稼いだ金全部使うウーマン

賃金を燃やした炎で不確かな足元を照らす日々

8月のエンタメ消費

もう9月とかまじ?とか思っていたらあっという間に涼しくなってきて衝撃を受けています。夏ってもっとなかなか帰らないバーの客みたいにグズグズ引きずるイメージだったんですが、今年の夏は要件を済ませたらサクッと帰る敏腕営業みたいで好感が持てますね(何の話?)雨が多いけど…

夏休みも込々の8月のエンタメ消費、今思い返すとこれらを摂取していたころ、暑かったな~~~~

 

■映像系


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Mine(5-13話)

先月に引き続き見てます。どんどん女たちが連帯していって胸熱。やはり舐めた真似してきたやつには1番センセーショナルに恨みを見せつける形で宣戦布告をするくらいの気概を持ちたいなと強く思った次第です(ワンピース子供部屋飾り事件の話です)

あともう少しで完結なので引き続き楽しみたい所存。

 


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映画「ジャングル・クルーズ」

夫氏が絶対見たい!と熱く推すのでみました。久々に映画館に行ってわくわくしてうっかりポップコーンまで買った(はしゃぎすぎ)

ディズニーランドの人気アトラクション、ジャングルクルーズの映画化です。

私はあまりディズニーランドへの知見がないので「ほ~」って感じで見たんですが、ディズニーランドLOVEの夫氏は「映像の再現度は高かったな!」とウエメセ感想を言っておりました。しかし話としてはなんか色々散らかってた気もする。まぁロック様がチャーミングでよかったと思います(薄い感想で恐縮)ジェンダーに対するアップデートも試みられてる感じもしまして、こういうディズニー娯楽大作で様々な示唆がされるの、定番になってきたな。素敵な傾向だと思います。

 


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ABEMAオリジナル「GX-伝説のキャバ嬢が女の子を大改革- -」

私は美貌と才覚ですべてを手に入れる女フェチなので、夜の蝶たるキャバ嬢やホステスさんを追っかけるのが好きなんですよ。キャバ嬢として天下を取ったTOP3人(番組ではミューズと称される)が色々なバックグラウンドを持つガールたちをプロデュースするというABEMAオリジナル番組です。

ミューズそれぞれ個性があり、物事の伝え方、モチベーションへのアプローチ方法に個性が出てて面白かったです。一番昼職歴の長い愛沢えみりちゃんがさすが一番バランスよくやってたなという印象。人を奮い立たせるって難しいね…そして相性ってあるね…と中堅社会人としては意外に様々な学びがあった。お風呂時間とかに見るのにちょうど良いよ。

 


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チャーリーズ・エンジェル

Amazon primeで解禁されたのを発見して意気揚々と視聴。思えばこれがコロナ前最後に劇場で見た映画だったな…。2度目見てもやはり最高、イカした女しか出てこない最高なテンアゲガールズムービーです。女の子は何にでもなれる、なんだって出来る、どこへでも行ける!という製作者からのバチバチのメッセージ、受信してアゲにならないはずがないのであった。エンジェル3人、みんなかっこよく可愛く、揃う事でよりパワーアップするというパーフェクトバランス。キャスティング担当者には喝采を捧げたい…。元気なくなったらまた見ようと思う、カンフル剤みたいな映画です。

 

■書籍

連載で追っていたんですが、巻末の田嶋陽子とのスペシャル対談を読みたくて購入しました。作者の過去の間違いや偏見、アウトな言動を隠さず学んでいく様が好き。巻末の対談もすごくよかった、フェミニストを堂々と名乗っていくぞ!という熱い気持ちになりました。

 

実はエッセイしか読んだことのなかった川上未映子作品。1番気になってたこの夏物語が文庫化されるタイミングで川上未映子作品デビュー。

全編通して、夏の終わりの息苦しい切なさみたいな空気が漂っていて切なくなる。音楽をやってきた人の書く文章だな、と凄く思いました。川上未映子の弱者や女性への柔らかい感性と寄り添う視線が好きだなぁと思います。

 

全巻Kindle Unlimitedに出ていたので鼻息荒くすべて読みました。

一時めちゃくちゃ広告打ってましたよね。当時広告を見ながら「どういう世界観…?」って困惑してたんですが、全巻読んだ今も「いやどういう世界観だってばよ…?」と思わずNARUTOになってしまうってばよ。これは世紀の迷作なのでみんなに読んで欲しい。嫁姑のドロドロ話と見せかけて激アツシスターフッド展開with BLEACH、こいつ何言ってんの?って思うだろうけどほんとこれだから。面白かったんですけど、作者と編集がどういうテンションと打ち合わせでこれを作り出したのか気になりすぎる。

 

女の園の星が好きなので作者の過去作品も嗜んでみました。このゆるさとキャラ萌えの完璧なバランス感は初期作から確立していたんだな…と震えた。ハートウォーミングオチもよかった。

三十路になりだいぶ我が邪気眼も落ち着いてきましたが、この厨二な世界観がたまらなく必要になることがあるんですよ。吉乃には今後霧島をよりめちゃくちゃ夢中にさせて、最終的に別に心を通わせたりせず普通にフってほしい。

 

三十路に必要な厨二要素part2

ええ感じにドロドロしてきたので早よ続きが読みたい。明日カノもですが、キャバクラ(や風俗)とホストがコインの裏表的に描写されるの面白いね。

7月に引き続き、親孝行…したい!(したい!)というムーブが強まっており、それに伴い親子の関係を書く話に興味がわいてきたので評判がいいこれを。父と亡くなった母との関係をすごくちょうどいい温度感で描いていて好きだった。

他のジェーン・スー作品とはやや雰囲気が違い、少し対象から距離をとるような、でもとりきれないでいるような人間味が折々に感じられてよかったです。あと想像の三倍以上、上質かつ丁寧な暮らしが描かれていて「スーさんって育ちがええんやなぁ~」というリテラシー激低感想をもったりもした。

 

フォロワーさんが読んでいて、気になったので購入。

山内マリコが色々な雑誌にかいた短編や掌編、エッセイなどがまとまった作品集でどれも一貫して女性が生きていくことへのエールに溢れていて、作者の頑張っていこうな!!っていうメッセージが伝わってくる感じが好きでした。「一九八九年から来た女」が特に好き。

あと、この表紙の絵がすご~~~く好きで、ググッて画像をDLし今携帯の壁紙にしている。

 

こんな感じです。先月に引き続き女性作者や主人公の作品が多いね。エッセイが多かったので、9月は小説強化にしようかな〜とか思いつつ、エッセイは隙間時間に読めて良いんだよな。まぁ引き続き好きなように好きなものを摂取していこうと思います!完!