがない。
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その後、チェックアウトまで時間もあったので腹ごなしがてらまたメイン通りを散策。
坂が多いので負荷はあるものの、ちょっとした看板とかが可愛くて歩いていてとても楽しい。



↑(左)湯もみしている足元標識(?)可愛い。(中央)軽井沢・草津・日光という並びの”強さ”…。三大クラシックジャパン観光地のたたずまいよ…(右)そこかしこに沸いているお湯。暖かくて手を洗うと気持ちいい~!



↑草津のマスコットキャラクターの「ゆもみちゃん」。安直だがしっくりくるデザインでなんか好きだったな…。様々な場所でゆもみちゃんを見かけるたび嬉しくて激写。マンホールになってるのが特にお気に入り♪
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そんなこんなしてるうちにチェックアウトの時間となり、11時ごろに草津を後にしました。滞在中、計8回も風呂に入ってしまった…まさに湯通し。子供の頃、体の弱い文豪とかが温泉療法しながら旅館に篭って執筆したみたいなことを読むたび「温泉浸かって何治すってんだ?」と疑問符を浮かべていたものですが、大人になった今、温泉療法の有用性が辛いほどにわかる。
私だって文豪になって温泉三昧したいよ…ッ
身体中がポカポカ温かいことで得られる健康作用をお前は知らないのだろうな…幼き頃の私よ…。
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草津を出発後、軽井沢方面へ。
途中、白根山があまりにも美しくて寄り道。
雪をかぶった山って本当に綺麗だな〜〜!山を見上げるときの清々しい気持ち、なんと表現していいか分からない。圧倒的山派です。
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2時間程走ったのち、軽井沢へ到着。アウトレットでお昼食べて買い物でもするか〜と思っていたんですが、全然心そそられるフードがなかったので少し車を走らせて安定の川上庵へ。
普段はうどん派なんですが、川上庵のくるみだれで頂く蕎麦は大好き♡
この時蕎麦を前にして撮られた写真が驚くほど満足感に満ち満ちていて、我ながら「美味しいご飯が食べれて良かったね…」と思わずにはいられません。


↑2時過ぎていたので10分くらいしか待たなかった。悩んだ末たのんだ牡蠣揚げがめっっちゃ美味い!(が、流石に揚げ物は優しきトレーナーにすら怒られた。ドンマイ)
腹ごなし後は憧れのツルヤ軽井沢店で買い物でフィニッシュ!と思っていたんですが軽井沢店まさかの臨時休業。なんでだよ…ッ!!
かなり楽しみにしていたので思わず無になったんですが、絶望のラインを送ったあとり氏に「チェーン店なんだから近場に他の店舗があるはず!」との有益アドバイスをもらい軽井沢から少し走らせて御代田店へ。無事念願のツルヤ体験をしました。


念願。
これが噂のツルヤプライベートブランドの品揃え…!!迫力あるわ〜!
はじめは「ふ〜ん」みたいなテンションだった夫も、ふと気づくとカートを持ってきて本気(マジ)モードになっていてウケた。わかるぞ、この品揃えは燃える…。
わざわざ来た&車があるという慢心が我らの購買欲を掻き立てまくり…
結果です。
瓶モノとかも惜しまず買えるのは車の強みですね。しかもなんか途中「悩んだらどっちも買お」という謎ルールが確立し、どんどんカゴに入れてしまった。結構な値段を支払ったのち「なぜ私たちはこんなに買ったんだ…?あんなに家狭いのに…」と賢者モードにすらなった。
でも本当に楽しくて来てよかったな〜!と大満足ではありました。悩んで買わなかったものもあるのでまた来なければ…!
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ホクホク気分でツルヤを後にし、東京へ出発。しかし日曜の東京方面への高速は混みに混みまくっていて、結局4時間以上かけて帰るという長丁場になってしまいつつも21時すぎに無事帰宅しました。
初めて行った草津、まさに古き良き日本の温泉街といった感じでとてもとても楽しかったです。街全体が資産である温泉を大切に守っているような雰囲気があって良かったな。そして何より泉質が素晴らしい…またあの浸かればつかるほどスベスベになる湯に入りたい…!
車がないとなかなか行けない場所にあるのがネックですが、また行きたいなーと思ってます。
ほんと温泉って最高だね♫チョイナチョイナァ↑↑
完!
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おまけ
今回の旅の戦利品たち。
9割ツルヤです。食べられてないものもありますが、食べたものの備忘録を続けます。
おやき:どの味も美味しくて全種類買えば良かった…と後悔している。
りんごかりんとう:甘酸っぱさが最高の塩梅で爆速で食べ尽くしてしまった。あと3袋くらい買えば良かった…
ドライフルーツ:しっとりして美味い。生姜はかなり本気の辛味があって嬉しくなってしまった。
食物繊維ミックス:ナッツとドライフルーツの塩梅が最高!小分け包装なのも嬉しい。これももっと買えば良かったよ〜
しいたけ:なぜあえて?と思われるかもしれないが母が身厚で美味しかった!と激推ししていたので…そしてほんとに美味しかった。このぷりぷり感、ほぼアワビと評しても差し支えあるまい(※舌の愚鈍な個人の感想です)
ハニーナッツ:これもめっちゃあたりでした。ナッツとハチミツのバランスが最高〜!オイコスに入れて朝ごはんの鉄板となってます。