秋ですね~今年の秋はなんだか暖かい気がするんですが、去年もこんなんだったかな?もはや1年前の記憶が薄い。こうやって諸々のことを忘れていくのか…と思うとぞっとしますね。まぁその分辛いこととかも忘れていけるのでいいっちゃいいのかもしれない。
10月は仕事がややバタバタしたことと、緊急事態宣言解除でぽつぽつ友人との会合が再開したこともありエンタメ接種は薄口でした。
■映像系
「ザ・ギルティ」
おもしろいよ~というのをTwitterランドでみかけたので(そんなんばっか)見てみました。緊急ダイヤルのオペレーターが、ひょんなことで気づいた誘拐事件に音声指示だけで立ち向かう(?)サスペンス。
正義感(&もてあます職業スキル)をフル発揮して事件解決に挑む主人公の、相手への語り掛けが自分への語り掛けとして返ってくる構成や、それらを踏まえ最後に視聴者が察する主人公の過去。っていうのがいいアハ体験でした。深淵をのぞき込むときじゃん~!ってなりました。しかし出ずっぱりでそのすべてを体現したジェイク・ギレンホール、演技ウマ太郎すぎ。
■書籍系
相変わらずのたかぎなおこエッセイらぶです。
作者の結婚から妊娠出産、初期育児までのすべてをエッセイで追ってるがゆえに、まじでむうちゃん(子供)をイマジナリー姪っ子ぐらいに感じており、どんどん大きくなる様には感慨深さしかない。いやどこ目線?
たかぎなおこの、日々の生活を優しくにぎやかに楽しく書くさまが大好きなのでこれからもおっていきたいなと感じる次第です。
なんかのWEBコラムで「現代版細雪」と書かれていて興味を惹かれて読みました。谷崎読んだことないんですけどねワハハ。
登場人物の皆大人なんだけど少し浮世離れした感じがあるところがいい雰囲気を出していた気がする。皆それぞれ色々考えたりしてるけど日々の流れにぷかぷか浮きながら流されている感じ、でも決して自暴自棄じゃないところが好きだな〜と思って読みました。あと同性が共同体を作っている話が好きだな、と思ったりもした。
日出処の天子、名作なことは知っていたんですがタイミングがなく未読だったので、ついに電子書籍解禁だー!という報を受けてそそくさと読みました。
山岸涼子作品をちゃんと読んだのは初めてなんですが、めちゃくちゃ絵が美しくてびっくりしてしまった。そして話も容赦がなく、残酷な御伽噺を読んでいる気分でした。読む前は王子が魔性の魅力でえみしをメロメロにして翻弄する話だと思っていたんですが、想像の1,000倍は王子もえみしのことが好きでびっくりした。王子はえみしとだったらもっと凄いことができる!と言っていたけど、私はなんとなくあの思いが成就したら王子の超人的な能力は失われるんじゃないかなーと感じていたので、王子を天女的なものとして捉えていたんだと思います。なんにせよ叶わない恋に傷つく完璧なひとというのは美しいものだな、とか思いながら読みました。
Twitterで見ていたんですが、すわおけパ中島顔出しか!?のトレンドが出た時になんかまとめて読みたくなりコミックス購入しました。まとめて読むとまた良いね~。
このシリーズ、クソでか感情を持て余した同人女たちがみんな創作へパッションをぶつけることでそのクソでか感情を昇華させていく様がスポ根すぎて好き。
地味に追い続けている来世ではシリーズ。
この巻は色々な人間関係が動き出していてわくわくしました。そしてそれらがどれも上手くいきそうでいかなかったりする感じがいい塩梅だなーと楽しく読める。日常は小さな決断と、ささやかなエラーの積み重ねだよなということを思ったりなどしました。皆頑張って生きてて偉い…
こんな感じでした!
振り返ると漫画が多いな。サクサク摂取したい気分だったんですね。11月も自分の気の向くままにエンタメ摂取に励もうと思います。完!